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人は食べたそのものである⑥

カテゴリ : 人は食べたそのものである

はるか2500年前の、お釈迦様のお言葉。

 

『人は食べたそのものである。一切の疾病は宿食を本とす』

 

・・・すべての病気はまちがった食生活が原因であり結果である。

という意味だそうです。

こんな大昔から、言われていた事なんですよね。

そしてこんな大昔から、分かっていた事なんですよね・・・

 

 


だいたい同じ頃、西洋の医学の父、ヒポクラテスのお言葉。

 

『食べ物について知らない人が、どうして人の病気について理解できようか。』

 

・・・そういえば病院で何を食べてるかなんて、聞かれた事ありますか?

それも分かっていないのに、治癒など出来ないんじゃないかと思てしまいます。

今行われている治療は、ロボットの修理みたいに感じるのですが・・・

 

 


12世紀の哲学者、マイモニデスのお言葉。

 

『食事で治せるものを、他の手段で治そうとするなかれ。』

 

・・・少し調子が悪いだけで、すぐ病院、すぐ薬・・・。

だいたい病院に行けば、病気が治ると信じていますか?

薬を飲めば、副作用もなく、病気が良くなると信じていますか?

ワタクシは病院が、本気で根本的に病気を完治させようとは、

考えてないような気がするのですが・・・

 

 

16世紀時代、「椿姫」の原作者であり「料理大辞典」なども書いてるフランス人

アレクサンドル・デュマのお言葉。

 

『人は食べ物で生きるのではない。消化されたもので生きるのだ。』

 

・・・ただ腹が膨れればイイ、と言う訳ではないですね。

消化されるものにまで、配慮しなければ。

ひどい食生活が、どれだけの人達の身体も心も、壊していったか・・・

 

 

「ヨガ」の教えより。

 

『生きたかったら生きたものを食え。腐りたかったら腐ったものを食え。

死にたかったら死んだものを食え。』

 

・・・防腐剤などの添加物により、腐らない食品が巷に溢れてます。

抗生物質入りの餌を強制的に食べさされて、病気で死ぬことさえ許されず、

死ぬ一歩手前まで無理やり生かされて、食肉にされる大量の家畜達・・・。

こんな不自然な物を食べている我々を、この「ヨガ」の教えと照らし合わせると、

我々人間はすでに、「ゾンビ」化しているのでは、ないでしょうか・・・

 

 


本当に、やはり我々の心身は、『食べたそのもの』で出来ている

という事実を、しっかり認識する事が大切なんでしょう。

そのことは、まだ、添加物、農薬、抗生物質など無い大昔から言われ続け

てきた現実を、無視できないでしょう。

 

 

 

だから、添加物、農薬、抗生物質だけを避ければ、何食べても大丈夫だと

考えるのも、正しくないのでしょうね。

やはり、『消化されたもの』で、考えなくてはならない問題でしょう。

なんせ、紀元前から言われ続けているのですから・・・。

 

 いや・・・パソコン素人のワタクシが、「こんな!」技を
使えるなんて・・・「感激!」

2013-04-08 22:57:23

人は食べたそのものである⑤

カテゴリ : 人は食べたそのものである

いやいや、「肉モリモリ」から「遺伝子ウンヌン」に話が脱線(?)しました。

元々の話題だった「肉モリモリ」に少し話題を戻したいと思います。

 


肉をモリモリ食べて、元気満点ってな話にはならないよ・・・というお話。

「何をいってるんだ。肉食獣は肉食べとるやないかい!」

「ワシの身体と魂は肉で出来てる。肉食獣と同じで元気一杯なんじゃい!」

と、言われるお方も、いらっしゃるかと思いますが・・・(エ、いない?)。

では、本家本元の「肉食獣」は「肉をモリモリ」食べて元気一杯なんでしょうか?

 

 

野生の「肉食獣」は、倒した獲物のまずその血をすすり、骨を噛み砕いて、

脳髄や骨髄や内臓を食べつします。

そしてよほど空腹でないかぎり、ほかの筋肉部分など見向きもしないそうです。

 


北極グマも、捕まえた魚の頭部と臓物だけを食べ、他の部分などすぐに

水の中に放り出すそうですそうです。

 


あれ~?カルビは?サーロインステーキは?・・・筋肉は食べない~?

 


いわゆる「肉食獣」が襲うのは、シマウマ、キリン、羊、鹿のような「草食動物」で、

これらを倒すと必ずまず胃や腸を掻き破って、その中の半分消化しかかっている

青草を食べるそうなんです。

 


ん~?肉食獣が青草ぁ~?・・・って思いませんか?

