愛知県長久手市 まんまる堂では無添加食材のみ使用! お子様連れでも、妊婦さんでも安心してお食事して頂けます

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秘儀de奥義の麺作り③

カテゴリ : 秘儀de奥義の麺作り

さあ!製麺機は手に入れました。

いよいよ【かんすいを使わない国産小麦粉で作る麺作り】への無謀なる

チャレンジのはじまりハジマリ~。

 

 

最初はなんとあのラーメンの鬼、佐野実さんの支那そば屋で使っていた、

今となってはかなり入手困難な『はるゆたか』を、贅沢にも使ってました。

その後、品薄で手に入らなくなりましたが・・・。

 

 


外麦(外国産小麦)はおろか、内麦(国産小麦)の事などヨクワカラナイ・・。

だいたい麺だとメーカーごとに『製麺用にブレンドされた小麦粉』が、一般的に

使われているのではないでしょうか。

 

 


やはり餅屋は餅屋ということで・・・小麦と言えばパン屋さんでしょう。

まんまる堂の数少ない飲食店でお付き合いが在るところ・・・・・・・・

・・・・・豊橋にある『ぱん工房Peche(ぺシュ)』さんのオーナーさんから、

内麦の事について色々とアドバイスや情報をもらったおかげで、

我々のような素人が無謀なるチャレンジを出来たのだと・・・・感謝・感謝デス。

なんか移転するという話を聞いていますが・・・連絡が無いな・・・・・・・・・

・・・・感謝の気持ちを込めて花輪など・・『まんまる堂』として・・・・送りたいのにな~。

ケンちゃん・・・連絡くださ~いネ。

 

 

 

おっと!話が脱線してしまった。

内麦の『はるゆたか』を使い、安全な卵と少々のデンプンとグルテン・・・・

・・・天日塩と水・・・。水はまだ最初の頃は浄水器を通しただけの水でした。

水分量は小麦粉の32%ぐらいだったかなー???

太目のちぢれ麺。(今よりもかなりの太めでした。)

教えてもらった通りに作って、一晩寝かせてから提供する・・・・と言う段取りでした。

 

 


卵やデンプンやグルテンの量など変えて何回も何回も試作して・・・・

まあ、こんなもんかいな・・・ここから先はそのつど・・そのつど・・変更して・・

・・とりあえず、よくは判らないけど・・・いってまえ~~~的な感じでオープンに

突入して行くのでした。

 

 


そして前にも書きましたが・・・オープンは結果として想像の範疇を超えた

技術的な未熟による大失敗を、しばらく取り返す事が出来ずにその後・・・

記録的な大惨敗を喰らい続け、閑古鳥がピヨピヨと鳴いてしまうお店に・・・。

 

 

 

どちらかと言うと、スープは自信がありました。

麺はかんすいを使っていないのだから、少々のコシのなさだとか茹で伸びの

早さなどは、大目に見てください的なスタンスでした。

 

 


しかし当てにしていたスープは大迷走!!!

麺もやはり今ひとつじゃないかいな・・・と問題は山積。

さてさてこれからドースル???と言う所で

時間となりましたーーーー。まぁーたらーいーしゅーーージャジャジャン!

 

 

2012-07-18 01:30:26

夏の臨時休業日のお知らせ

カテゴリ : お店からのお知らせ
8月7日(火)・8日(水)を真に勝手ながら

夏期の臨時休業日とさせて頂きます。よろしくお願いします。
2012-07-18 01:27:32

秘儀de奥義の麺作り②

カテゴリ : 秘儀de奥義の麺作り

かんすいの代わりに卵を使う、国産小麦での麺作り・・・。

麺のコンセプトは出来ました。

 

 

さて今度はそれを一度に、100食程度仕込む事が出来る製麺機が必要です。

メーカー数社に資料と見積もりを請求しました。

しかし資料は送られて来るのですが、ちゃんとした金額の見積もりは

何故か未記入なのです・・・・???

