まだ続く、災難の夏なのか?
カテゴリ : 長久手の無添加ラーメン屋日記
まあ、暑い!・・・猛暑でなく、酷暑だ!・・・と、散々聞いた
セリフですね。
それも影響して、冷房が壊れたことはすでにお伝えしましたが、
更に、2台ある冷凍庫の内の一台が、知らぬ間に息絶えていました。
その結果、2回分のスープ用の下処理済みの豚骨が、ダメになる
・・・という悲劇までもが、起こってしまいました。
気づいたのは休みの日・・・大慌てで冷凍庫を求めて、手当たり次第
お店を駆け回りましたが、どこも売り切れなんですね・・・酷暑の為。
まあなんとか手に入れましたが、その日は在所に帰る予定があったので、
朝からドタバタ・・・「こんな日にこんな仕打ち?????」
神も仏も無いものか・・・と、打ちひしがれながら、作業してました。
天罰なのかな〜・・・結構真面目に働いていますよ〜・・・いじめないで
くださいね〜・・・などと、心の中でつぶやきながら・・・。
これ以上の故障の連鎖は怖いので、休みの日も日中は冷房つけています。
少しでも冷蔵庫たちの負担を減らすため・・・熱帯夜で店内の温度が
下がらない時は、冷房つけて帰ります・・・電気代を考えると、恐ろしく
なりますが、これ以上の被害はできるだけ、避けたい!
前に業者の人に「冷蔵庫のために、冷房を夜間でもつけっぱなし」
にしているお店もある・・・と、聞いていたのですが、「まさか」
電気代を考えると、自分が・・・と、思っていたのですが・・・。
祈りましょう!これ以上の被害がなく、この夏を乗り切れることを!
まあ、この熱さのが続いているのが大きく影響しているのが、
「冷しつけ麺」の出具合が、半端ないって!(もう古いですね)
例年に比べて、半端なく売れています。
こんなに冷し用の麺を作り続けているのは、記憶ないです。
このまま行けば、間違いなく過去最高販売数を記録するでしょう。
まあ、自画自賛ですが・・・糞暑い夏には最高じゃないですか?
・・・「冷しつけ麺」。
そばなどに比べても、コストパフォーマンス的にもかなり優秀だと、
改めて自画自賛しておきます。
栄養価はいうことないですが、」食べ方のカスタマイズの多様性も
人気の秘訣ではないでしょうか?
この異例ずくめの酷暑の夏・・・・。
これ以上の天罰(?)は勘弁してください。
なんとか無事に、これからも続く暑さに備えたいと思います。
ガンバレ!まんまる堂の冷蔵庫たちよ!
2018-07-30 21:17:50
冷しつけ麺のその歴史など・・・・。②
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長久手にやってきて最初の方は、モロヘイヤでやってました。
でもやはりこのモロヘイヤと言う奴・・・仕入れも大変だし
加工も大変だし・・・・。
そして途中で依頼があり、地元野菜「真菜」を使って麺作っていました。
この「真菜」は冬野菜なので、春先に作ってもらって大量に
ペーストにして、冷凍保存したやつを使う・・・という手間が掛かるので
、思ったより大変でした。
この「真菜」も粉末があるのですが、いい値がするので潰れかけのお店では
おいそれとは使えません。
そして次に目をつけたのが、「小松菜」です。
この小松菜は、我が仕入れルートでは年中無農薬の物が手に入るので、
非常に扱いやすいんです。
そしてそれだけでは色味が寂しいので粉末の茶葉を使い、「茶そば」風に
仕立ててみたら、いい感じではあ〜りませんか。
で、今では定番になったのでありました。
それでも地味〜に毎年、細かい仕様は変更を繰り返しているんです。
小麦粉のブレンド比率、加水、麺の太さ等など・・・。
作っていて楽しい麺です・・・なんせ色味がイイ!
そして、生麺での状態での香りもイイ!
