長崎に原子爆弾が落ちた時、自らも被爆しながら患者さんを診た、
秋月辰一郎博士という方のお話があります。
幼少期は病弱で、よく肺結核や胸膜炎を患って、20歳まで生きる事は
できないとまで、言われていたそうです。
ご両親は秋月少年が虚弱体質と言う事もあり、肉や卵、牛乳などを
与えて、健全な身体になってもらいたいと、偏食させたそうです。
自らの病や体質を克服する為に、医学の道に進んでいきます。
そして現代医学や西洋医学では、自分の病や体質を克服する事は
不可能ではないか、と悟るようになりました。
結核を発病し病床に伏したときに、自らの食生活を見直して
「玄米食・野菜食・味噌汁」からやり直し、体質を改善していったそうです。
長崎に原爆が投下されたその爆心地から、たった1.8km所で博士と
病院関係者は全員被爆したそうです。
比較的被爆の軽かったスタッフは、玄米、わかめの味噌汁で原爆症の発症を
食い止め、ご自信も80歳近くまで生き延びた、と言う現実のお話があります。
秋月博士のお言葉から、
「人間の体質を作り変えて、病気にかからなくてすむ身体、また病気にかかっても
軽くて治る身体になること。また、慢性疾患に罹患していても、体質をかえて
いつの間にか病気が離れる身体になる。人間の体質を作り変えることが医学の
本然の姿である。」
・・・・ラーメン屋の分際で何を知った顔で、偉そうに書いてるんじゃ!
と突っ込まれそうですが、まぁ、何も玄米や味噌汁を食べないと、
病気で死んでしまいますよ!と、ヒステリックに叫びたいのではなくて、
食べ物には意外と力があるんじゃないかな、と言いたかったからです。
そしてこの前にも書きましたが、放射能の事ばかり気に病んで
それと同じくらい危険であろう添加物、農薬などに対して余りにも危機感が
無さすぎるのではないかいな、と思っています。
逆に今回の放射能騒ぎで、『子供の健康』にスポットが浴びたのはよかった。
今、放射能で言われている人体に及ぶ危険性をそっくり添加物、
農薬などに置き換えればわかりやすい。
身体の出来上がっていない者が、ダメージをより多く受けると言う事も同じです。
我々大人は未来ある子供たちに、秋月博士の言葉通りの『体質』を与えるために
食べ物について、多少の知識はどうしても必要になってきます。
無添加で作るラーメン屋みたいな、マニアックなお店をやってるおかげで、
それなりに知識はつけようと努力してきました。
その知識を実践しようと、自分の家族も巻き込んでの実験中です。
自分なりに知識が偏らないように、色んな角度から食べ物について、勉強中です。
これが意外と面白い!なるほどな~、と思う事たくさんありまっせー。
ラーメンだって、やりようによっては結構やれるぞ!とも言いたい!
『まんまる堂』的なディープな世界へ皆さんをご案内・・・・・・・・・・
・・・・なんて大した事はできませんが、少しのお役に立てれば幸いです。