「低血糖」と脳の関係について書いてみたいと思います。
知っている人は意外に少ないのではないかと、思います。
もちろん、ラーメン屋ごときが書いてるのでうまく伝えられるかどうかは、
はっきりいって、自信はないのですが・・・とりあえず、やってみます。
まず私たちの身体は、血糖値が1dl中60~160mgに保たれている
ように、できているそうです。
その血糖値が50以下になってしまう症状を、『低血糖症』といいます。
『低血糖症』・・・日本では未だに広く認知されていない病名なのです。
脳はグルコースを蓄えることが出来ず、40秒で消費してしまうので、
脳のためには血糖値を安定した状態で保っておく必要があるわけです。
このため血糖値はつねに一定の範囲内になるように、体内で綿密な
調節が行われています。
しかし白砂糖やなどの精製された糖分を大量に摂取してしまうと・・・。
これらの糖分はすばやく吸収されるために、血糖値が急上昇します。
「これはまずい!」と身体が血糖値を下げようと、すい臓からインスリンが
大量に分泌され、今度は血糖値が下がりすぎてしまいます。
すると十分に脳にグリコーゲンが行き届かず、脳が正常な働きが
出来なくなってしまいます・・・『低血糖症』ですね。
だから低血糖時には、脳を守るため無駄なエネルギー消費を
抑えようとする仕組みが働くので、眠気が襲ってきます。
その他にも、脱力感、頭重感、冷や汗、ふるえ、動悸、けいれん
など、様々な症状が起こります。
さてこうなると身体は、自身を正常に戻そうとするのです。
脳のエネルギーが不足し、体や脳の健全な働きが損われては困るのです。
「ちょっと待て~!もっと、グリコーゲンよこさんかい!」と、駄々をこねるのです。
脳はは低血糖では困るので、血糖値を上げるために、副腎からアドレナリンや
ノルアドレナリンが放出されます。
これらが肝臓を刺激して、グリコーゲンを出させて血糖値を上げます。
失いかけていた体や脳の健全な働きを、取り戻そうとするのです。
ここまではイイ話なんですが、このアドレナリンって奴・・・ご存知でしょうが、
別名「攻撃ホルモン」と呼ばれ、危機的な状況に遭遇したとき、「敵」と
戦うために心臓を活発に動かし、攻撃性を高めるホルモンです。
正常に戻ろうとしたら、「怒りっぽい私」になってしまったのです。
「攻撃ホルモン」と言われるアドレナリンって奴は、怒り、敵意、暴力といった
攻撃的な感情を刺激します。
反対にノルアドレナリンは恐怖感、自殺観念、脅迫観念、不安感といった
感情をおこします・・・ようするに理性的な判断ができなくなり、パニックに
陥ったり、キレやすくなったりするんですね。
前回も書きましたある先生の話を、思い出してください。
『問題行動のあった子供の家を訪問すると、必ずと言って
良いくらい転がっているのは、カップラーメンとコンビニの弁当の
食べ殻と、清涼飲料のペットボトル』
この清涼飲料のペットボトルに入ってる大量の糖分(異性化糖
[高果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖]など)はとても危険
ですね・・・遺伝子組み換えの害プラス単糖類である害。
このような話を見つけたので張っておきます。
『数年前に栃木の中学校で、女性の先生が生徒にナイフでめった
刺しにされて殺される事件が起きました。
授業開始前にその生徒は気分が悪いと言って、保健室に
行っていたそうです。
結局その先生の授業には遅刻してしまうのですが、先生はこの生徒の
「甘え」と判断し、保健室に行っていたことや授業に遅刻した
ことを注意したそうです。
この生徒は1日に多量の清涼飲料を摂取していたそうですから、
低血糖の 状態のため気分が悪かったのでしょう。しかし保健の先生も、
教師もそれが病的な状態であるという認識はあり ませんでした。
その時、低血糖でアドレナリンが多量に放出されていたとしたら・・・。
真実 は定かではありませんが、一切、砂糖や低血糖のことは
報道されませんでした。 』
さて・・・ここまでひどい話ではなくても、身近でこのような症状の
子供たちいませんか?
もし、「自分自身ではどうしようもない、どうしていいかわからない」状態に
低血糖のせいで脳が支配されていたら・・・その人物は本来自分自身
の感情ではない部分で、善し悪しを判断されるんですよ?
とてもとても不幸なことだと、ラーメン屋のワタシは思ってしまうのですが・・・。
まだ、続きマース。