「終わらない人」は何故終わらないのか?・・・③
カテゴリ : 「終わらない人」は何故終わらないのか?
よく長生きした(している)人が、どのような食生活なのか?
というような事が、話題になったりします。
ある人は、肉しか食べず、野菜は「昆虫が食べるもの」として
一切口にせずに90歳まで行きたとか・・・。
毎日酒2合飲み続けて、100歳まで生きたとか・・・。
タバコを毎日2箱吸い続けても、長生きしたとか・・・・。
このようなお話はよく聞きます。
そして世間一般で体に悪いと言われている習慣、食生活を
続けているににも関わらず、長生きした・・・。
という話題は皆、大好物です。
「ほら・・・肉を食べると逆に長生きするんだよ。」とか、
「野菜なんて、草食動物が食べるものだ。人間には必要ないね。」とか
「毎日酒を飲んだほうが、健康にはいいらしいぜ。」とか、
「やはりタバコは百薬の長なのよ。」とか・・・・。
自分がなんとなく身体に悪いのかな・・・と、後ろめたく思ってる
食事や嗜好品を続けていて、なおかつ長生きしている人の話は、
鬼の首取ったように話に乗っかりますよね。
でもこの話は「〇〇を食べて長生きした」と考えるよりも、
「〇〇を食べても関係ないぐらい、消化器官が丈夫なので
長生きした」・・・と考えるほうが正解なんでしょう。
要するに因果関係の組み立てが違うんですね。
「〇〇を食べた」結果⇒「長生きできた」ではなく。
「消化器官が無敵」結果⇒「〇〇を食べても長生き」
と、考えるべきなんです。
だから、どこそこの無敵さんが野菜を食べず、肉ばかり食べて
100歳超えを達成したからといって、皆様もその領域まで
たどり着けることができるのかどうかは、未知数なのです。
添加物もそうですよね。
宮﨑駿監督も食べるたべる・・・インスタント食品を。
「そんなもの、体に悪いとか、バカなこといってるんじゃアリマセン!」
・・・と、一喝されそうですね・・・。
添加物無敵くんも、沢山存在するのでしょう。
なんかちょっと前にSNSで、毎日二郎系のラーメンを食べてる人
のブログが終了する・・・なんてことが話題になってました。
「やはり身体を壊したか?」みたいな不安な書き込みが多数ありました。
「いや死んでないぞ。どこそこでラーメン食べていたのを見た」とかいう
希望的な目撃情報なんかも、出回っていました。
まあ、このような人もある意味、無敵くんですね。
並の消化器系ぐらいのレベルでは、このような食生活には
対応できないでしょう。
3日も続けると自然に「あ、今日は無理」と脳や腸が教えてくれるはずです。
完全にリミッターの上限が、我々凡人のとは、比べようがない次元に
あるのです。
このような人は・・・居ます。
個人的にはその類まれな才能を、もっと人類に役立てて欲しいな
・・・・と、思います。
どのように役に立てるのかは、ワタシのちっぽけな脳領域では
推し量ることは出来ませんが・・・。
・・・続きます。
2017-02-20 23:38:24
「終わらない人」は何故終わらないのか?・・・②
カテゴリ : 「終わらない人」は何故終わらないのか?
さて、「終わらない人、宮﨑駿」は何故終わらないのか・・・。
ドキュメンタリー撮影中に、
「もうリタイヤした人間は(映さなくて)いいでしょう。」とか、
「(この歳になると)葬式とかさ、そんなんが多くて嫌だね。」とか。
また電話で訃報が入って、
「僕より絶対に長生きする連中が、先に死んじゃって・・・。」
とか言うんです。
とか弱音を吐きながら、コーヒーをガブガブ飲み、
インスタントラーメンに玉ねぎを刻んで入れて食べ、
カップ麺も汁まで完食し、タバコをプカプカ吸いまくる・・・。
このように消化器系が強い人は、なかなか終わらないんです。
あの歳で、あのような生活習慣を続けて普通に働けるのは凄いことでしょう。
人間歳を取れば当然のように、消化器系は衰えてきます。
なかなかコーヒーなど、「あのようにガブガブと(ガブガブはあくまでも
ワタシの推測ですが)飲めなくなっていくはずです。
若い頃よりは飲めなくなっているのでしょうが、カフェインなどは
胃があまり受け付けなくなって行くはずなんです・・・気持ち悪くなる。
ワタシなんかもアラフィフなんですが、コーヒーは量も減ったし濃いさも
昔に比べると薄めになった・・・・胃が受け付けないんです。
しかもインスタントラーメン・・・あの歳で平気ですもんね。
かなり胃に負担が掛かり、脳が「いや、もうちょっと無理です・・・。」
と、胃に信号を出すはずなんですが・・・平気のへっちゃら!
