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知るのが得か?知らぬのが幸福か?⑥

カテゴリ : 知るが得か?知らぬが幸福か?

『トマト』を題材に、色んな角度からラーメン屋のオヤジが「あーだ、こーだ」と

偉そうに講釈を垂れさせて頂きました。

ワタクシの言わんとしてる食の「正しい知識と情報」について、一定のご理解を

頂戴したと自負しています。

「そんな事、お前に言われんでも分かっとるワイ!」とお怒りの皆様も

いらっしゃるかとは思いますが・・・お許しください(汗)

 

 

ただ残念なことは前にも書きましたが、食の「正しい知識と情報」については

「正しい知識と情報」を得ようと努力しない限り、手に入らないという現実です。

 

 

特にテレビから食品の正しい情報が得られる事は、極々稀です。

CMのスポンサーに多くの大手食品会社が連なってるからです。

スポンサーからの収益で成り立ってる番組から、添加物の危険性や健康被害が

伝えられる事など、普通に考えて有り得ないですよね。

 

 


企業側からしたら大金払って悪口言われたら、割に合わない事甚だしいでしょう。

ワタクシが企業側だったら従業員の生活のを守るために、批判をするような番組

もしくは、そのテレビ局のスポンサーなんかにならないですよ。

まあそんな嘘を本当のように語れる度胸も根性もないので、細々と流行らない

無添加なんかを売りにしてるラーメン屋をやってるのですが・・・。

 

 


だからこそ「正しい知識と情報」を自前で仕入れとけば、テレビや雑誌などの

企業側の立場から発せられた情報も、話10分の1程度で聞き流し

「またまたー。いい事ばっかり言ってー(笑)。」と、純粋に楽しめます。

 

 

幸いここは日本です。北朝鮮でも中国でもありません。

ニセモノの情報と同じように、ホンモノの情報も簡単に手に入ります。

そして真摯にこのような問題に取り組んでる人達も沢山います。

ただ残念な事にテレビでは、ほとんど取り上げられません。

 


 《この間『たかじんのなんでも言って委員会』である有名なパン職人の方が

番組で、「中国産のアミノ酸は人毛から作られている。」などとテレビ番組では

ワタクシの知る限り、初めて突っ込んで添加物や食品批判をしてるのを見た。

「さすが『たかじんのなんでも言って委員会』、怖いもの知らずやなー。」

と感心しながら見ていた。

ほとんど「ピー」が入って内容はよく判らないようにはしていたけど、民放の一番組

としては画期的だなー、と感心した。

アミノ酸擁護派の人達は、自分達の大好きな化学調味料が人毛から出来てると

知っても、やはり食べ続けるのだろうか?人毛でっせ。あーコワ!

それでも「旨いものは旨い」と食べ続けるならば、それはそれでスゴイ!!!》

 


やはり受動的には正しい情報は手に入らないので、能動的に手に入れるしか

方法はないのです、残念ながら・・・。

その入り口として、『まんまる堂』というお店がきっかけにならないかな、と。

 

 


「ラーメン屋のオヤジのくせに、何を偉そうに講釈垂れているんじゃー!」

と、思われてるのだろうなと・・・ビクビクしながらも『食の安全』の話題ばかりの

『ブログ』などやり続けてるのも、

「自分とその大切なパートナーや家族の身体と心の健康を守る。」のに『食の安全』が、

意外に大きなウエートを占めていると言う事実を、知ってもらいたいからです。

 

 


『ラーメン業界』という『食の安全』とは真逆に位置する部屋に、小さいながらも

『食の安全』への入り口を設ける事によって、一人でも多くの人が誤って入り込み、

未知なる『食の安全』から始まる『豊かな日常』に足を踏み入れてくれたら・・・。

この『まんまる堂』というお店をやっている価値があったなーと。

ちっぽけな自己満足に浸ることができます。(結局、自己満足かい!)

 

 

これからも、そのちっぽけな入り口の扉を、開けて進んで行って貰える様な

話題を提供出来るように、ビクビクながらもチャレンジしていきたいと思います。

 

 

2012-11-26 21:47:31

知るのが得か?知らぬのが幸福か?⑤

カテゴリ : 知るが得か?知らぬが幸福か?

かなり『トマト』ネタで引っ張ってきました。

引っ張ってきた話で、じゃあどのように『トマト』と付き合っていくか・・・。

 

 

これは野菜全体に言える事ですが、まず旬の時期に食べましょう!

『トマト』なら夏の露地物。特に生食なら絶対夏!