お気に入りの麺です。
今年の夏は熱い・・・と、予報されていました。
そばもいいでしょう、冷しうどんもいいでしょう。
でも汁が無添加など、ワタシが知る限りほぼ無いです。
副菜も充実しており、値段もお手頃。
そして食べ方も自分自身でカスタマイズ出来るという、おまけ付き。
ことしのうだるような熱さの夏に、一度お試しあれ〜。
2018-07-02 20:24:55
「冷しつけ麺」のその歴史など・・・・。
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この梅雨時になりますと、ラーメンは売れなくなります。
この6月という時期は、ラーメン業界は売上があまり良くないのでは
ないかと・・・勝手に経験上、想像しています。
もちろん、「まんまる堂」も6月はご多分に漏れず、売上は
良くないです・・・あと2月も良くないですね・・・当然ですが。
これも経験則なんですが、気温の上下動が激しいと客足は伸びないです。
よく行く仕入先のスーパーの従業員の人も、同じこと言ってました。
それにましてこの梅雨時の前後は、湿度の上下動も激しいので、
さらに伸び悩むのではないかと、勝手に推測しています。
だから大手のチェーン店は、5月のゴールデンウィークあたりから、
「冷たいメニュー」を始めています。
いつもその表記を見て、「早や!」・・・と、呟いています
・・・車の中で。
その対策として豊橋時代に生まれたのが、「冷しつけ麺」です。
奇跡的に潰れることを回避し続けてきた我が「まんまる堂」の、
期間限定メニューの歴史の始まりであり、今なお続いている
ロングランの限定メニューなんです。
最初はラーメンで使っている麺を、冷して締めて出していました。
これはこれでなかなかに美味しかったのです・・・・が。
まだその当時、今ほどラーメンに関する情報が少ない中、
中華料理の本に「翡翠麺」という、ほうれん草を使った麺が
紹介されてたのを見て「この清涼感溢れる見た目はいいな。」
と、インスパイアされたのを記憶しています。
そしてその「ほうれん草」は夏場無農薬の物が手に入らないので、
夏場に無農薬の物がてえに入りやすい「モロヘイヤ」で翡翠麺ぽく作ったのでした。
この麺は当時、ワタシが作っていたのではないのですが、
今思い返すと、とてつもなく手間暇掛かってたと思います。
無農薬のモロヘイヤを買ってきて、枝から葉を選別し、茹でて、ミキシングし
それを練り込んで麺にしていたのですから・・・。
まあ、とてもとても暇なお店でしたので、時間はありましたから・・・。
豊橋時代はこのモロヘイヤの麺で、押し通したんだと記憶しています。
モロヘイヤも粉末を使えば簡単なんでしょうが、ほら・・・なにせ
・・・本当に本当に本当に・・・潰れかけでしたから・・・シャレに
ならないぐらい・・・粉末は高いんです・・・使えない。
もう当時のことを覚えている人も少ないでしょうが、今でも
覚えている一日の最低記録・・・。
昼三人、夜三人・・・・売上7千円・・・・・・・・・・・・。
これ・・・・未だに覚えているもんな〜〜〜・・・・・・・・・。
当時のことを思い出すと、今でも胃がキリキリと痛みますね。
・・・・・・・・おおっと!こんな話をしてたのでは、なかったですね。
ん・・・こんなに長くなるとは・・・続きは次週に!
2018-06-26 23:17:56
米粉の麺は・・・。
カテゴリ : 長久手の無添加ラーメン屋日記
今回のフォー・ポイ麺で、正にフォー・・・米粉を使っての
麺作りに挑みました。
特殊な技能がないと、米粉だけで麺を作るのはほぼ不可能なので、
まず半々で試してやろうと挑戦しました。
最初、小麦粉と米粉を同量で配合して製麺しました。
加水は40%。
予想としてはモッチリ感が半端ない面白い麺になるかと思ったのですが、
意外にもモッチリ感はなく、少しパサパサした食感で美味しくない・・・。
ん〜〜〜〜・・・これはマズい・・・・使い物にならないと判断し、
米粉をもち米粉に変えて、小麦粉増しでプラス、デンプン粉多め
という変則的な配合で、今回の麺となりました。
いつもの麺と比べて、モチモチ感は出たかな・・・と。
いや〜・・・米粉麺の道は遥か彼方なんだなー・・・と、思いました。
フォー・ポイ麺は今週から来週材料があるまでの提供です。
ご興味のある方は、是非お試しください。
2018-06-04 20:46:19
フォーっぽい・・・。
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なんとか梅雨入り前に、もう春ではない限定メニューを
お出しすることが出来て、胸をなでおろしています。
春の限定メニューは、ワタシが勝手に「エスニック枠」と決めて、
お送りしています。
暖かくなるに連れて人は、ややスパイシーなものを欲する・・・という
独断に満ちた認識で、メニューを考案しています。
豊橋時代からの伝統を引き継ぎ、基本カレー道を極める期間として、
調理技術を高めていった歴史でもありました。
それも昨年の限定メニュー「ま〜るかれー」にて、一つの完成を見た
・・・と、勝手に解釈しています。
しかし、カレーはやはり「ご飯に合う」という悲しい結果の前に、
その高い壁を越せないという技術的な未熟も含め、なかなかに
アイデアがまとまり切れませんでした。
しかし、あくまでも「エスニック枠」であって、「カレー枠」では
ないな〜・・・という適当な構想から「フォーぽい感じは面白いかも」
という安易な発想で、今回の限定メニューに挑んだ所存でした。
まあでも本場でフォーを食べたこともなく、日本でそれっぽい物を
2〜3度食べたことがある程度の知識。
料理本を購入して調べてみたところ、その感じではスープは結構
シャビシャビな感じで、その他薬味や野菜でカスタマイズして
食べる・・・という印象でした。
まあ、それなら本格的に鶏のスープで「フォーっぽい」感じに
してやろう・・・というのが、今回の限定メニューです。
鶏のスープにいろいろ、魚ダシやら加えて味の深みを出したくなる
気持ちをグッとこらえて、鶏と野菜と生姜だけに絞り、作ってみました。
意外とこのシンプルなスープ・・・イケるんです。
いや^・・・目からウロコでした。
それだけでは寂しいので、アジアっぽい味付けの具に、レモンフレイバー
・・・といういつもの食べてを選ぶという、まんまる堂らしい感じに
仕上がったと思います。
もちろん最後の味変えは、カリーです。
「あとdeカリー」というふざけたネーミングですが、それも含め
「まんまる堂」っぽい、のではないでしょうか?
まあカレーは、長年の修行のおかげで、本とか見ることなく
適当に作れるのがありがたいですね・・・しかも好き嫌いの
分かれる、ココナッツテイストなのも「まんまる堂」ぽくて、
いいのではないでしょうか?
あと二週間できるか出来ないか・・・という短命な限定となってしまします。
お暇な方は、是非・・・・。
2018-05-28 20:44:05