 


人類の中でも「肉食」と考えられているエスキモー人も、海獣などを捕らえると、

真っ先にその血をすすり、内臓を喰らい、その中の海草を食べ、骨を噛むそうです。

 

 

このようにして植物性食物を摂取するそうですが、やはりエスキモー人の場合には

植物性食物が足りず、平均寿命は27歳ぐらいだそうです。

そしてこの寿命は、ライオンやトラやヒョウなどと同じなんだそうです。

いやー、なんとなく示唆的なお話ですね。

 

 

我々人間も、この地球という惑星にある自然界の摂理に則った

生命体だとすれば(宇宙から来た生命体だ!と言われれば・・・それは・・・)、

肉(筋肉)ばかり食べていたら、どうやら長くは生きられない事が、肉食獣や

エスキモー人の話からわかると思います。

ましてや、「本来肉食でない」日本人など、論外ですね。

 

 

『栄養学のウソ?ホント?』でも書きましたが、「肉食」といわれる西洋人も

最も初期の段階では、草食動物を殺して一番初めに食べたのは、その動物の

胃の中の草だったそうです。

そういうふうにでもしなければ、自分の健康が維持できない事を本能的に

知っていたのでしょう。

 

 

約470年前に、「肉食」の国ヨーロッパから日本に来たフランシスコ=ザビエルが、

当時の日本人の食生活を見て感じた事を、祖国に送った手紙に書いています。

 

「日本人は自分達が飼っている家畜を、殺したり食べたりしません。

時々魚を食べ、米と麦を食べるが、それも少量です。

彼らが食べる野菜はたくさんあり、少しですが幾種類かの果物もあります。

それでいて、この地の人々は、不思議なほどの達者な身体をもっており、

稀な高齢に達する物も多数います。

たとえ口腹が満足しなくても我々の身体は、僅少な食物によっていかに健康を

保つことが出来るかは、日本人に明らかに顕れています。」

 


これでもなお、

「ワシの身体と魂は肉で出来てる。肉食獣と同じで元気一杯なんじゃい!」

と、言い切れますか・・・(エ!・・・言ってない?)

2013-04-01 19:15:04

人は食べたそのものである④

カテゴリ : 人は食べたそのものである

前回、遺伝子による病気の発現は、環境や栄養によって、

コントロールされている・・・という、お話でした。

その遺伝子について、もう少々・・・。

 


どうやら一個の遺伝子を、取ったり組み替えたりしただけで、良くなったり

悪くなったりするほど、単純な話ではないみたいです。

 


例えば、ミミズ類の遺伝子による体重調節機能に関する研究です。

科学者達は、1万6757個の遺伝子の機能を一つずつ調べて、

体重への影響について観察したそうです。

そしたら、体重に影響を与えている遺伝子は、417個もあったそうです。

 

 

よく巷でも、肥満遺伝子がどうたらこうたら・・・と、言われているのを耳にしますが、

たった一つの遺伝子をどうにかすれば、たくさん食べても肥満になりにくい体質に

なれるという、単純なお話ではないと言う事が分かると思います。

 

 

これを糖尿病で考えてみると、基本的に糖尿病になるかどうかは、

遺伝子の組み合わせで決まっていると、言われています。

だから糖尿病に根本的に罹らないとすれば、生まれる前に遺伝子の

組み合わせを、変えなければならなくなります。

 

 

しかし、生物と言うシステムの中では、一つの遺伝子がさまざまな機能を

果たしています。

糖尿病の人がこれだけ大勢いるということは、糖尿病に関係する遺伝子が、

人類の進化上有利な部分も備えているから、存在していると推測されます。

 

 

それに、糖尿病の遺伝子の組み合わせを持ってる人が、すべて発症する訳では

ないのです。もちろん発症しない人も沢山います。

現在は糖尿病は、生活習慣病と認識されていますよね・・・遺伝病ではない。

要するに、飲食や運動などの生活習慣が加わって、はじめて発症するのです。

 

 

遺伝子は単純に性質であって、それ自体が病気の原因ではないのです。

病気の引き金となるのは、栄養や環境である・・・と。

 

 

いや~、たかだかラーメン屋のブログなのに・・・なんだか、堅っ苦しいお話で。

どうもスミマセン。

 

 