たとえ有機じゃない『トマト』でも、旬の時期で元気一杯なので農薬の散布も

冬場などに比べると少ないでしょうし、よく洗って食べれば農薬も減ります。

 

 

けどやはり有機、もしくは自然農法で育てられた『トマト』を夏場にフレッシュ

な状態食べたいですね。

生でも良し、加熱してバリエーション豊かに食べても良し。

 

 


スーパーなどで買うのではなく、地元の農家の方達の野菜が集まってる所、

例えば朝市とかJAみたいに地元の野菜が集まって来る所で、選びたいですよね。

地産地消ですし、石油もほとんど使っていません。

これも立派な『エコ』です。無駄に使ってる石油に投資しないという考え方。

 

 


大小いろんな彩りの『トマト』が沢山あると、楽しくなっちゃいます。

「プチトマトはそのまま食べて・・・この完熟した奴はいずれソースで使いたいから

とりあえず買っといて冷凍して・・・。」

なーんて考えながら売り場をウロウロ・・・ワクワクしちゃいませんか?

 

 


あ!好みかもしれませんが、皮はムキません。

野菜は皮に栄養が沢山あるのに剝いて捨てるなんて、勿体無い。

たとえソースを作るからと言って皮は剝きませんし、気にしません。

家庭料理なんですから・・・一物全体の理念にも反しますしね。

 

 


旬を過ぎたら露地物が出回らなくなります。

そこからは有機の『トマト缶』を使います。国産のが手に入ればなお良し。

時間に余裕があれば夏場に沢山買ってペーストにして冷凍にしても良し。

冷凍庫にスペースがあればそのまま丸ごと冷凍しても良し。

もっと手間隙かけてドライトマトにして保存しても良し。

これで一年中楽しめますよね。

 

 


おっと!夏場を過ぎたら加熱して食べましょう。

『トマト』は身体を冷す性質があります。加熱する事でその性質を和らげます。

何も冬にトマトサラダなんて食べんで良ーし!

付け合せに野菜とトマトなんて出さなくても良ーし!

この悪しき習慣はもう止めましょう。我々消費者にニーズがあるから・・・。

だから冬でも石油を使ってまで、トマトを栽培しなければいけなくなる。

 

 


そうそう、我が家の今日の晩御飯は、なななーんと『トマト鍋』でした。

この図ったような偶然にビックリ!(ネタ作りの為の仕込みじゃないですヨ。)

野菜たっぷりで鶏肉、お餅まで入っていて大満足。

しかもダシは特別に取らず野菜と鶏からだけで、味付けはほぼ塩麹のみ。

ん~恐るべき塩麹・・・『トマト鍋』にも存在感を出してくるかー。

(塩麹の話ではなかったですね・・・スミマセン)

 

 

 

って言うか普通にこれ位気を使って『トマト』と付き合っていれば、

自然に「疲労回復に効果アリ」だとかわざわざ気に掛けなくても、

いろんな薬効は勝手についてくるんじゃないですか?

まあ「ダイエット」に効果があるかどうかは知りませんが・・・。

(食べすぎりゃートマトごときで痩せれるわきゃーない・・・と、普通考えません?)

 

 

どうですか?『トマト』でお腹一杯に成りましたか?

ワタクシは文字どおり「お腹一杯。」です。

でもくれぐれも『トマト鍋』の一件、仕込みではないですよー。

信じてくださいねー。


 

2012-11-19 22:45:43

知るのが得か?知らぬのが幸福か?④

カテゴリ : 知るが得か?知らぬが幸福か?

と、再び『トマト』の話です。

前回は『トマト』の報道で翻弄させられている消費者について

書きました。簡単に煽られるなよー、と。・・・。

 


でも、たとえば煽られてトマトを買ったとしましょう。

たしかに栄養満点のトマト。煽られて買ったたとしても損は無いと・・・。

ただ『トマト』と言ってもその素性によって、同じではないんです。

 

 

例えば栄養面から、トマトのビタミンCについて考えて見ましょう。

同じトマトでも露地栽培とハウス栽培では、ビタミンCの保有量が違います。

夏の露地栽培ものには100g中約21mgのビタミンCが含まれているのですが、

冬のハウス栽培ものでは5mgしか含まれていないのです。

 

 

夏に露地物と冬のハウス物では、夏のトマト一個に対して冬のトマト4個が

栄養価的に同じなんです。

 

 

しかもトマトは従来、旬の夏でも10日間隔で農薬を散布しなくてはならないほど、

病気や害虫に弱い野菜だそうです。

夏でも有機のトマトはなかなか、一般のスーパーなどではお目にかかれません。

 

 


それを旬とは真逆の冬に、しかもハウスで育てられた『トマト』。

農薬の逃げ場の無いハウスで、しかも夏よりも大量の農薬が使われている『トマト』。

「疲労回復~? ダイエット~?」ってなりませんか?

