いよいよ四月から消費税が上がってしまいます。
残念ながら、まんまる堂も消費税分は、値上せざるを得ません。
外税表示でOKなのですが、一円単位になるのもどうかと思い悩み、
10円単位の値上げとさせていただく予定です。
ただでさえ高めに感じられる我がまんまる堂にとっては、値上げは
心苦しい限りですが、どうしようもないです。
ただでさえ、オープン当初に比べ食材の値は上がる一方です。
特に小麦は去年末で一袋(25㌔)あたり、ついに1000円も値上がりしました。
いや~・・・なかなかに苦しいです。
この弱小個人経営店にアベノミクスの恩恵など、皆無です。
ただただ、光熱費や食材の原価が勝手に上がっていくだけ・・・。
個人事業主に特別な計らいの無い税制に、毎回ガッカリするだけです。
小さな力しかない所には、税金の優遇処置などないのです・・・この国は。
文句ばかり言ってても、虚しくなるだけですね。
そう、値上げのお話。
麺メニューで20円ほど、その他10円ほどの値上げになります。
ご了承ください。
ただ、それ以外に・・・便乗値上げと思われるのは嫌なんですが、
オープン当初から、これは原価計算を間違えたと・・・後で気付いたのですが
すでに後の祭りだったチャーシューは、一枚100円のトッピングに変更します。
それにともない、「とくせん」と「やき豚」も値段を変更させていただきます。
あと、つけ麺の大盛りをサービスでプラス50円で提供していたのですが、
小麦も値上がり甚だしいので、プラス100円とさせて頂きます。
どうかご了承お願いします。
「たかだか消費税3%の値上げやないかい。企業努力でなんとかせい!」
というお声もあろうかと思います。
しかし、しかし、しかし、しかし、しかし・・・ですよ・・厳しいんです。
原価率が軽く30%を超えてしまうまんまる堂。
本来はもう少し定価を上げたいところを、グッと我慢してまいりました。
これ以上の負担は、ただお店の滅亡につながります。
なんとかお店を細々と続けていく事が、最大の目的です。
これ以上お店に負担をかけると、お店が参ってしまいます。
我々もお店も、かなりギリギリのところで踏みとどまっているので、ご理解ください。
豊橋時代、あるお客さんと冗談でこんな会話をしたことを思い出しました。
その当時、とある企業の社長さんだった方との会話です。
「どうだ、いつかまんまる堂をチェーン展開してみないか?オレがやってやるよ。」
「こんな暇なお店をチェーン展開しても、儲からないですよ・・・。」
「ハハハ!でも仮にやるとしたら、原価率を20%・・・いや17%でやらないと
儲けは出ないぞ。どうだやれるか?」
「いやいや今原価率35%超えてる状態ですよ。多少仕入れ値が下がった位では、
原価半分にはならないですよ。だいたいこんなマニアックな店チェーン展開しても
流行らないでしょうし、原価も半分にはならないので、どの道無理ですね。」
「ハハハ・・・確かにね。」
というたわいも無い会話でした。
でもチェーン展開するような所は、原価20%以下でやらないと儲けは出ない
そうです、原価がそれ位で収まってれば、3%の消費税など店で被ってやるのになー。
そうすれば「まんまる堂は、値上げせずに皆さんの為に頑張ります!」
なんて、きれいごとが言えたのにナー・・・残念。
と、泣き言を散々書きましたが、言いたい事は唯一つ!
4月消費税アップしてもまんまる堂を見捨てないでね!
よろしくお願いしまーーーーーーす・・・と、言う事でした。