味覚について色々と書いてきました。
その為には、家庭での食事が大切であると言う事なんですが・・・。
でも不安になりますよね・・・。
そんな食事をしていたら変わった家庭だと思われないか、とか。
子供がいじめられるのではないか、とか。
我々もたまたま無添加をコンセプトとするお店を始め、
当然、自然に家での食事も店と同じく安全な調味料、野菜、穀物に
シフトしていきました。
そして子供たちも、是非無く強制的に巻き込まれるのです。
ただしその先にどんな影響があるかなんて、想像出来なかったです。
もちろん正しい道を選択したと、確信はしていました。
が、付き合いもあるでしょうし、少しの困難は伴うのかな、とも思っていました。
特に母親は周りと違う事に敏感です。
子供の交友関係に悪影響が出ないか、不安だったようです。
でもそんなことはすべて杞憂におわりました。
全く問題は起こりませんでした。(たぶん・・・)
付き合いの部分は、それはそれとして割り切ってしまえば問題なし!
大丈夫!安心してやっちゃって下さい!正しい味覚形成。
想像もできなかったその先の影響も、想像よりも楽しませてもらってます。
面白いエピソードを少々紹介したいと思います。
興味のある方は、お付き合いください。
・・・とある有名なパン屋さんの出店でのお話。
6種類のパンが販売されていて、それぞれに試食用で一口サイズのパン有り。
上の息子が(当時小5)「ねえ、ひとつ食べてみたい。買っていい?」
と言うので、どれをチョイスするのか興味があったので「いいよ。一個だけやで。」
目をつぶりながら真剣に、試食のパンを一つずつ順番に食べていくと
販売していたお姉さんが気を使ってくれて、「どうせ最後余ったら(試食用)は
捨てちゃうから、遠慮しないで食べちゃっていいよ。」と。食べながら「ハイ。」
全種類の試食用のパンを食べ終えてから、おもむろに「これください。」
お姉さんは買わないと思ってたらしく「え!買うの?」とビックリ。
そして選んだパンを見て「え!しかもこれ?・・・きみおとなだね~。」
と再び感心したようにビックリ。
チョイスしたのはその中で唯一の天然酵母系の酸味があるタイプのパン。
チョコやバナナを使ったパンがある中で、クリームチーズを使った奴。
もちろん値段も一番高かったとさ。トホホ・・・。
「お前、一番値段が高いのを選んだやろ。」と言うと、心外だと言わんばかりの
顔をして「一番美味しいと思ったパンを選んだだけ!値段は見てない!」
と憮然として言われました。
・・・とある行楽地で、おやきを買って食べたら意外にも美味しく、
「いやーこれは当たりやなー。」と家族で喜んでたべた後、
「じゃ最後にみたらし団子食べて帰るか。」と。そして食べた後
ひどい後味に一同「失敗したなー。ラストがこれでは・・・」
この事態に上の息子は(当時小6)怒りを露わにして、
「最後がこの後味では納得がいかない。お小遣い前借りしていい?
さっきのおやきをもう一度買ってくる!」と言い出す始末。
「いや、時間が無いから今回は諦めてくれ!」とこちらが懇願する有様。
・・・とあるスナック菓子を食べてる途中で「あー、学校の給食で食べたシューマイと
同じ味がする。」と言いながら完食。
・・・つい4日前、下の息子(小2)に「ねえーとうちゃん、ポップコーンって安全?」
「さあ、どうなんかなー。いろいろとあるんじゃないかな。」と返すと、
「あのさー塩味のは食べれるんだけど、キャラメル味のは甘すぎて余り
食べれないんだよねー。」「でもみんなキャラメル味の方が美味しいって
言うんだよねー。意味がわかんね。」と、お怒りになられてました。
「へー。こんな感じ方するんだなー。」とか「意外と子供が甘いものが好きだなんて
迷信だなー。」とか、想像もしてなかった反応が返って来て、参考になります。
皆さんもどうですか?こんな味覚の子供?
え!嫌ですか?そうですか・・・結構、楽しめますよ。
「ほ○だし」で育ったワタクシとは大違い。
なによりも健康である事が、何よりも親としては誉れですね。
長々と続けてきました味覚シリーズ。
これにて終了です・・・おあとがよろしいようで・・・(よろしいかな?)