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長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記

2012-11-12 23:04

知るのが得か?知らぬのが幸福か?④


と、再び『トマト』の話です。

前回は『トマト』の報道で翻弄させられている消費者について

書きました。簡単に煽られるなよー、と。・・・。


でも、たとえば煽られてトマトを買ったとしましょう。

たしかに栄養満点のトマト。煽られて買ったたとしても損は無いと・・・。

ただ『トマト』と言ってもその素性によって、同じではないんです。

例えば栄養面から、トマトのビタミンCについて考えて見ましょう。

同じトマトでも露地栽培とハウス栽培では、ビタミンCの保有量が違います。

夏の露地栽培ものには100g中約21mgのビタミンCが含まれているのですが、

冬のハウス栽培ものでは5mgしか含まれていないのです。

夏に露地物と冬のハウス物では、夏のトマト一個に対して冬のトマト4個が

栄養価的に同じなんです。

しかもトマトは従来、旬の夏でも10日間隔で農薬を散布しなくてはならないほど、

病気や害虫に弱い野菜だそうです。

夏でも有機のトマトはなかなか、一般のスーパーなどではお目にかかれません。


それを旬とは真逆の冬に、しかもハウスで育てられた『トマト』。

農薬の逃げ場の無いハウスで、しかも夏よりも大量の農薬が使われている『トマト』。

「疲労回復~? ダイエット~?」ってなりませんか?

しかも今流行の環境問題の観点から見ても、問題があります。

ハウスで『トマト』一個を育てるために石油が80ccも使われています。

夏と同じ栄養価の『トマト』を育てる為には、一個に対し320ccの石油が必要です。

旬でない時期に寒さに弱い『トマト』を育てようとすると、ハウスで石油を使って

無理やり暖かくして大量の農薬を使わないと生産できません。

そんな不自然な『トマト』で「疲労回復~? ダイエット~?」ってなりませんか?


そしてその『トマト』が地元の物でなく、遠方から運んできたものであれば

余分に石油代が掛かり、その『トマト』の値段に余分に人件費が掛かり・・・。

そこに陰陽の概念を重ねてみると、元々夏が旬の『トマト』は身体を

冷す性質があるので、冬に生の『トマト』を食べると身体が冷える・・・。

農薬とか化学物質も身体を冷す。冬に『トマト』を食べるなら加熱しないと・・・。


などなど、まだまだこれに品種の違いとかマニアックな角度からも

突っ込めるのでしょうが、キリが無いので・・・この辺で許しておいたろ!

(なーんて、これで精一杯です・・・ワタクシ程度の知識では・・・)

どうです?『トマト』ばかり出てきてお腹一杯になりましたか?

エ!まだまだ足りない?しょーがないなー。

じゃあ次回もこの続きで・・・。(引っ張るねー『トマト』ネタ・・・)