さて、この『遺伝子組換え』という技術について、是非があります。
近頃は、推進派にとって悪いニュースの方が多いように思えますが、
実際、興味のない人たちには届いてないでしょう。
どこで読んだか忘れましたが、将来の話・・・今の逆ですね、寒冷化が
地球に起きた時の為に、寒さに強い稲を『遺伝子組み換え』という技術で、
研究している、と言うお話を見た記憶があります。
そこでその研究をしている人が、「『遺伝子組み換え』だからと言って、すべてが
悪い訳ではないんです。将来の不測の事態に備える為にも、必要な技術だと
思っています。」みたいな事を言ってました。
さあ・・・こうなってくるとよく分からない。
果たして『遺伝子組換え』は善なのか悪なのか?
将来のため、暑さ寒さに強い稲を、『遺伝子組み換え』という技術で
研究するのは、やっていい事なのか、やってはいけない事なのか?
この問題に答えを考える前に、皆さんご存知でしょうか・・・?
なんとあの『遺伝子組換え』大国アメリカで、『遺伝子組換え』で『小麦』は
栽培されて無いという事実を。。
いや、正確に言うと試験栽培でやってはいたのですが、流通はしていないんです。
でも、ほんのつい最近、未承認の『遺伝子組換え』小麦がオレゴン州の畑で
生えているのが見つかった!と、大騒ぎになったんです・・・ご存知でした?
日本・韓国は、オレゴン州産小麦輸入の当面停止を決定しました。
でも・・・何故、大騒ぎになるのでしょう?『遺伝子組み換え』はアメリカ政府に
言わせると、安全な技術のはずでは、なかったのでしょうか?
もちろん試験栽培をやってたのは、他ならぬ「モンサント社」なんですが、同社は
他の作物と同様に『遺伝子組み換え』小麦の開発を進め、98年から試験栽培を
行ってたんです。
2004年には、食品・飼料としての安全性(?)についてもクリアしていたんです。
では、何故商品化しなかった・・・いや、出来なかったのでしょうか?
何故なら、消費者の反発が強いから、実用化されなかったんです。
食卓に上がる食品となる小麦は、消費者や食品業界の抵抗が強く、商業化の
メリットが薄いとみられたので、同2004年に開発中止になったそうです。
要するにです・・・『主食』である『小麦』に『遺伝子組換え』なる技術など
言語道断・・・危なくて仕方ないだろ!殺す気か!と、言う事なんでしょう。
「ヘイ!オレ達にそんな危なっかしい物を食べさすつもりカ~イ?」
・・・アメリカの国民の皆様はよく判ってらっしゃる。
『主食』に『遺伝子組換え』なんて、そりゃ自殺行為だろ!そんな事を考える奴は、
頭がイカレテルんじゃないの?・・・と、いう事なんでしょう・・・アンビリーバブル。
だから大騒ぎになったんです・・・開発中止になった『遺伝子組換え』の『小麦』が
普通の畑に生育していたら。
「オーマイガ!畜生!何を食べればイイっていうんだ!ガッデム!」
(あくまでもイメージです・・・真に受けないでくださいね)
と、頭を抱えて大騒ぎになったんです。
アメリカにとって『遺伝子組み換え』の技術は、主に飼料として使うもの・・・
例えば、トウモロコシや大豆、あとワタ、ナタネ等です。
大豆?と、お思いでしょうが、我々日本人にとってある意味、お米の次に大切な
大豆は、アメリカにとっては主に飼料として使われるんです。
だから小麦と違い大豆は食べないので、どうでもいい訳です。
どんどん『遺伝子組み換え』して、輸出してしまえ!・・・と言う事なんです。
ナタネ同様、油にでも何でもしてしまえ、「オレ達の健康には何も問題ないぜ!」
・・・と言う事なんでしょう。だから大豆、『遺伝子組み換え』のものは
大粒ばかりなんです・・・飼料にしてもよし、油にしても量が摂れるし・・・・。
そう、だから『主食』の『小麦』が・・・いつも食べてるホットドッグやハンバーガーの
バンズが、『遺伝子組み換え』であるなんて・・・「オマイガ!!!殺す気か?」
(あくまでもイメージです・・・真に受けないでくださいね)
と言うぐらい、『遺伝子組み換え』の小麦が口に入るなんて、「オマイガ!」なんです。
どこから、どうやってその種がその畑にやって来たのか、ミステリーですが
試験栽培などしていたら、巷に出回ってしまう可能性はゼロではない
という事を、証明したかのような事件ですね。
さて、前記の将来のため、寒さに強い稲を『遺伝子組み換え』という技術で
研究するのは、やっていい事なのか、やってはいけない事なのか?
と言う問答に戻りたいと思います。
アメリカや『遺伝子組み換え』に否定的なヨーロッパから言わせると、
「ジャパニーズは、『主食』のお米を『遺伝子組み換え』にしようと考えてるのか?
もしかしてそれを日本国民は、食べようとしているんじゃないだろうな・・・正気か?
そんな物を食べたら、身体がイカレルぞ!アンビリーバブル!」と、言われそうですね。
(あくまでもイメージです・・・真に受けないでくださいね)
ワタシも、不測の事態の為に研究・・・と言う理屈も分からないでもないのですが、
やはり『遺伝子組み換え』という技術は、バイオハザードだと、思っています。
続きは次回に。