汁まで完食ですよ!・・・流石に汁は「止めておこう」となるんじゃないかと・・・。
タバコは身体に悪いというよりも、気管支が丈夫でないとあんなにスパスパ
とはいかないでしょうね。
ワタシも元喫煙者ですが、気管支が弱くて30歳前半でかなり寝起時の
喉にかかってるダメージは相当なものでしたから・・・。
今だに吸い続けてると考えると・・・多分、
気管支になんらかの不具合が発生していても、不思議ないと思います。
タバコは肺が丈夫だからと考えるより、気管支の丈夫な人だけが高齢になっても
吸い続けることが出来ると、考えたほうがいいでしょう。
脳が「ヤバイ」と感じるのは、肺からのSOSではなく、
気管支からのSOSだと考えるほうが、正解だと思います。
どの角度から見ても、宮﨑駿監督は内蔵が強い!!!!!
だから元気なんですね。
同窓会に行って周りの同年代の人達を見て、自分がこんなに年寄りだと
思わなかった・・・・と、仰っていました。
まだまだ身体から出ている「気」の量が半端ないからでしょう。
それは画面からも伝わってきます。
それは「気力」だけの問題でなく、やはり基本となる身体の強さから
発しられるものなのでしょう。
だから、「終わらない人」・・・。
このテーマも終わらない・・・・まだ続きます。
2017-02-14 19:00:00
「終わらない人」は何故終わらないのか?・・・①
カテゴリ : 「終わらない人」は何故終わらないのか?
ワタシにとって定休日とは「休み」ではないです。
「仕込み」であり、「仕入れ」でもあり「掃除」でもあり、「勉強」でも
あり・・・なかなか「仕事から離れて完全休養」などという「おとぎ話」は
遠〜〜〜〜〜い昔の出来事になってしまいました。
そしてこの「休み」の「仕込み」中に「流し見」していたドキュメンタリー
「終わらない人 宮﨑駿」をみて、色々と感心したので少し書きたいと
思います。
観ていない人もいるでしょうから、軽くあらすじを・・・。
何度目かの「引退宣言」をした宮﨑駿さんが、結局「カムバック宣言する」・・・
という、タイトルどうりのお話です。
デジタルでアニメを作る流れは止められない⇒手書きのアニメの時代
(自分の時代)は終わった⇒でも自らデジタルに挑戦⇒デジタルだからといって
万能ではないと体感する⇒手書きで再び長編アニメーションを!
・・・という流れですね。
最初にスタッフのいないガラーンとした、スタジオ・ジブリが写ります。
むかし人々で賑わっていたスタジオにあるのは、人のいない机と椅子等・・・。
「結局オレが若い才能を食っちゃうんだよ」みたいな台詞を仰ってました。
一人の天才が、その偉大な才能で素晴らしいアニメを作ってきたのですが、
天才すぎて、独善すぎて後継者が育たなかった・・・。
ジブリは、アニメーターの殆どを社員として抱えている状態を維持できない
・・・だからスタジオ・ジブリは宮﨑駿が引退すれば自動的に
「解散」せざる負えないんですよね・・・給料払えないもんね。
まあそれが皮肉にも今の「君の名は」や「この世界の片隅に」などの
良作なアニメが増えた原因でもあるんですよね。
ジブリに抱えられていた有能なアニメーターが、「解散」によって
世に放たれたことが、今の日本アニメの復活に繋がると言う皮肉。
そしてデジタルを試していくうちに、どうやらデジタルという技術が
「万能の箱」ではないな・・・とこの天才的で独善的な唯一無二の
アニメーターは悟り、「これは手間も時間もかかるんです。」
などと文句を言いながら嬉しそうに、紙にペンで絵を書いていました。
そしてプロヂューサーの鈴木敏夫さんに「長編アニメつくります。」
などと高らかに宣言。
鈴木敏夫さんは困った顔をしていましたね。
内心では「あんたが引退するって言ったから、皆に辞めてもらったのに」
「また再び集めろってか!ふざけんなよ」・・・」と思ってたのでは
ないかと、あの複雑な表情を見ていると、勝手に想像してしまいますね。
まあ、ただの我儘なじいさんの様にも見えますが、それは唯一無二の
至宝な天才アニメーター!・・・復活は嬉しいですね。
撮影されたのは少し前なので、このように気持ちが変化していった
宮﨑駿さんが、8割手書きで作られた「この世界の片隅に」が
色んな映画の賞を取りまくっている現状をどう見ているのでしょう?
