薬の早期投与が「心の病」を作ってしまうケースもある・・・。
薬を信頼しその効用を過信しすぎるのは、危険ですよね。
カナダの精神科医ホッファー博士 (2009年に91歳で亡くなられました)は、
投薬や精神分析だけでは統合失調症を治すことは困難と考え、
ナイアシンやビタミンを中心とした分子整合精神医学を確立された
お方です・・・俗に言う栄養療法ですね。
1967年からの膨大な彼の臨床データによるとビタミンB-3、ビタミンB-6、
ビタミンCなどの大量投与で、精神疾患が改善しているとあります。
10年間も薬漬けに悩まされ、しかも全く社会復帰できない方が
これらの投与で、なんと一ヵ月あまりで症状が改善してきているという
論文を出しました。
するとですね・・・米国精神医学界はホッファー博士の研究を敵対視し、
対策委員会を作って妨害し始めるのです。
長い間苦しんでいた患者にとっては朗報ですばらしい研究結果なのに、
学会で無視され、迫害ともいえる仕打ちを受け、発表する機会さえも
奪ったんです・・・自由の国アメリカなのに?
答えは簡単ですね。
ホッファー博士がとりくんだビタミンによる栄養治療法が導入され、
もっとも不利益を被るのは・・・精神薬の製薬会社ですね。
精神医学会の敵対視の裏には、大きな力を持つ製薬会社の意向が
働いているのでしょう・・・ビッグ マネーですからね。
日本でも同じような話があります。
ある精神病院の管理栄養士が、「食事を正しくすれば、患者さんの
心の病もかいぜんするのではないか?」と思い立ち、院長の了解を得て
食事療法を試したのです。
入院患者を30人ずつ2つのグループに分けました。
一方には玄米生食を与え、一方のグループにはそれまでどおりの
病院給食を出して様子を見たところ・・・。
玄米生食の食事グループの方は、分裂症の患者もうつ病の患者も
全員治ったそうです。
おお!これは画期的な研究成果だということで医学論文にまとめ上げて
精神科学会に論文を発表しようとした時、「待った」が掛かりました。
既成精神医学会からの妨害であったそうです。
ほらね・・・普通に暮らしていたらこんな情報、耳に入らないですよね。
このような研究が広く知られるのを好まない勢力が、この世にはあるんです。
大きな経済を廻していこうとすれば、金にならないハナシは消されます。
大きな利益に反するものは「不都合な真実」として、すべて闇に葬られ
ようとします。
とくに庶民の健康などは、医療と薬を多く使ってもらわなければいけません。
食べ物で健康が維持できるなんて金にならない話、皆嫌いでしょう?
病気になったらまず医者、そして薬や手術で直るのが王道ですよね。
薬が原因で健康被害が出ても、それは大きな経済の中ではただの
予定調和です・・・取るに足らないこと・・・不運だったね、で終わりです。
これが資本主義経済の光と闇です。
便利さと豊かさの影に、取るに足らない庶民の健康なんて、国や
医療機関は本気では考えてくれません・・・経済が最優先です。
そして再びこのお言葉の出番です。
『食事で治せるものを、他の手段で直そうとするなかれ』