『食べ物と脳の不思議な関係』というシリーズ物を書いてるのですが、
せっかくなので今話題の「中国産チキン」の話題を割り込ませます。
なんせ時事ネタですから・・・。
最初、このニュースをスマホで見たのですが、タイトルだけ見て
「へー・・・大変そうやな。」と思っただけで、内容までは詳しく
見もしませんでした。
すると、日増しにこの話題が大きく取り上げられているので「?」
と思いましたが、とりあえず詳しい内容を見てみました。
その中で「もう怖くて《マ○ドナ○ド》のチキンナゲットは食べれないな」
「マ○ドナ○ド終了」「もう二度と行かない」「だから中国産は信用できない」
とか、「食の安全うんぬん・・・」みたいな反応が多いのに驚きました。
イヤイヤ・・・言わせてもらいましょう!
「何を今更!」「それ以前の問題だろう!」・・・と。
確かに賞味期限切れとか、落ちたのを拾ったとか大問題です。
しかし、本当にそれ以前の問題のほうが恐ろしすぎて、この程度の
不始末なんかワタシには「あって当たり前」な出来事なので、気にも
なりませんでした。
確かに「ソコ」に来た肉をどう安全に処理するかは、とても重要です。
「それ以前の問題だろう!」というのは、「ソコ」に来る前に行われている
事がとても恐ろしいので、「ソコ」にきて何が行われているのかなんて、
考える余地の無い話なのでした。
最初に断っておきますがワタシは《マ○ドナ○ド》批判がしたいのでは
ありません。これはファストフード業界向けに育てられている鶏や
加工食品に使われている多くの鶏に共通するお話です。
まず鶏を効率のいい商品に育てる必要があります。
できるだけ早く安く鶏を太らせなければなりません。
早く成長させるため餌に成長ホルモン剤を混ぜたり、病気で死なない
ため、1日に2回抗生物質を投与し、しかも耐性がでるのを防ぐために
18種類ぐらいの抗生物質を使いまわします。
大きく成長させるため、餌に脂肪などを混ぜ、餌代を安くするため
ほかでもない鶏の処理場から出る肉の残骸、油、血液、骨が
加えられることもあるそうです・・・・そう「共食い」ですね。
肉骨粉入りの餌・・・狂牛病の悪夢を連想してしまいます。
そして新たな「品種改良」で育てられた鶏は、胸が大きく短期間
で大人になります。
胸の重みで足が折れ曲がった「奇形」・・・じゃなかった「品種改良」
の鶏達は生涯、外 の土を踏むことも無い・・・。
普通、鶏の寿命が10年以上、大人の鶏になるのに約110日、
ブロイラーの寿命が約40日・・・。
そしてこの後処理されるのですが、詳しくは書きませんが余りにも
残酷だ、という事で動物愛護団体がクレームを出し続けています。
(もちろん鶏だけでなく、牛もですが・・・。)
この事実を知っていても、安いからといってチキンナゲットやその他の
ファストフードの商品・・・食べようなんて考えますか?
そんな肉、その後どのように処理されようと、食べる気無くしませんか?
まずこれが「何を今更!」「それ以前の問題だろう!」
という由縁です。
この問題で「マ○ドナ○ド終了」「もう二度と行かない」なら
理解できるのですが、「エ!そこなのか~?」と、思ってしまいます。
ん~終われないな・・・。
次回もこの時事ネタを続けまーす。