なんとなく、まんまる堂の麺は『奇跡が勝手に舞い降りて』出来上がった
物であることが、ご理解して頂けたのではないかと思います。
そして未だに解らない事だらけです。メンハ、ムツカシイ・・・。
神様である佐野実先生も、その様によく仰っています。
同じ水分量で、同じくらいの室温、湿度なのに出来が微妙に違うのは
当たり前。いつも??????てな感じです。
今うちの店では2人で麺を作っているのですが、ほとんど同じ条件で
作ってもやはり違いがある・・・・。
ものすごくいい麺の時もあれば、今ひとつかなという時もあります。
いやはや、麺の道を極めるのは遥か彼方の岸、遠い遠い道のり・・・・。
ところで皆さん、かんすいってどう思います?
やはり中華麺にはかんすいが必要だと思いますか?
ちょっとここでかんすいについての豆知識・・・・。
・・・かんすいとは・・・一般に炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)の単品
または混合物と考えられています。
食品添加物メーカーで製麺工場に出荷しているかんすいの多くは、
リン酸塩や重合リン酸塩をブレンドしたものです。
リン酸を入れる目的は、主に麺の歩留りをよくする、色むらを防ぐ、
ゆで汁のにごりを少なくするなど、経済性と外観の良さのために用いられています。
プロピレングリコール(プラスチックですな)を防腐剤として使用している麺もあります。
まあ要するに、まるで中華麺独特のコシや食感を出すためにはかんすいは
必要不可欠(もちろんそれはある意味正解なのですが)だと装って、それ以外の
メリット・・・歩留りをよくする、色むらを防ぐ、ゆで汁のにごりを少なくする、保存性を
高める、・・・など経済性と結びついたプロパガンダにしか過ぎない、と思ってます。
難しいことは抜きにしても、ただ単純に臭くないですか?
あの独特のモア~としたアンモニア臭とでもいうのですか・・・?
あれ、皆さん好きですか?っていうかアレが無いと物足りないですか?
近頃めっきり他店のラーメンを食べなくなりましたが、まだ食べる元気が
あった頃よく思ってたのが、あの臭みがすべてを支配してしまって残念
だなー、という思いでした。
せっかくスープに工夫を凝らして香り高く仕上げても・・・すべてが台無し。
店主はこの屈辱に耐えれるもんかいなー、と疑問に思っていました。
でももしかしたら、ヒントはむかし豊橋時代にお客さんに言われた一言。
「お前の所のは、ラーメンの香りがしない!」(よく色んな事言われてるでしょ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ラーメンの香り???
???・・・これの意味がよく判らなかったんです・・・???
でも他店のラーメンを食べに行った時に、麺を持ち上げた瞬間に・・・モア~っと・・・
・・・「!!!これかー、ラーメンの香りの正体は!!!・・・理解しました。」
そのように考えるとアノ香りも計算ずくで、トータルしてラーメンなんだ!・・・と。
ん~そうやって考えると、うちのらーめんは益々ラーメンから遠ざかってるなー。
そりゃ色々と言われるのは、しゃーないなー・・・とあきらめが付きました。
それでも、色々と言われても、嫌なものはイヤです!!!
あんな香りは我々のお店のらーめんには不必要です。
感情としても受け入れられません。こんなものにお金を投資するなんて。
たとえ、天然物でもあの臭みには耐えられない!!!
ん~。終わりません・・・続きは来週へ。