「正しい知識や情報」を得て、豊かな食生活を。
てな事を書いておりますが、豊かという表現はちょっと違うかなー。
豊かなというより、「騙されない」食生活と言いましょうか・・・。
偏った情報に「惑わされない」食生活と言いましょうか・・・。
前にも少し書きましたが、『トマト』という食材をワタクシの言っている
「正しい知識や情報」を使って、考えたいと思います。
ちょっと前、新聞やニュースなどで「トマトを食べると痩せる。」とか
「トマトは疲労回復に効果アリ。」などと取り上げられたのをご存知でしょうか?
その報道によりトマトが品薄になるほど売れたそうです。
「トマトを食べると痩せる。」なんてラジオのニュースで聞いたときに、
「トマトを料理に沢山使ってる国の人達、太ってる人多いやん!」と、
思わず笑いながら突っ込んでしまいました。
そう、誰が聞いても笑い話としか受け取れないだろうと思っていたこのニュース。
後で「トマトが品薄になるほど売れている。」と再びニュースで聞いてビックリしました。
マジ~。皆、こんな話、真に受けてしまうのかね~。
まあ、京都大学の研究だと言われれば信じてしまうのも無理ないのかな、と。
「トマトに糖質の代謝を促せる成分があることを発見。」・・・だそうです。
でもこの研究、京都大学とデルモンテの共同研究なんです。
デルモンテって・・・。もろトマト製品の会社じゃないですか。
デルモンテが資金を出して京大が研究する図式が見えてきますねー。
もちろん資金はワタクシの勝手な想像なので、勘違いかもしれませんが・・・。
そして「トマトは疲労回復に効果アリ。」の報道。
これは大阪市立大学とカゴメの合同研究により、
「動物試験においてトマトの摂取が、運動後の疲労の度合いの指標の増加を
抑制することを明らかにした。トマトを摂取することで疲労軽減効果が期待増。」
と言う事です。
これも同じ図式・・・こんどはカゴメ。
なにか不正があるのでは的な、恐ろしい事を言ってるのではありません。
もちろん効果があるという疑いの無い結果があるから発表してるんでしょうし。
そこに猜疑を持ってるのではありません・・・あしからず。
これはあくまでも一般論ですが、研究にはお金が掛かります。
スポンサーが付いてる場合には、そのスポンサー寄りな研究結果が出るのは
当然一般論として常識です。
たとえば国がスポンサーの場合でも同じですよね。
この頃の原発報道の沸いて出てきてる過去の出鱈目でご都合主義だらけで、
原発にとってひたすら有利な研究結果達を見れば、一目瞭然ですよね。
情報なんて、その偏った側面だけを評して、いい結果でも悪い結果でも都合よく
導き出せると言う事はこの原発報道で明らかになりました。
だからといってこの『トマト』の研究結果も同じだと言ってるのではありません。
ただ、そのまんま「鵜吞み」にしてしまうのは、いかがなものでしょうか。
話半分でいいんじゃないでしょうか。
それを真に受けて『トマト』を買い漁るなんて・・・。思う壺ですよね。
少し短絡過ぎじゃないでしょうか。
それにもしこれが『小松菜』であったり『かぶ』であったりしても、スポンサー
が付いていて研究してみれば、同じような結果が出るんじゃないかなー、と。
そのように思うのはワタクシだけでしょうか・・・。
だっておなじ自然の恵みですからねー。当然身体にいい結果が出るはずですよね。
ただ『トマト』と違って、企業のお抱え野菜ではないですから。
まだまだ『トマト』ネタは尽きません。次回もこのネタで・・・。