 

 

しかも今流行の環境問題の観点から見ても、問題があります。

ハウスで『トマト』一個を育てるために石油が80ccも使われています。

夏と同じ栄養価の『トマト』を育てる為には、一個に対し320ccの石油が必要です。

旬でない時期に寒さに弱い『トマト』を育てようとすると、ハウスで石油を使って

無理やり暖かくして大量の農薬を使わないと生産できません。

そんな不自然な『トマト』で「疲労回復~? ダイエット~?」ってなりませんか?

 

 


そしてその『トマト』が地元の物でなく、遠方から運んできたものであれば

余分に石油代が掛かり、その『トマト』の値段に余分に人件費が掛かり・・・。

 

 

そこに陰陽の概念を重ねてみると、元々夏が旬の『トマト』は身体を

冷す性質があるので、冬に生の『トマト』を食べると身体が冷える・・・。

農薬とか化学物質も身体を冷す。冬に『トマト』を食べるなら加熱しないと・・・。

 

 


などなど、まだまだこれに品種の違いとかマニアックな角度からも

突っ込めるのでしょうが、キリが無いので・・・この辺で許しておいたろ!

(なーんて、これで精一杯です・・・ワタクシ程度の知識では・・・)

 

 

どうです?『トマト』ばかり出てきてお腹一杯になりましたか?

エ!まだまだ足りない?しょーがないなー。

じゃあ次回もこの続きで・・・。(引っ張るねー『トマト』ネタ・・・)


 

2012-11-12 23:04:43

知るのが得か?知らぬのが幸福か?③

カテゴリ : 知るが得か?知らぬが幸福か?

「正しい知識や情報」を得て、豊かな食生活を。

てな事を書いておりますが、豊かという表現はちょっと違うかなー。

豊かなというより、「騙されない」食生活と言いましょうか・・・。

偏った情報に「惑わされない」食生活と言いましょうか・・・。

 

 

前にも少し書きましたが、『トマト』という食材をワタクシの言っている

「正しい知識や情報」を使って、考えたいと思います。

 

 

ちょっと前、新聞やニュースなどで「トマトを食べると痩せる。」とか

「トマトは疲労回復に効果アリ。」などと取り上げられたのをご存知でしょうか?

その報道によりトマトが品薄になるほど売れたそうです。

 

 

「トマトを食べると痩せる。」なんてラジオのニュースで聞いたときに、

「トマトを料理に沢山使ってる国の人達、太ってる人多いやん!」と、

思わず笑いながら突っ込んでしまいました。

そう、誰が聞いても笑い話としか受け取れないだろうと思っていたこのニュース。

後で「トマトが品薄になるほど売れている。」と再びニュースで聞いてビックリしました。

マジ~。皆、こんな話、真に受けてしまうのかね~。

 

 

まあ、京都大学の研究だと言われれば信じてしまうのも無理ないのかな、と。

「トマトに糖質の代謝を促せる成分があることを発見。」・・・だそうです。

 

 

でもこの研究、京都大学とデルモンテの共同研究なんです。

デルモンテって・・・。もろトマト製品の会社じゃないですか。

デルモンテが資金を出して京大が研究する図式が見えてきますねー。

もちろん資金はワタクシの勝手な想像なので、勘違いかもしれませんが・・・。

 


そして「トマトは疲労回復に効果アリ。」の報道。

これは大阪市立大学とカゴメの合同研究により、

「動物試験においてトマトの摂取が、運動後の疲労の度合いの指標の増加を

抑制することを明らかにした。トマトを摂取することで疲労軽減効果が期待増。」

と言う事です。

これも同じ図式・・・こんどはカゴメ。

 

 

なにか不正があるのでは的な、恐ろしい事を言ってるのではありません。

もちろん効果があるという疑いの無い結果があるから発表してるんでしょうし。

そこに猜疑を持ってるのではありません・・・あしからず。

 

 