 

 


金額も判らないのに、検討出来るか!!!怒怒怒!!!

と、憤ってたら一社だけ丁寧な説明と、定価が示されたきちんとした資料

が送られてきました。

それが今現在も使用している、品川麺機さんから購入したマイティー50です。

 

 


関係者からのアドバイスで、故障した時の事を考えるとやはり修理などで

迅速に対応の利く、近場のメーカーの方がいいよと言われました。

が、売る相手のフトコロや立場によって、売値を変えてやろう・・・なんて考えてる

奴らなんか、信用できるか!!!・・・と思いましたね。

 

 


だから唯一誠実な資料を送ってくれた、東京の会社でしたが

品川麺機さんに決めました。

誠実で詳細な資料を送ってくれると言う事は、商品にも自信があるからだとの

判断でもありました。

 

 


そして購入の下見もかねて、かんすいの代わりに卵を使う、国産小麦での麺作り

へのアドバイスも、伺おうと一路東京へ・・・。

そこで実際に麺を作る手順から、機械の動かし方まで丁寧に指導いただき

なんとなくやっていける様な気持ちになりました。

 

 


その時に言われていまだに忠実に守っている事・・・。

小麦と水を直接、攪拌機に入れる前に、ある程度は手で粉に水を回した方がいい

(意味がよくわからない方は、How To 麺?を見てくださいね)・・・とか、

色々と今現在にも生かされています。

 


そしてそこで貰った一番の決定的なアドバイスは、

「麺を美味しく作りたかったら、加水(小麦に対する水分量)は高めに

した方がいい。」というアドバイスでした。

 

 

何故そのようなアドバイスをくれたかと言うと、その当時の麺の設計図は

加水は低めだったからです。

その当時旭川ラーメンがブームで、実際函館で食べた旭川ラーメンに感動して

魚貝ダシを使ったラーメン・・・のーまる(らーめん)の製作のヒントになりました。

その旭川ラーメンの麺は太麺で、低加水の麺だったのです。

 

 

だからまんまる堂の麺も、低加水の麺で行こうと考えていました。

でも多加水の麺の方が美味しいよ、と言われたのですが、

「とりあえず最初は、低加水の麺でやってみます。」

と、変更はしないでとりあえずやってみよう、との意気込みで

まい進していくのでした。

 

 

閑話休題・・・・。

その時にこんな質問をしてみました。

「釜揚げうどんが好きなのですが、麺を持ち上げた時に途中で切れる麺と、

切れない麺があるのですが・・・その違いは何なんですか?」

と、質問したところ・・・

「切れる麺は、茹で置きをしている所だよ。茹で置きをしていない所の麺は

決して切れることは無い!」

と怒り気味で返答がありました。

ああ、この人は本当に自分の仕事に誇りをもってやってるんだな、と思いましたね。

 


麺の話題はまだ続きます。

2012-07-10 00:05:53

秘儀de奥義の麺作り①

カテゴリ : 秘儀de奥義の麺作り

たまにはお店の事も書いておかないと・・・。

少し前にHOW TO 麺?という項目で、【秘儀de奥義の麺作り】

と称して、まんまる堂での麺作りを紹介しました。

 

 

本来このホームページは、お店で使っている調味料や材料だとか、

その材料をどの様に加工して仕事を施しているのか・・・・等々の

情報公開の場として使っていこう、と思って始めたのでした。

 

 

しかしこれまた~進まない~進まない~と・・・。

まずこの手の技術的な事がさっぱり分からない。

なので、このホームページの製作会社の方に色々と相談しながら

進めていますが、やはり自分で考えた事が自分で実行出来ないので、

進まない~進まない~。

 

 


すぐにでも立ち上げられるネタもあるのですが、第3者を介してでないと

進まないので、公表できない・・・・頭の中にはここでやりたい事のアイデアは

あるのですが、実行するのに時間が足りないし、気力も足りない。

 

 

と言う事なので、少しずつしかやれないのです。

でも少しずつはやって行きますので、乞うご期待!(してないか・・・)

 

 

いやはや、前置きが長くなってしまった。

そうそう麺のお話でした。

やはりまんまる堂といえば『麺』でしょう!!!!!!!!