ラーメン屋のおやじが、遺伝子なんて深海のような奥の深い話を語っても

仕方ないのですが、食べ物について調べれば調べるほど、ここら辺の話題は、

避けては通れないなー、と思いました。

 

 

病気の発現には遺伝子が深く関わっており、その引き金となるのが環境と栄養

だということは、あまり知られてないんじゃないのかなー、と。

環境(ストレスなど)に関して、ラーメン屋のおやじがウンチクを述べても

仕方ないので、栄養(食事)については少々伝えたいナーと思って書いてます。

 

 


人の遺伝子の数は約三万数千個。DNAの塩基配列の総数は三十億対。

人類がこれらの複雑な相互のシステムを解読する事は、不可能でしょう。


我々に出来る事は、食事で病気になる遺伝子の性質を「オフ」にすること

・・・いや「オフ」にできる事を、「知る」事だと思っています。

 

 

病気を早期発見するために、「定期健診」を受けましょう!

がん検診を受けましょう!早期発見なら簡単に治ります・・・なにか違和感

感じるませんか?・・・すべての人が、病気に罹ることが大前提なんだもの。

 

 

病気の治療ばかり叫ばれて、予防の話はほとんど聞かないでしょ?

病気になる恐怖心ばかり煽って、それを未然に防ぐ為のまともな情報の少なさ。

食事での病気の予防では、たいしたお金は動かないんですよ。

検診→病院→薬→大手食品企業・・・ほら・・・お金が動くでしょ・・・。

 

 

お金の動きに飲み込まれて病気になるのか、予防して健康に過ごすのか。

人生の未来における大切な選択ではないかと、思うのですが・・・大袈裟ですか?


 

2013-03-27 18:53:28

人は食べたそのものである③

カテゴリ : 人は食べたそのものである

前回、栄養摂取による操作で、ガンの進行を「オン」にしたり

「オフ」にしたりすることが可能だという話を書きました。

 

 

「何を言ってるんだ。食べ物など関係ないでしょう。ガンは遺伝子で

決まるんじゃないの?」と、思っていませんか。

ワタクシもそう思っていたのですが、どうもそう簡単な話ではないそうです。

 

 

たしかにすべての病気は、ほぼ遺伝子から始まっているそうです。

ただし遺伝子自体が、病気を決定するような事はないそうです。

 

 

一つの遺伝子に、一つだけの機能が備わっているのではなく、

その遺伝子には、多くのの未知なる性質が備わっているのです。

そしてその遺伝子の、どこかの部分が活性されたり、発現化される

ことによってのみ、その遺伝子の性質が働くのです。

 

 

そしてその遺伝子の、どの部分の性質が活性化されるかどうかは、

「栄養」が決定権を握っているそうです。

ようするに「栄養」は、その遺伝子の活動を決定するスイッチなのです。

 

 

食べ物の「栄養」により、一つの遺伝子のある部分は「オン」となって

働き、ある部分は「オフ」となって働かないのです。

前回にも書きましたが・・・栄養摂取による操作で、ガンの進行を「オン」

にしたり、「オフ」にしたりすることが可能・・・と書きました。

 

 

「肉をモリモリ」食べると・・・の話とリンクさせるとこうなります。

動物性タンパク質の摂取量を調節するだけで、身体に悪い働きをする

遺伝子の活動を「オン」にしたり、「オフ」にしたり出来るそうなんです。

 


要するに、こういう話ではないでしょうか?

「うちはガンの家系だから・・・お爺ちゃんも、ひいお爺ちゃんもガンで

亡くなったからなー。俺も間違いなくガンで死ぬよ。」

ってよく聞く話じゃないですか?(ワタクシの家系もそうです)

 

 

たぶん家系として、そのガンを発現する遺伝子を持っているのでしょう。

何故そのガン遺伝子が「オン」になるかと言うと、たぶんその家系で

同じような食生活をしているからだと、考えられますよね。

肉食中心の食卓も引き継がれているから、ガンも引き継がれているとも

考えられますよね。

 

 

食事が変わると、その「ガンの家系」という負の遺産は無くなると考えれば、

「あ~俺もガンで死ぬのか~・・・」という、自分ではどうにも出来ない、「不安な

未来」という負の呪縛から、開放されるのです。

 

 

遺伝子は我々に「体質」を与えるのです。

だからそれぞれに、身体に備わる異なった遺伝子によって、

それぞれの人による異なった病気のリスクを抱えているのです。

 

 

でもそれは食事の内容によって、病気になる遺伝子のスイッチを「オン」

にしたり、「オフ」にしたり出来るのなら、将来どんな病気に罹るんだろう?

