なんと、まんまる堂が豊橋でオープンしたのが、2000年の11月11日でした。
今日は、まんまる堂の誕生日なのです。
懐かしの写真と共に、その日を、振り返ってみたいと思います。
本当は、あまり思い出したくない、悲惨な日なのです。
何度もラーメンは試作して、それなりに味には、自信をもって挑んだのでした。
オープンしてから、次から次へとお客さんが入ってきます。 「よし、やったるで!」
その当時、ラーメンのメニューは、のーまると唐まるしかなく、スープは一本でした。
どんどん時間が経っていくうちに、あらビックリ! スープの色が徐々に、変わってきたのですよ!
味見してみると、変な酸味が出てるじゃあーりませんか。
乳白色に近かった色が、茶色っぽい色に変化していくのでした。
「どうしよう・・・」と思ったのですが、引っ切り無しに、お客さんは入ってくるし
「ヤバイ!どうしよう・・」と途方にくれました。
引っ切り無しにお客さんは入ってくるし
初めてのケースなので、対処の仕方もわからないし、大パニック!!!
具体的な対応策も思いつかぬまま、まるで、坂道を転げ落ちるかのような
気分で初日を突き進んでいくのでした。
「これは、終わったな・・・」と、オープン初日に打ちひしがれたのを、思い出されます。
その当時、一本のスープに、節類、乾物類、野菜等全部入れて、火にかけてたので、
時間がたつと、変色し、酸味が出、スープの味が全く別物になってたんですよね。
後に気づくのですが、当日はさっぱり解りませんでした。
いやー、今思い出しても、冷や汗物です。
その前に働いていたラーメン屋のスープは、水道の蛇口を捻れば出てくるものでしたから。
火にかけ続けると劣化するもんだなんて、考えも付かなかったですよ!
当然すぐに解決できず、それからながーい苦難の始まりだったのです。
オープン初日に、用意してきた武器を失い、一からやり直しなんて!
ね、皆さんだったら、どうします? 考えただけでも、身の毛がよだつでしょ。
こんな、悲惨なオープンだったのでした。
お!なんか見慣れぬ物体を、一体発見!
今のまんまる堂のロゴの、モデルだと噂の人物が!!! 狸ではないですよ。