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知るのが得か?知らぬのが幸福か?④

カテゴリ : 知るが得か?知らぬが幸福か?

と、再び『トマト』の話です。

前回は『トマト』の報道で翻弄させられている消費者について

書きました。簡単に煽られるなよー、と。・・・。

 


でも、たとえば煽られてトマトを買ったとしましょう。

たしかに栄養満点のトマト。煽られて買ったたとしても損は無いと・・・。

ただ『トマト』と言ってもその素性によって、同じではないんです。

 

 

例えば栄養面から、トマトのビタミンCについて考えて見ましょう。

同じトマトでも露地栽培とハウス栽培では、ビタミンCの保有量が違います。

夏の露地栽培ものには100g中約21mgのビタミンCが含まれているのですが、

冬のハウス栽培ものでは5mgしか含まれていないのです。

 

 

夏に露地物と冬のハウス物では、夏のトマト一個に対して冬のトマト4個が

栄養価的に同じなんです。

 

 

しかもトマトは従来、旬の夏でも10日間隔で農薬を散布しなくてはならないほど、

病気や害虫に弱い野菜だそうです。

夏でも有機のトマトはなかなか、一般のスーパーなどではお目にかかれません。

 

 


それを旬とは真逆の冬に、しかもハウスで育てられた『トマト』。

農薬の逃げ場の無いハウスで、しかも夏よりも大量の農薬が使われている『トマト』。

「疲労回復~? ダイエット~?」ってなりませんか?

 

 

しかも今流行の環境問題の観点から見ても、問題があります。

ハウスで『トマト』一個を育てるために石油が80ccも使われています。

夏と同じ栄養価の『トマト』を育てる為には、一個に対し320ccの石油が必要です。

旬でない時期に寒さに弱い『トマト』を育てようとすると、ハウスで石油を使って

無理やり暖かくして大量の農薬を使わないと生産できません。

そんな不自然な『トマト』で「疲労回復~? ダイエット~?」ってなりませんか?

 

 


そしてその『トマト』が地元の物でなく、遠方から運んできたものであれば

余分に石油代が掛かり、その『トマト』の値段に余分に人件費が掛かり・・・。

 

 

そこに陰陽の概念を重ねてみると、元々夏が旬の『トマト』は身体を

冷す性質があるので、冬に生の『トマト』を食べると身体が冷える・・・。

農薬とか化学物質も身体を冷す。冬に『トマト』を食べるなら加熱しないと・・・。

 

 


などなど、まだまだこれに品種の違いとかマニアックな角度からも

突っ込めるのでしょうが、キリが無いので・・・この辺で許しておいたろ!

(なーんて、これで精一杯です・・・ワタクシ程度の知識では・・・)

 

 

どうです?『トマト』ばかり出てきてお腹一杯になりましたか?

エ!まだまだ足りない?しょーがないなー。

じゃあ次回もこの続きで・・・。(引っ張るねー『トマト』ネタ・・・)


 

2012-11-12 23:04:43

知るのが得か?知らぬのが幸福か?③

カテゴリ : 知るが得か?知らぬが幸福か?

「正しい知識や情報」を得て、豊かな食生活を。

てな事を書いておりますが、豊かという表現はちょっと違うかなー。

豊かなというより、「騙されない」食生活と言いましょうか・・・。

偏った情報に「惑わされない」食生活と言いましょうか・・・。

 

 

前にも少し書きましたが、『トマト』という食材をワタクシの言っている

「正しい知識や情報」を使って、考えたいと思います。

 

 

ちょっと前、新聞やニュースなどで「トマトを食べると痩せる。」とか

「トマトは疲労回復に効果アリ。」などと取り上げられたのをご存知でしょうか?

その報道によりトマトが品薄になるほど売れたそうです。

 

 

「トマトを食べると痩せる。」なんてラジオのニュースで聞いたときに、

「トマトを料理に沢山使ってる国の人達、太ってる人多いやん!」と、

思わず笑いながら突っ込んでしまいました。

そう、誰が聞いても笑い話としか受け取れないだろうと思っていたこのニュース。

後で「トマトが品薄になるほど売れている。」と再びニュースで聞いてビックリしました。

マジ~。皆、こんな話、真に受けてしまうのかね~。

 

 

まあ、京都大学の研究だと言われれば信じてしまうのも無理ないのかな、と。

「トマトに糖質の代謝を促せる成分があることを発見。」・・・だそうです。

 

 

でもこの研究、京都大学とデルモンテの共同研究なんです。

デルモンテって・・・。もろトマト製品の会社じゃないですか。

デルモンテが資金を出して京大が研究する図式が見えてきますねー。

もちろん資金はワタクシの勝手な想像なので、勘違いかもしれませんが・・・。

 