何歳まで元気でいられるのだろう?という、不慮に対する不安な気持ちからの

脱却に繋がると、思うのですが・・・いかがでしょうか?

 

 

それは、「明るい未来」に繋がる、大事な事実だと思います。

我々自身が、自身の選択により未来の健康状態を選べる・・・。

本当ならば、それはとても有意義な選択だと思うのですが・・・。

皆さんは、いかがでしょうか?


 

2013-03-18 22:12:33

人は食べたそのものである②

カテゴリ : 人は食べたそのものである

前回のこの話題。

・・・・ある研究での実験結果です。

(葬られた「第二のマクガバン報告書」より)


「低タンパク食」のネズミは、ほかのネズミと比べて長生きだし、

身体をよく動かしていて、実に健康的だった。

そして100週目の時も、スリムな体つきで毛並みも健康的なものだった。

その一方で「高たんぱく食」のネズミは、全部死んでいた。

・・・・という結果です。


をもう少し掘り下げていきましょう。

 

 


アフラトキシンという「ガン性の種」を与えられたネズミを、たんぱく質20%

の「高タンパク食」群と、5%の「低タンパク食」群に分けて「腫瘍の成長」に

タンパク質が与える影響を調べた実験です。

ネズミは一般的に2年ほど生きるので、研究期間は100週です。

 

 


「ガン性の種」が投与された後、20%の高タンパク食を与えられたネズミは、

100週の時点ですべてのネズミが肝腫瘍で死んだか、肝臓ガンの為に

死にかけていたそうです。

 

5%の低タンパク食で育てられたネズミは、すべて100週後の時点でも

毛並みには光沢があり、活発に動き回り元気に生きていたそうです。

 

 


それだけではありません。

檻の中の車輪を、ネズミがどれくらい回転させたかを記録させて、

ネズミの運度量を比較したら、低タンパク食ののネズミは他のネズミ

に比べ、およそ2倍の運動量をこなしていたそうです。

 

 

あれ?タンパク質が少ない食事の方が、元気なの?と思いませんか。

元気の源は肉だ!タンパク質だ!よく聞く、今や食の常識ですが、

この実験の結果が信用できるなら、雲行きが怪しくなってきましたね。

 

 


「低タンパク食」のネズミは、「高タンパク食」より多くのカロリーを

摂取しているらしいのですが、より多くのカロリーも消費しているそうです。

要するに「低タンパク食」のネズミの方が、カロリーを燃焼するのに必要な

酵素をより多く消費しているらしいです。

 

 


カロリーを燃焼するのに、必要な酵素をより多く消費していると言う事は、

「体重を増やすためのカロリー」を体に少ししか残さないそうです。

そしてそれは、「腫瘍の成長に使われるカロリー」も、体に少ししか残さない

とも考えられるそうなのです。

だから「低タンパク食」のネズミは肝腫瘍や、肝臓ガンを免れたと・・・。

 

 

 

それは、「低タンパクの食事は、強力な発がん物質(アフラトキシン)の

ガン誘発効果を抑える事ができる。」、の証明です。

それは我々が独自に、ガンをコントロールすることが出来てしまう・・・。

という、かなり安心できるお話ではないですか。

 

 


すなわち栄養摂取による操作で、ガンの進行を「オン」にしたり

「オフ」にしたりすることが可能だと言う事です。

そう、普段のなにげない食生活で、我々自身でガンをコントロール

できるなら、まず安上がりだし、目に見えぬガンという恐怖に怯えなくても

すむので、心穏やかに生活を送れますよね。

 

 


じゃあ植物性のタンパク質ならどないですか?となりますよね。

小麦タンパクのグルテンでは、同量の20%を与えても「動物性タンパク」

と同じ結果を引き起こす事は、なかったそうです。

すなわち植物性タンパク質では、たとえ高レベルの量を摂取したとしても、

ガンの増殖を促進するような事は無かったそうです。

 

 

 

さあ、なーんとなく「肉を食べると元気モリモリ」は怪しいな、と思うように

なってきましたか?しかも参考にしている本の作者はアメリカ人です。

肉食で身体を作りあげてきた、西洋人でさえこの結果なのに、穀物で

身体を築き上げてきた日本人に、「肉をモリモリ」は、いい訳ないですよね。

 

・・・と言う話はまだまだ続きます。

 

 

2013-03-04 16:16:46

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