しかも片淵監督は宮崎門下生です。
丁寧な手書きでしか出来ない表現で、しかもジブリみたいに
宣伝費もかけられない、低予算のアニメが高い評価を受けている
この現実をどう見ているのかな?・・・と思うのはワタシだけでしょうか?
なーんて!この「飲食業界の超片隅に」いるお前が映画をしたり顔で
語ってるねん!・・・・とお叱りを受けるかもしれませんが!
ここからが、本題です・・・それはまた次週に!
2017-02-07 22:59:24
この飲食業界の片隅の・・・②
カテゴリ : 長久手の無添加ラーメン屋日記
とまぁ、この映画の素晴らしさを語るとキリがないですね。
いい作品を作るための労力を惜しまずに尽力しているのが、
伝わってきて、それが感動に変換される・・・のでしょう。
こうの史代さんの原作がまず素晴らしいと言うのがあります。
なにせ、第十三回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を
受賞している漫画です。
この漫画自体も、デジタルでなく手書きで書かれています。
その中で手書きでしかできない、かなり実験的な表現法も試みています。
ただ戦時中を書いた手書きの漫画ではないのです。
その原作に片淵監督は色彩と動きを加えることによって、
「その世界」がよりリアルに感じられるように、情熱を注いだのでしょう。
そこに説教臭いメッセージを入れないで、「ただこの世界の片隅」に居る
すずさんの視点から見える世界だけで、何かを伝えようとしている・・・。
その何か・・・サムシングエルスですね・・・それは観た人それぞれに
託す・・・みたいな感じが更にいいですね。
いやいやいや・・・・キリがないナイナイ・・・ので・・・。
ホント、この飲食業界のほんの片隅で、なんとかお店を維持するのに
精一杯のワタシから見て、本当にこの作品が多くの人に支持されているのが
嬉しくてなりません。
精一杯、誠心誠意込めてやり続ければ、いつか多くの人たちに
支持してもらえるかもしれない・・・と言う希望が・・・。
もちろん!・・・この素晴らしい仕事と自分の仕事をシンクロさせるには、
かなり無理がありますし、そこまでの勘違いはしていません。
でも、なにか物足りない、インパクトに欠けるなどと言われ続け
ることにすっかり慣れてしまったワタシですが、少しでも安心できる
食材で作るらーめん・・・という需要の少ない飲食業界の片隅で、
このスタイルを推し進めていく勇気・・・をいただけたな・・・と。
簡単に一般受けする魔法の調味料など使わないで、小さな味の積み重ねで
滋味深く、味の奥行きの深い物で勝負してやるんだ!・・・とね。
それを理解してもらうためには、お店を維持し続けることだな・・・と。
「この世界の片隅に」はクラウドファンディングで一般から資金を
集め、そこで資金が集まったからスポンサーが付いたのです。
一般の人がなぜクラウドファンディングに1万円もの見返りのない
投資をしたかというと、片淵監督の前作「マイマイ新子と千年の魔法」
という映画を観て監督のファンになった人たちが、また片淵監督が
作る新しい映画を見たい!・・・から資金を投資したのです。
もちろんその前からの監督ファンの人たちも、同様でしょう。
要するにいい仕事を諦めずに、やり続けた結果が今回の大ヒットに
なったんだと、思います・・・ただ偶然ヒットした訳ではないのです。
監督の多くのインタビューを見聞きしても、いつも謙虚で肩肘張った
ところもなく、自慢もなく、ただ「この映画ですずさんに会いに来てください」
と、謙虚に語る監督の姿に、ただただ感服してしまいます。
この映画、原作漫画から貰った感動と勇気をエネルギーとして、
ワタシも「この飲食業界の片隅」から転げ落ちないように
頑張ろうと・・・決意を新たにしたのでありました~。
2017-01-24 00:35:17
この飲食業界の片隅の・・・①
カテゴリ : 長久手の無添加ラーメン屋日記
いやー・・・寒い寒い!
