消費者として「食材偽装」は、決して許してはいけない問題だけども、
「食材偽装」みたいな問題は、何処にでも潜んでいるので、「表示」を
無条件に信用してはいけない・・・諦めましょう、と言う話でした。
大いなる矛盾なんですけれど、これが現状です。決してこの問題は
未来永劫、無くなることはありません。
だから、信用しなければいいんです。期待しなければいいんです。
例えば、立派なホテルに食事に行くとするじゃないですか。
建物は立派だし、従業員もしっかり教育されて(るはず)、対応も気持ちが
いいし、調度品にもお金が掛かっていて・・・非日常の空間ですよね。
レストランに入れば、豪華な内装に素晴らしい料理の数々・・・。
ちょっとワインなんか飲みながら、至福のひと時。
そんな時に、「あ、このソースはデミグラス缶つかっているな」とか、
「このデザートのケーキ、本体は冷凍だな。デコレーションは立派だけど・・・」
とか、考えながら食事しても、楽しくないでしょ?
それはそれ・・・このひと時、非日常の世界を演出した空間で食事をしていて、
そんな野暮な事考えても仕方ないですよね。
だからこそ、半分は諦めましょう!
その雰囲気もコミコミです。料理の本当の意味での「質」だけを求めては
いけません。その豪華な雰囲気もコミコミで気楽に楽しめばいいんです。
まさかファミレスなど、安い値段で食べられる所に行ってまさか「質」など
求めないですよね?
たとえば「国産牛使用のハンバーグステーキ」なんてメニューごがあります。
この「国産牛」のくだり、信用しています?国産牛を100%使っているって。
だいたいハンバーグを国産牛使用とメニューで謳うためには、全体の
80%が国産牛であれば、問題が無いわけです。
その他20%は外国産でもOKなんです・・・知ってました?
これだけでも「?」が付く所、いったい誰が「よし、80%は使用してるな。
問題なし!」って、判断するのですか?国の役人が抜き打ちでやって来て、
調べるんですか?・・・結局、その店の良心に任せているのと、同じですよね。
「原価を下げるために国産を20%にしてやれ。」と、勝手に変えられても
我々には判断付かないですよ。
ワタシだったら「国産牛使用のハンバーグステーキ」なんて書いてても、半分
しか信用しないです。だから頼まない。まだオーストラリア産100%と
書いてる方が、安心できますね・・・エサの抗生物質や肉骨粉を考えても。
というより、ミンチ物は基本的に全く信用してないので、頼まないです。
ある知り合いのコックさんから聞いた話ですが・・・。
「ハンバーグとか頼まない方がいいよ。腐りかけの肉など、平気で使ってるよ。
ミンチにしてしまえば、皆同じだって習ったもの・・・怖いよ、ハンバーグは。」
と、言われた事がありました。くず肉、腐りかけの肉はミンチにして使いきり
ましょう・・・業界の常識らしいですよ・・・怖いですね。
それに加えて添加物も、使いたい放題ですしね。
週末は家族で「○ク○ナ○ド」なんて、危険な事やってませんか?
たぶん、想像をはるかに超えたレベルの恐怖が、待ち受けているはずです。
ミンチ物は、よほど信用できる所以外で食べるのは、避けるのが懸命です。
さて、ワタシの見聞きしてきた裏事情で、今問題になっている「食材偽装」
と、それと同様の「偽装」について書いてきました。
何度も言っていますが、そんなひどい所ばかりではないですよ。
でも、まともに「偽装」もなくやってる所が少ないのも事実です。
「騙される奴が悪い」という業界です。
でもそれが大きな経済を支えているおおきな柱のうちの一つである事は、
無視できない現実です。
それを踏まえて、我々消費者は賢明であるべきでしょう。
嫌な言い方ですが、知ってる者だけが助かるのです。
これも繰り返し言っていますが・・・。
情報は手に入ります・・・この日本国では。
「騙される奴が悪い」・・・なんて言わせないようにしましょう。
「お前らの魂胆など、まるっとお見通しだ!」と言える、賢い消費者に
なってやろうじゃあーりませんか。
そのお役に少しでも立てるように、日々精進していきます。
これからも、まんまる堂をご贔屓に~・・・なんてね。