ペヤング騒動が勃発してから、少し時が経ちました。
G混入という、恐ろしい事件でした。
今回だけでなく、以前から度々程度は別として、異物混入
でのクレームは、以前からあったらしい・・・という
報道もなされていました。
それを裏付けるかのように、日清食品でも冷凍パスタ「スパ王」
などにGが混入していたとして、計約75万食も自主回収しています。
ペヤングも全商品回収ですから、その損失たるや・・・
考えただけでも寒気がします。
基本、これらの食品(?)は、車などと同様の工場のラインで
生産されています。
経費を極限までに抑えるため人手を抑え、オートメイション化で
工業製品と同じように大量に作られるのでしょう。
そりゃー、製品が流れている間の目の届かない所で、
さりげなくGが紛れても気づかないでしょうね。
って考えると、このような作り方をしているインスタント
食品には、つねにG混入の可能性がある・・・と言うこと
ですね。
普段はGが混入しても形が分からないほど粉砕される
のでしょう・・・今回みたいに、形が残ったのが
運が悪かった・・・と、企業側は考えるんですかね?
でも自然の中に工場があり、完全に外部から虫などを
入らないようにするのは、とてもコストのかかること
なんでしょう。
人の出入り、物品の出入りを考えると、完全密閉化は
かなり厳しいのではないかと、推測されますね。
その意味においては、多少は同情もします。
でも、対応が悪すぎましたね。
結果として大量の廃棄処分だけでなく、食品会社としての
一番大切な信頼までも失うという最悪の結果になりました。
残念ですね。
また今も、不二家のケーキのカビ問題が発生中です。
やはり食品を食品として考えず、工業製品と同じ感覚で
扱ってると、このような不幸な事件は後を絶たないでしょう。
食品を扱う・・・という大きな枠組みの中では我々も
同じ穴のムジナということになります。
商売としてのやり方も考え方も全く違うのですが、
今回の一連の騒動・・・対岸の火事として関係ないね
とは、受け取れませんでした。
気を抜けば、明日はわが身か・・・とも思えます。
慢心、安心・・・飲食業としてはこのような気の緩みが
事故の元だと、身の引き締まる思いで見ていました。
・・・ん~・・・今回はまじめで終わってしまった。
ま!そんなことは置いといて!
寒くなってきました・・・体調を崩さぬように
G入りのインスタント食品など食べてないで、
季節の野菜たっぷりの鍋など食べながら、熱燗を
ちびりちびりとね・・・やりながら、この冬を
乗り切っていきましょう!
本日は12月8日ですね。
1980年12月8日にニューヨークで凶弾により亡くなった
ジョン・レノンの命日です。
ワタシにとっては忘れることの出来ない特別な日です。
もうあれから34年経つんですね。
長久手でのまんまる堂のオープンは明日の12月9日です。
日取りの関係で8日には出来なかったのですが、少しでも
近い日にとの思いはありました。
余りクリスマスとは縁の無い生活をしてきたものですから、
クリスマス自体に思い入れはないのですが、特に1980年の
クリスマス前はジョンの「ハッピークリスマス」がテレビ、ラジオそして
街中に流れまくっていた思い出があります。
今でもこの時期に「ハッピークリスマス」が流れると「あ~・・・そろそろ
クリスマスなんだなー・・・」と、当時を思い出して感慨深いですね。
実はジョン・レノン、40年の短い人生の晩年はマクロビオティック食
だったそうです。
ジョンレノンの『ニューヨークイヤーズ』という本の中で、ジョンの
プライベートフォトグラファーだったボブ・グルーエンという
カメラマンがこのようなエピソードを紹介しています。
『いろんな裁判などでストレスを溜めたジョンとヨーコは細菌性の
胃炎にかかり、 それをきっかけに野菜と果物のジュースだけを
摂る断食を始めた…。
体調が良くなると、2人の態度も以前に比べずっと冷静で、
物事をよりしっかり把握するようになった…。
その後ジョンは、初対面の際にヨーコから紹介された
自然食品だけを基本としたマクロビオティックの食事に戻った…』
『ジョンの食べ物と健康への新たな関心は、その後一生続いた。
彼の人生後半に撮った写真を見てもよくわかるが彼は以前より
ほっそりして、ずっと健康になった。
ある時、私が夕食時に訪ねるとジョンがガスレンジの前で
玄米と焼き魚、蒸し野菜を入れた鍋料理を作っていた。
この料理は味も素晴らしく、栄養たっぷりで作ったジョンに
感心させられた。』
と言う具合です・・・どうです?ジョンが玄米に焼き魚ですよ。
親近感が増しませんか?
まあ、奥さんが日本人なので・・・ともいえますが、今から40年も
前にすでにマクロビなんて・・・洒落てますよね。
しかも、一回の食事で1000回噛むことを心掛けていたそうです。
・・・まあ、忙しい我々には到底無理ですね・・・1000回は。
そして相方のポールマッカートニーも、つい最近ベジタリアンに
なったそうです。
週に一回、月曜日は肉を食べるのをやめよう・・・というキャンペーン
を最近やってます。
食肉生産が温室効果ガス排出の14.5%を占めるため、週1回肉を
食べるのを止めることでそれを減らそうと訴えています。
ベジタリアンになった理由をこう述べています。
『きっかけはある日曜日、家族でランチをしていた時のことだった。
僕らはキッチンの窓の外で幸せそうに遊んでいる仔羊達を見たんだ。
そして、ふと今まで食事をしていた皿を見下ろしたとき
僕らは気が付いたんだ。
自分たちが食べていたのは、動物の、
つい最近まで野原で遊んでいたであろう彼らの脚だったってことに!』
『僕らはお互いに顔を見合わせ、こう言ったんだ。
「ちょっと待って。僕らはみんな、あの優しい羊たちが大好きだよね。
それなのにどうして 僕らは彼らを食べているんだろう?」
それ以来、僕らは肉を食べるのをやめたんだ。』
・・・突込みどころ満載ですね。
まず、そんな事を気付くのに70年もかかってしまうのか?
今まで散々酒池肉林をやりつくした挙句、年をとって胃腸が弱って
からのベジタリアンへの転身?
さすがです・・・こうでなければ長生きは出来ません。
元気に現役でワールドツアーなど回れません。
誤解の無いように言っときますが、ポール大好きですよ。
こんなことを平気で言ってしまうのも込みで、大ファンです。
・・・天国でジョンも苦笑してるでしょう・・・ポールらしいと。
最後にポール大先生のありがたいお言葉で閉めます。
『もし地球を救いたいのなら、みんなは肉を食べるという事を
止める必要がある。
肉を食べないことは、唯一君が出来ることでそして何よりも最も
重要な事なんだ。』
『君が「肉を食べないということ」について考えるとき、それはすごく
漠然としているかもしれないけれど菜食はたくさんのことを
一つで賄ってしまうんだ。
環境問題、飢餓問題、残虐行為がそれさ』
・・・・今更こんな事、言う?