そして「トマトは疲労回復に効果アリ。」の報道。

これは大阪市立大学とカゴメの合同研究により、

「動物試験においてトマトの摂取が、運動後の疲労の度合いの指標の増加を

抑制することを明らかにした。トマトを摂取することで疲労軽減効果が期待増。」

と言う事です。

これも同じ図式・・・こんどはカゴメ。

 

 

なにか不正があるのでは的な、恐ろしい事を言ってるのではありません。

もちろん効果があるという疑いの無い結果があるから発表してるんでしょうし。

そこに猜疑を持ってるのではありません・・・あしからず。

 

 

これはあくまでも一般論ですが、研究にはお金が掛かります。

スポンサーが付いてる場合には、そのスポンサー寄りな研究結果が出るのは

当然一般論として常識です。

たとえば国がスポンサーの場合でも同じですよね。

この頃の原発報道の沸いて出てきてる過去の出鱈目でご都合主義だらけで、

原発にとってひたすら有利な研究結果達を見れば、一目瞭然ですよね。

 

 

情報なんて、その偏った側面だけを評して、いい結果でも悪い結果でも都合よく

導き出せると言う事はこの原発報道で明らかになりました。

 


だからといってこの『トマト』の研究結果も同じだと言ってるのではありません。

ただ、そのまんま「鵜吞み」にしてしまうのは、いかがなものでしょうか。

話半分でいいんじゃないでしょうか。

それを真に受けて『トマト』を買い漁るなんて・・・。思う壺ですよね。

少し短絡過ぎじゃないでしょうか。

 


それにもしこれが『小松菜』であったり『かぶ』であったりしても、スポンサー

が付いていて研究してみれば、同じような結果が出るんじゃないかなー、と。

そのように思うのはワタクシだけでしょうか・・・。

だっておなじ自然の恵みですからねー。当然身体にいい結果が出るはずですよね。

ただ『トマト』と違って、企業のお抱え野菜ではないですから。

 


まだまだ『トマト』ネタは尽きません。次回もこのネタで・・・。


 

2012-11-05 22:00:22

知るのが得か?知らぬのが幸福か?②

カテゴリ : 知るが得か?知らぬが幸福か?

やはり食品に関しては「正しい知識、情報」を持つべきであろう・・・

と思います。

 


我々の所属している『ラーメン』の世界で、よく出てくる『化学調味料』論争。

一方は「こんな化学調味料たっぷりの味がウマイなんて、舌がバカな証拠。」

一方は「化学調味料を使って旨いなら、それのなにが悪いのか。」

「くやしかったら化調抜きで旨いラーメンを作ってみろ。」等など・・・。

 

 

このようなタイプのも書き込みも見かけます。

「化調を大量摂取すると身体に悪いとか言うけど、醤油だって大量に

飲めば死んでしまうから、危険だ。」みたいな、とんでもない意見もあります。

 

そして、やはり多いのがこの意見・・・「旨ければ何でもイイ。」

 

結局ここに辿り着く・・・「旨ければ何でもイイ。」

「化調が身体に悪いとかどうでもイイんだよ!旨ければ何でもイイ!」

・・・・このように言ってしまえば、もうお終い。議論の余地無し。考える余地なし。

この話に『バカの壁』を立てて、その物事の中身を知ろうともしない。

 

 

いつもこのような不毛なやり取りを見てると、否定するにしてもやはりある程度の

知識を持って、反論ないし否定すればいいのに・・・と、思っていました。

知ろうよ!・・・と。知った上で反論しようよ・・・と。

 

 

逆もありますよね。安全な食の原理主義者。

テレビである芸人さんが話していた、家の食事の話です。

そのおかあさんが食に気を使っている人みたいで、食事も安全な物ばかり

だったそうなんです。しかしだんだんエスカレートしてきて、遂には食事に「泥」が

出てきたそうです。

今まで我慢していた家族も、さすがにそれを見て「これはアカンやろ!」と全員で・・。

それを聞いたおかあさんは、「でもこれ身体にイイんよ。」・・・ですって。

 

 

前の話もこの話も、結局は同じ過ちを犯していると思うんです。

「旨けりゃーなんでもイイ」「身体にイイ食事はすべて正しい」

両極端のように見え、ベクトルこそ違えども同じ病ですよね。

化学調味料至上主義も、食の安全原理主義も不毛なだけで何も生み出さない。

偏った思考(嗜好)は視野を狭ばめて、目の前にある現状だけが正しいと

錯覚していまう恐ろしさがあるのではないでしょうか?