自画自賛でお恥ずかしいのですが、麺には自信アリです。

しかし、この麺にも歴史ありで・・ファ・ファ・ファ・ファァァ~ン・・・(回想モードに突入)

 

 

国産小麦を使った無かんすい麺。

かんすいの代わりに卵を使ってコシを出す・・・・。

全く製麺などやったことのない素人が考えた、無添加の中華麺の設計図です。

 

 


今と違って当時(豊橋のオープンが2000年)かんすいを使わない中華麺の

作り方など簡単には手に入るものではなく、少ないデーターの中から『卵』という

キーワードを探り当て、これに賭けてみるかと半信半疑の設計図でした。

 

 

手動の小っさなパスタマシーンで麺の試作をしていたのですが、

やはり加水(小麦粉に対する水分量)の問題なんかもあって、

(パスタマシーンでは低加水の麺は作りにくい)うまくいかない。

 

 

そんな時にその当時の小麦を仕入れる予定の業者さんが、

材料さえ持ち込めば、麺を作ってくれる所を探してくれたので、

助けに船とばかりにお願いして連れて行ってもらいました。

 

 


大手の製粉関連の会社だったと思います。(うろ覚え)

とても大きな製麺機というか製麺マシーンですね、でか過ぎて・・・。

我々の希望どうりの加水に卵入りで、ドドーンと素早く50食分作って

いただきました。

 

 

「おおー!」とか言いながら喜んでいる我々を見て、たぶんこのコシが

ないであろうと想像され、商品としては失敗作であろう麺を持って

喜んでいる、これから商売を始めるであろう素人を見て不憫に思った

のでしょうね・・・。担当者さんが言いました。


「まぁ・・・(言いにくそうに)たぶんですけど、すぐに茹で伸びしちゃう

かもしれませんねー。・・・・まぁ・・・それにかんすいを使っていない麺は

、中華麺ではないですしね(商品表示上)・・・。・・・・どちらかといえばうどんの

仲間になりなすかねー・・・・。」


と、失敗が約束されているであろう無知な2人に、さりげなくアドバイスをくれました。

 

 


しかしこちとら、かなりの無知なもんですから・・・・カッ・チィーンときました。

内心では、「なんやとー。馬鹿にしやがってぇ~。かんすいなんかたとえ天然物

でさえも、絶対使ってやるもんか!」と怒ってました。怒怒怒怒怒・・・・・・。

 

 

「かんすいを使わないと中華麺と呼べないなら、上等やないか・・・怒怒怒・・・

我々が作る麺は、まんまる堂のオリジナルじゃ!!!!」と、息巻いていました。

いやー、無知って恐ろしいですね・・・恥恥恥・・・やさしいアドバイスだったのにー。

 

 

でもやはり、無知だからチャレンジ出来たんだと思います。

かんすいを使わない内麦を使った麺作り・・・・。

 


このつづきは次回に・・・・続続続(もうエエって!)

 

 

 

2012-07-02 23:55:17

味覚についてのエトセトラ⑧

カテゴリ : 味覚についてのエトセトラ

味覚について色々と書いてきました。

その為には、家庭での食事が大切であると言う事なんですが・・・。

でも不安になりますよね・・・。

そんな食事をしていたら変わった家庭だと思われないか、とか。

子供がいじめられるのではないか、とか。

 

 

我々もたまたま無添加をコンセプトとするお店を始め、

当然、自然に家での食事も店と同じく安全な調味料、野菜、穀物に

シフトしていきました。

 

 

そして子供たちも、是非無く強制的に巻き込まれるのです。

ただしその先にどんな影響があるかなんて、想像出来なかったです。

もちろん正しい道を選択したと、確信はしていました。

が、付き合いもあるでしょうし、少しの困難は伴うのかな、とも思っていました。

特に母親は周りと違う事に敏感です。

子供の交友関係に悪影響が出ないか、不安だったようです。

 

 


でもそんなことはすべて杞憂におわりました。

全く問題は起こりませんでした。(たぶん・・・)

付き合いの部分は、それはそれとして割り切ってしまえば問題なし!

