もう一つのアブラの問題にも触れておきましょう。
な・な・なんと!アメリカでも「トランス脂肪酸」の全面禁止が検討されている
そうです。な・な・なんと!あのアメリカですよ?
ファストフード大国のアメリカが・・・食品メジャーが政界に多大な影響力を
もつ、アメリカ合衆国が全面禁止の検討に入るなんて!
それ程、この「トランス脂肪酸」って奴、性質が悪いという事ですね。
米食品医薬品局(FDA)は、「摂取し過ぎると心筋梗塞などの発症リスクが
高まる」として、トランス脂肪酸を含んでいるマーガリンの使用を
原則禁止だ!わかったか、この野郎!と言ってるのです。
トランス脂肪酸は心臓疾患、冠動脈性心疾患、アトピーなどの原因になる
という指摘が世界中からあり、「健康を悪くする油」とも言われています。
それ以外にも「ゴキブリも食べない」、「食べるプラスチック」など以前から
言われている、札付きの悪しき食品なのです。
アメリカもさすがに、これ以上肥満による医療のリスクの増加は、
ちょっとまずいと言う事なんでしょう。
世界的に見ても、デンマーク(2003年)、スイス(08年)、オーストリア(09年)
では、100g当たり2g以上のトランス脂肪酸を含んだ油脂の国内流通を禁止。
カナダ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、韓国、
香港、台湾、中国では、食品含有量表示を義務付けています。
なのに、和食無形文化遺産の国、日本では規制がありません。
要するに本場のマク○ナル○ではすでに使用されていない、トランス脂肪酸と
牛脂の混合で揚げられているフライドポテトが、和食無形文化遺産の国、
日本では食べる事が出来るという事です・・・ワオ!スゴクネ!
本場では、「キャノーラ油ベースで、トウモロコシと大豆油」なのに・・・。
そう、本場アメリカ仕込みのマク○ナル○の牛脂、トランス脂肪酸を継承してる
国なのです・・・カッコいいでしょ!さすがクールジャパン。
やはり、本場の味をそのまま表現しないとね!
いくら和食が世界無形文化遺産に登録されようと、トランス脂肪酸などは
世界中が規制に走る中、日本ではやりたい放題です。
その理由が、「諸外国と比較して日本人の摂取量が少ない食生活からみて、
健康への影響は少ないと考えられる」からだそうです。
ん~・・・量だけの問題ではないような気がするけどな~。
「スーパーサイズ・ミー」の映画ではないですけど、
「トランス脂肪酸を使用した食品は、窓際に何年も置いて光や空気、
自然にある細菌その他にさらしても少しも変化しない。
カビも生えないし昆虫が卵を産みつけることもなければネズミが食べることも、
ゴキブリが寄ってくることもない。」と言うシロモノです。
量だけの問題で、「他所に比べて少ないから問題なし!」じゃ済まされんでしょ。
でも、何も知らなかった子供時代、パンにマーガリンを塗り倒して食べてました。
こんなもの、今となっては恐ろしくて口にしたくもないですが・・・。
市販のお菓子やパンなどなどに入ってるもんなー。
学校給食にも使われているだろうし・・・逃れる事は、ほぼ不可能ですね。
だからこそ、お家には置かないようにしましょうね、マーガリン、ショートニング。
脳との関係で言えば、トランス脂肪酸をたくさん摂っている人ほど、
脳の認知機能が早く低下する事も、判明しているそうです。
「血中に悪玉コレステロールが増えるため、心臓だけでなく脳の動脈硬化
も進むため、認知機能が早く衰えやすくなるのではないか」・・・ですって。
「西洋の食文化は、油脂を中心に味が構成されている。
和食は油脂はほとんど使わず、出汁で味が構成されている。」
と言っても、トランス脂肪酸が野放しでは・・・。
学校給食にまで、平気でトランス脂肪酸が入りこんでっるような無神経な国が、
世界無形遺産なんてねー・・・もちろん和食とコレとを単純に結びつけるのは
話が違うので良くないですが・・・。
それでもやはり世界無形文化遺産に恥じぬよう、特に学校給食などは
世界へ規範になるような厳しい安全性の基準で、取り組んでもらえれば
更なるクールジャパンが増える事、間違いないとワタシは考えます。
夢物語なのかな~・・・世界に誇れる学校給食。