これも、むかしお店を始めた当初、あるお客さんに、こう言われました。
「お前ところのラーメン、店出る頃には、すかり味が消えて、
何食べたか、思い出すことも、出来ないわ! それ位、後味がしないぞ。」
と、罵声を浴びせられた事が、ありました。
その当時は、こちらも、お店の方向性、味等に五里霧中状態だったので、
「ちゃんとした、食事を出してるのに、なんでこんなひどい言われ方、するのかな・・・。」
と、悲しい気分になりましたが、今なら胸を張ってこう言います。
「ありがとうございます! それはまさしく、うちのお店が目指している、後味の良さです。
最大の褒め言葉として、受け取らさせて、いただきます。 ご意見ありがとうござました!」
と、してやったりの気分になり、ますます自信を深めるでしょう。
この化学調味料等の添加物による、食後、口の中に後々まで残る後味。
その後味の原因が添加物であると、一度気づいてしまえば、嫌な後味だと認識が変わります。
その後味が普遍的すぎて、その状態が「普段の普通の、疑いようも無い、日常の後味」
になってしまってる事が、大企業の思惑道理なんですよね。 味の余韻だとさえ、思わされている。
その後味は決して、味の余韻ではないし、本当は、そんな後味は無いのです。
でも、こんな事実を知ってる人なんて、過去の私も含めて、少数だろうなー、と。
化学調味料を使わないで、ラーメン屋をやるというのは、まさに無謀なんだな。
っていうか、こんなお店って成り立つのか?と、今現在も不安な思いは、捨てきれません。
日本酒で言う「味キレのいい」無添加で作るらーめん。
こんなマニアックなコンセプトで、始めてしまったからには、徹底してやるしかないな。
必ず需要はある。 信じて、その道を極めてやろう。 あらゆる角度から、勉強のし直しやな。
と、「ほ○だし」君は、自分の程度が低いにも関わらず、無謀にもチャレンジしていくのでした。
添加物まみれで、味覚を育ててきた、こんな「ほ○だし」君でさえ、ほんの短期間で、
後味の悪さが、認識できるレベルには、戻ってこれたと思います。
戻ってきて思うのですが、意外と簡単に、まともな味覚を、取り戻すことが出来るんだなと。
一度、この不快感を味わって、記憶してしまうと、もうあの頃には、戻れない身体になってしまった
「ほ○だし」君でした。