大丈夫!安心してやっちゃって下さい!正しい味覚形成。

 

 


想像もできなかったその先の影響も、想像よりも楽しませてもらってます。

面白いエピソードを少々紹介したいと思います。

興味のある方は、お付き合いください。

 

 


・・・とある有名なパン屋さんの出店でのお話。

6種類のパンが販売されていて、それぞれに試食用で一口サイズのパン有り。

上の息子が(当時小5)「ねえ、ひとつ食べてみたい。買っていい?」

と言うので、どれをチョイスするのか興味があったので「いいよ。一個だけやで。」

 

目をつぶりながら真剣に、試食のパンを一つずつ順番に食べていくと

販売していたお姉さんが気を使ってくれて、「どうせ最後余ったら(試食用)は

捨てちゃうから、遠慮しないで食べちゃっていいよ。」と。食べながら「ハイ。」

 

全種類の試食用のパンを食べ終えてから、おもむろに「これください。」

お姉さんは買わないと思ってたらしく「え!買うの?」とビックリ。

そして選んだパンを見て「え!しかもこれ?・・・きみおとなだね~。」

と再び感心したようにビックリ。

 

チョイスしたのはその中で唯一の天然酵母系の酸味があるタイプのパン。

チョコやバナナを使ったパンがある中で、クリームチーズを使った奴。

もちろん値段も一番高かったとさ。トホホ・・・。

「お前、一番値段が高いのを選んだやろ。」と言うと、心外だと言わんばかりの

顔をして「一番美味しいと思ったパンを選んだだけ!値段は見てない!」

と憮然として言われました。

 

 


・・・とある行楽地で、おやきを買って食べたら意外にも美味しく、

「いやーこれは当たりやなー。」と家族で喜んでたべた後、

「じゃ最後にみたらし団子食べて帰るか。」と。そして食べた後

ひどい後味に一同「失敗したなー。ラストがこれでは・・・」

 

この事態に上の息子は(当時小6)怒りを露わにして、

「最後がこの後味では納得がいかない。お小遣い前借りしていい?

さっきのおやきをもう一度買ってくる!」と言い出す始末。

「いや、時間が無いから今回は諦めてくれ!」とこちらが懇願する有様。

 


・・・とあるスナック菓子を食べてる途中で「あー、学校の給食で食べたシューマイと

同じ味がする。」と言いながら完食。

 


・・・つい4日前、下の息子(小2)に「ねえーとうちゃん、ポップコーンって安全?」

「さあ、どうなんかなー。いろいろとあるんじゃないかな。」と返すと、

「あのさー塩味のは食べれるんだけど、キャラメル味のは甘すぎて余り

食べれないんだよねー。」「でもみんなキャラメル味の方が美味しいって

言うんだよねー。意味がわかんね。」と、お怒りになられてました。

 

 


「へー。こんな感じ方するんだなー。」とか「意外と子供が甘いものが好きだなんて

迷信だなー。」とか、想像もしてなかった反応が返って来て、参考になります。

 

 


皆さんもどうですか?こんな味覚の子供?

え!嫌ですか?そうですか・・・結構、楽しめますよ。

「ほ○だし」で育ったワタクシとは大違い。

なによりも健康である事が、何よりも親としては誉れですね。

 


長々と続けてきました味覚シリーズ。

これにて終了です・・・おあとがよろしいようで・・・(よろしいかな?)


 

2012-06-26 01:05:19

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