これはあくまでも一般論ですが、研究にはお金が掛かります。

スポンサーが付いてる場合には、そのスポンサー寄りな研究結果が出るのは

当然一般論として常識です。

たとえば国がスポンサーの場合でも同じですよね。

この頃の原発報道の沸いて出てきてる過去の出鱈目でご都合主義だらけで、

原発にとってひたすら有利な研究結果達を見れば、一目瞭然ですよね。

 

 

情報なんて、その偏った側面だけを評して、いい結果でも悪い結果でも都合よく

導き出せると言う事はこの原発報道で明らかになりました。

 


だからといってこの『トマト』の研究結果も同じだと言ってるのではありません。

ただ、そのまんま「鵜吞み」にしてしまうのは、いかがなものでしょうか。

話半分でいいんじゃないでしょうか。

それを真に受けて『トマト』を買い漁るなんて・・・。思う壺ですよね。

少し短絡過ぎじゃないでしょうか。

 


それにもしこれが『小松菜』であったり『かぶ』であったりしても、スポンサー

が付いていて研究してみれば、同じような結果が出るんじゃないかなー、と。

そのように思うのはワタクシだけでしょうか・・・。

だっておなじ自然の恵みですからねー。当然身体にいい結果が出るはずですよね。

ただ『トマト』と違って、企業のお抱え野菜ではないですから。

 


まだまだ『トマト』ネタは尽きません。次回もこのネタで・・・。


 

2012-11-05 22:00:22

知るのが得か?知らぬのが幸福か?②

カテゴリ : 知るが得か?知らぬが幸福か?

やはり食品に関しては「正しい知識、情報」を持つべきであろう・・・

と思います。

 


我々の所属している『ラーメン』の世界で、よく出てくる『化学調味料』論争。

一方は「こんな化学調味料たっぷりの味がウマイなんて、舌がバカな証拠。」

一方は「化学調味料を使って旨いなら、それのなにが悪いのか。」

「くやしかったら化調抜きで旨いラーメンを作ってみろ。」等など・・・。

 

 

このようなタイプのも書き込みも見かけます。

「化調を大量摂取すると身体に悪いとか言うけど、醤油だって大量に

飲めば死んでしまうから、危険だ。」みたいな、とんでもない意見もあります。

 

そして、やはり多いのがこの意見・・・「旨ければ何でもイイ。」

 

結局ここに辿り着く・・・「旨ければ何でもイイ。」

「化調が身体に悪いとかどうでもイイんだよ!旨ければ何でもイイ!」

・・・・このように言ってしまえば、もうお終い。議論の余地無し。考える余地なし。

この話に『バカの壁』を立てて、その物事の中身を知ろうともしない。

 

 

いつもこのような不毛なやり取りを見てると、否定するにしてもやはりある程度の

知識を持って、反論ないし否定すればいいのに・・・と、思っていました。

知ろうよ!・・・と。知った上で反論しようよ・・・と。

 

 

逆もありますよね。安全な食の原理主義者。

テレビである芸人さんが話していた、家の食事の話です。

そのおかあさんが食に気を使っている人みたいで、食事も安全な物ばかり

だったそうなんです。しかしだんだんエスカレートしてきて、遂には食事に「泥」が

出てきたそうです。

今まで我慢していた家族も、さすがにそれを見て「これはアカンやろ!」と全員で・・。

それを聞いたおかあさんは、「でもこれ身体にイイんよ。」・・・ですって。

 

 

前の話もこの話も、結局は同じ過ちを犯していると思うんです。

「旨けりゃーなんでもイイ」「身体にイイ食事はすべて正しい」

両極端のように見え、ベクトルこそ違えども同じ病ですよね。

化学調味料至上主義も、食の安全原理主義も不毛なだけで何も生み出さない。

偏った思考(嗜好)は視野を狭ばめて、目の前にある現状だけが正しいと

錯覚していまう恐ろしさがあるのではないでしょうか?

 

 


そのバランスを取るために必要なのが「正しい知識、情報」だと思うんです。

それが視野を広げて「正、悪」だけの二元的な見方から、もっと「グレーゾーン」

を含む広角的な見方が出来るんじゃないでしょうか。

そうすれば今よりもっと食生活を楽しめるようになると思うんですが・・・。

ゲームでもそうじゃないですか。武器が沢山有ったほうが楽しめませんか?

 

 

「正しい知識、情報」で成り立つ食生活は、かなり豊かなものになるのではないかと。

食生活が豊かだと、人生も豊かになるんではないかと。

・・・・と、ラーメン屋のおやじが言ってます。

説得力ないなー。

 

 

2012-10-30 23:49:11

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