閑話休題、ちょっと軽めのお話を・・・。
「食事が変わるとどうなる?人体実験の有様」と称して家族で
現在も引き続き行われている食の「実験」の途中報告です。
とある日の午後・・・。
仕事の間の休憩中に家に帰ったら、中学1年の上の息子が、
「いやー、今日お好み焼きみたいな奴作ったんだけど・・・。」
と、話しかけてきました・・・すこし説明が必要でしょう。
自営業などやっていると、子供たちが休みの日でも母親も働かなければ
やっていけません。(ウチだけかもしれませんが・・・。)
昼ご飯を用意してから、お店に向かいます。
すると、この頃料理を作る事に目覚めた上の息子が
「お!オレが作ろうか?」ってな事を言ってきくるので、彼女はついつい甘えて
「エーそう?じゃお願い♪。」と、ホットプレートで焼くだけで出来る小麦粉料理を
用意して、「味付けは自由にしていいよ」みたいな昼食が多くなってきました。
その昼食の流れで「いやー、今日お好み焼きみたいな奴作ったんだけど。」
と、少し興奮気味にワタクシに話しかけてきます。
「最初、塩や醤油で味付けしてたんだけど、あまり美味しくないんだよね。」、と。
「でも塩麹を入れてみたら味が激変したんだよね。すごく美味しくなった。」
「いやホント、塩麹ってすごいね!」
と、大発見をしたかのように語ってくるじゃあーりませんか。
「中一の男の子が塩麹で味が激変って・・・そんな話、普通する?。」
と、内心ビックリしてしまいました。
別に味覚の英才教育などやってないのですが・・・(そんな時間も無い)
その後、テレビを見ていたらCMで・・・ご飯の上に生卵をかけてその上に
白い粉をパラパラと振りかけて、食べる・・・はじめて見るそのCMに思わず
「何じゃコレは!」とワタクシ、ビックリ仰天!!!
「こんなCMやってたんかー。ビックリしたー。でもこんなん見たら真似して
同じようにして食べる人、出てくるでー。ああーコワ!」と、誰に言うでもなく、
独り言のように呟いていると、それをなにげに聞いた息子が、
「そんなのかけて食べるよりも、塩麹の方が100倍美味しいのにねー。」
普通におっしゃってました・・・チャン・チャン!
とある日の午後・・・。
仕事の間の休憩中に家に帰ったら、ナニやら家族3人が不機嫌なんです。
「ん?ナニがあったん。」と聞いてみると、
「コレ・・・」と、奥様が見せてくれたのは粒状のアミノ酸系ドリンクの素。
下の息子が貰ってきたのを水で溶いて、皆で飲んだらしいのです。
「まずい!」「口の中が気持ち悪い!」「飲むんじゃなかった!」と、
皆しかめっ面でかなりの不評。
「ちょっと一回飲んでみてよ!すごく酷いから!」と奥様に進められるも、
「・・・いや気持ち悪いんやろ。遠慮しておくわ。」
下の息子(小2)が「こんな不味いもの売ってるの?」と聞いてくるので、
「いや、これはかなりメジャーな商品やぞ。売ってる売ってる。しかも
こんなん皆大好きじゃないのかなー。」とワタクシ。
「ホント?でもすごく不味いよ。本当に売ってるの?」
「売ってる売ってる。メッチャ売ってるで。」
「マジで!でもだれも買わないでしょ?」
「買う買う。CMもやってるしメッチャ売れてるんと違う?」
「マジ?信じられない。」
と、たいへんご立腹のご様子でした。
まともな食事を日々食べていると、たまにこんな辛い思いをします。
こんな味覚の子供に仕立て上げるのを、「子供の健康と将来を考えるうえで、正常な
味覚は必要だ。」だと考えるのか、「いやいや何も食べれなくなるじゃないか!
子供が可哀相だと!」・・・どちらが良いと考えるかは皆さんの自由です。
ワタクシとしては、とりあえず健康で健全であれば困難が降りかかってきても、
なんとか戦えると思っています。
子供たちの未来を見据えればその場しのぎのご機嫌取りよりも、
たとえ嫌われても将来戦える身体で世俗に送り出したいと考えますが・・・。
人体実験の日々はまだまだ・・・続きます。
面白いネタがあればまた報告します。