かんすいを使った麺の、あの独特な臭いがワタクシの好みではない。
・・・と言う話でした。
でもあの臭いこそが、ラーメンであり中華そばであるんですよね。
たまにラーメンの本なんかに「かんすい少なめで作った麺を使用。」
などと書いてるのを見ると、やはり気にはなっているんだな・・・と。
でも確かに小麦粉だけでは、中華麺らしい強いコシが出ないのも事実。
じゃあうちの麺みたいに、卵を使って低温で数日熟成させて・・・・となると、
いやいや・・・これはかなり難しいでしょうな。
製麺業者に委託してる場合は特に難しい。
まず安全面にかなり気を配らないと・・・この麺は腐りますから・・・。
普段の管理もそうですが、配達中の温度管理もしかり。
お店側にも麺を冷蔵庫で絶対に管理をしてくれと・・・何度も何度も
繰り返し念を押して懇願しなければならないでしょうし・・(食中毒が怖い)
そのリスクを考えると・・・とてもとても、やってられないでしょうね。
かんすいを使うと言う事は、それ以外の便利さをもセットで使うことです。
たとえば真夏にクソ暑い厨房内で、出しっぱなしでも腐らない最強の麺。
「・・・エ!」て驚くぐらい日持ちする魔法の麺。
・・・・そりゃ利便性、経済性を考えれば・・・手放せないですよね。
それに、やはりラーメンの麺はかんすい有りきの論調が多いですし・・・。
しかもコストがかかる・・・。
あるテレビの番組で、かなり低価格で営業しているとあるチェーン店の
特集を見たことがあるのですが・・・たしかラーメン一杯200円前後
だったような・・・記憶が曖昧でスミマセン。
その記憶は曖昧なのですが、はっきり覚えているのがそのラーメンの
原価・・・たしか40円ちょっとだったんです。
「うぁ~・・・・ラーメン一杯の原価と、うちの麺一玉の原価と同じか~・・」
と、かなりビックリした記憶があります。
もちろん巨大なチェーン店と、ちっぽけな個人店と仕入れの規模が違うので、
単純に原価では比較しては不公平なのですが・・・。
でも、よく40円ちょっとの原価である事を公表するなー・・・とビックリしました。
売値が200円だとしても・・・そんなもん食べたかないやい!
と考えるのは・・・器が小さいですか?
いや、違うなー。200円位で売ってるものに40円も原価を掛けてっまっせ!
って言う事なのかな?自慢なのかな?・・・ん~理解できん・・・。
おっとっと!またまた話が脱線してしまった。
要するにですねー・・・言いたい事は・・・ホント・・・こういうことなんです。
『かんすいを使った麺の臭いが嫌い!!!』
・・・・あれ・・・振り出しに戻ってしまった・・・。
でも・・・言いたい。
かんすいの入って無い麺でいいんじゃないですか?
色んな薬品と引き換えに、不自然なコシ・・・いりますか?
やはり消費者の問題でもあるんですよね。皆が理解しないと。
新しい時代ですよ(ホント?)・・・かんすいを使わない
新しい中華麺の時代です。
ラーメンのスープもかなり進化している状況の中、
戦後経済的に厳しい時代に生まれた中華麺はその時代のまま・・・。
麺もスープと同じように進化して行くべきではないかと・・・。
って考えると・・・どうですか・・・まんまる堂の麺は新しい時代の麺ですよね?
偶然から出来た麺とはいえ、少し誇ってもいいんじゃないですか?
エヘヘ・・・調子に乗るな!と怒られそうなので・・・今回はここまでです。