皆様、寒さにやられないように、お過ごしですか?
ワタシはと言いますと、本日仕込みが終わってからイオンに行って、
再び「この世界の片隅に」を観てまいりました。
最初に観た時の、この不思議な感情の揺れの正体を、少しでも
解析したくて、少し予習をしてから行きました。
こうの史代さんの原作漫画を読み、劇場アニメ公式ガイドブックも
買って読み、この映画の批評している番組もチェックしました。
そして監督の片淵須直さんという人物を全く存じ上げなかったので、
ユーチューブなどの動画サイトで、インタビューなども拝聴しました。
やはりこの監督ありきの映画ですね・・・「名は体を表す」と言う格言通り、
須直・・・すなお・・・の響きのままの人物なんだな、と感じました。
「ああ、この人柄の監督が丁寧に作り上げた映画だな。」と思いました。
6年まえから映画製作の準備に取り掛かったそうです。
映画のスポンサーが決まらない中、自身の貯金を切り崩しながら、
取材を繰り返し、地道に一つ一つのその時代に存在した建物や人物も
含めた史実を、丁寧に追いかけたそうです。
その結果、4人家族の一食の食費が100円しかない状況だったそうです。
映画さながら、野草をつんで食べたとか・・・。
そして広島や呉の取材のため、東京から夜行バスで向かいその日の夜行バス
でまた帰ってくる・・・なんてことを何十回も繰り返しているんですよね。
「水曜どうでしょう」をご覧になった方はもちろんご存知、地獄の深夜バスの旅。
所要時間約10時間30分ですよ・・・辛いですよね〜・・・よほどの使命感が
なければこの苦行、耐えれないと思います・・・しかも日帰りですから・・・。
ただお金儲けがしたいとか、映画監督としての名声がほしいという動機だけで
スポンサーがつかない状況下、映画が作れるかどうかさえも不明あんんです。
その状況下、貯金を切り崩してもこの映画を作りたい・・・という
情熱なんですかね・・・言葉にならぬ何か伝わってくるもの・・・なのかな?
そして後映像なんですが、ワタシのような昔のアニメで育ってきた者にとっては、
今の「凄すぎる映像の美しさ」は、少し眩しすぎるんですね。
「スゴイな〜」と感心はするのですが、凄すぎて少し違和感があります。
最近のアニメから観始めた人には違和感ないのでしょうが、なにせ古い人間
ですから・・・どうもデジタル的な凄さ、美しさに慣れてないんですかね?
そこいら辺は主観的な感覚なので、人それぞれなんでしょうから
なんとも言えないんですが・・・「この世界の片隅に」では。8割手書きで、
2割がデジタルだそうです・・・最終的な処理はデジタルで行ってるそうですが。
こじつけかもしれませんが、これもワタシにとっては心に映像が素直に
違和感なく入ってきた要因の1つではないか・・・と、勝手に思っています。
そして手書きなのに、かなりの枚数を使って人物の所作を細部まで丁寧に動かして、キャラクターに魂を吹き込んでいるのでしょう。
これはつまりアニメーターの労力が、ハンパねぇ!・・・んですね。
つまり、いい作品を作るための労力を惜しまずに尽力している・・・のかな?・・・と。
ゲ!ゲゲゲ!・・・映画の話だけでもうこんな時間だ・・・・。
明日の仕事のために寝ないと・・・。
次回に続きます、この話・・・まだ続きが・・・。
2017-01-16 23:39:15