 

 


そのバランスを取るために必要なのが「正しい知識、情報」だと思うんです。

それが視野を広げて「正、悪」だけの二元的な見方から、もっと「グレーゾーン」

を含む広角的な見方が出来るんじゃないでしょうか。

そうすれば今よりもっと食生活を楽しめるようになると思うんですが・・・。

ゲームでもそうじゃないですか。武器が沢山有ったほうが楽しめませんか?

 

 

「正しい知識、情報」で成り立つ食生活は、かなり豊かなものになるのではないかと。

食生活が豊かだと、人生も豊かになるんではないかと。

・・・・と、ラーメン屋のおやじが言ってます。

説得力ないなー。

 

 

2012-10-30 23:49:11

11月の臨時休業のお知らせ

カテゴリ : お店からのお知らせ
誠に勝手ながら、11月20日(火)をお店のメンテナンスの為
お休みを頂きます。
後8日(木)の夜営業を所用の為、お休みさせて貰います。
8日(木)は昼営業のみです。申し訳ございません。


2012-10-29 21:30:52

知るのが得か?知らぬのが幸福か?①

カテゴリ : 知るが得か?知らぬが幸福か?

前回、国は食品の安全なんか真剣に考えてない・・・ぞ、と。

国に「ちょっと!危険な食べ物は売らないように規制してよ。」

・・・なんて言ってもお門違いである、という悲しい現実。

 

 

そう!言いたい事は貴方と貴方の大切な相手であったり、家族だったり・・・。

それを守るのは他でもない、貴方自身しかいない・・・と言う事です。

国は守ってくれません・・・貴方の大切な相手であったり、家族だったりを。

国は信用できない・・・しっかり肝に銘じておかなければいけない現実です。

 

 

「じゃあ、何を信用すればいいのか?」ってな話になりますよね。

それも同じ・・・無条件に信用できるものなど無い!って事です。

ワタクシも含め我々日本人は無条件に物事を信用しすぎでしょう。

日の丸親方的な考え方では、もう良い物は何も生み出されないです。

 

 

そしてワタクシが言いたい事・・・。

「自分とその周りにある自分の大切なものは、自分で守るしか仕方ない。」

と、言う事です。

 

 

さあ、じゃあ何で守るかって事ですよね。

そのための武器はやはり「正しい知識、情報」でしょう。

面倒でもやはり戦うために、ある程度の「正しい知識、情報」は必要です。

でなければ、無制限に大量の添加物、農薬などの化学物質が身体に

入って来まくりますよ。

 

 

ちょっと資料が無いので、記憶だけなので申し訳ないのですが。

ある国の機関が「なにも気にせずに食事を取ってる人がかりに40歳台で

病気で亡くなったとしても、それは決して早死にではない。」ってな記事を

読んだ事があります。

 

 


まあ、国の事は信用するな!と言ってるのに、これは信用するのか!・・・と言われると

見も蓋も無いのですが、「国も、もっともらしい事言いよるんやなー。」

と、思いました。それだけ「ヤバイ!」のかも知れないですね・・・今後。

 

 

便利な世の中です。それの一旦を添加物が担っているのです。

その恩恵を受けてる事は忘れてはならないと思っています。

ただし光が当たれば、必ず影が出来ます。その影が健康被害です。

 

 

でも考えてください。農薬や添加物などのある程度の知識さえあれば、

その影の部分、健康被害から逃れる事も可能な訳です。

そうやって考えると、知識を持ってるとお得だと思いませんか?

 

 


だいたい有機野菜なんて全野菜の収穫量の0.2%位だそうです。

そんな貴重な野菜を、ほんの少し高めのお値段で手に入れれるんですよ。

これって希少価値から考えると、かなりお得だと思いませんか?

(まあ野菜も有機だからといって???はありますが・・・。)

 

 


何も知らなければ光を受けた分、当然影の部分にも同じだけ引っかかる

はずなのに、食品に関しては「正しい知識・情報」を持ってるだけで、

なんとなくそこの部分を避けて通る事も、出来ちゃったりするんですよ。

 

 

それってかなりお得だとは思いませんか?

でも知ってる人だけが得をする的な、選民思想で言ってるのではありません。

食べ物で核シェルターは作れません。

知ってる人だけ救われるでは、心の部分に影が出来てしまいますよね。

ホント、皆に知って欲しいんですけどねー。届くかなー・・・このメッセージ。

 


ん~終わらない・・・ので今回はこれまででーす。


 

2012-10-25 00:06:16

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