愛知県長久手市 まんまる堂では無添加食材のみ使用! お子様連れでも、妊婦さんでも安心してお食事して頂けます

長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記

2012-08-13 11:06

秘儀de奥義の麺作り⑦


かんすいを使った麺の、あの独特な臭いがワタクシの好みではない。

・・・と言う話でした。

でもあの臭いこそが、ラーメンであり中華そばであるんですよね。


たまにラーメンの本なんかに「かんすい少なめで作った麺を使用。」

などと書いてるのを見ると、やはり気にはなっているんだな・・・と。

でも確かに小麦粉だけでは、中華麺らしい強いコシが出ないのも事実。


じゃあうちの麺みたいに、卵を使って低温で数日熟成させて・・・・となると、

いやいや・・・これはかなり難しいでしょうな。

製麺業者に委託してる場合は特に難しい。

まず安全面にかなり気を配らないと・・・この麺は腐りますから・・・。

普段の管理もそうですが、配達中の温度管理もしかり。

お店側にも麺を冷蔵庫で絶対に管理をしてくれと・・・何度も何度も

繰り返し念を押して懇願しなければならないでしょうし・・(食中毒が怖い)

そのリスクを考えると・・・とてもとても、やってられないでしょうね。


かんすいを使うと言う事は、それ以外の便利さをもセットで使うことです。

たとえば真夏にクソ暑い厨房内で、出しっぱなしでも腐らない最強の麺。

「・・・エ!」て驚くぐらい日持ちする魔法の麺。

・・・・そりゃ利便性、経済性を考えれば・・・手放せないですよね。

それに、やはりラーメンの麺はかんすい有りきの論調が多いですし・・・。

しかもコストがかかる・・・。

あるテレビの番組で、かなり低価格で営業しているとあるチェーン店の

特集を見たことがあるのですが・・・たしかラーメン一杯200円前後

だったような・・・記憶が曖昧でスミマセン。

その記憶は曖昧なのですが、はっきり覚えているのがそのラーメンの

原価・・・たしか40円ちょっとだったんです。

「うぁ~・・・・ラーメン一杯の原価と、うちの麺一玉の原価と同じか~・・」

と、かなりビックリした記憶があります。


もちろん巨大なチェーン店と、ちっぽけな個人店と仕入れの規模が違うので、

単純に原価では比較しては不公平なのですが・・・。

でも、よく40円ちょっとの原価である事を公表するなー・・・とビックリしました。

売値が200円だとしても・・・そんなもん食べたかないやい!

と考えるのは・・・器が小さいですか?

いや、違うなー。200円位で売ってるものに40円も原価を掛けてっまっせ!

って言う事なのかな?自慢なのかな?・・・ん~理解できん・・・。


おっとっと!またまた話が脱線してしまった。

要するにですねー・・・言いたい事は・・・ホント・・・こういうことなんです。

『かんすいを使った麺の臭いが嫌い!!!』

・・・・あれ・・・振り出しに戻ってしまった・・・。

でも・・・言いたい。

かんすいの入って無い麺でいいんじゃないですか?

色んな薬品と引き換えに、不自然なコシ・・・いりますか?

やはり消費者の問題でもあるんですよね。皆が理解しないと。

新しい時代ですよ(ホント?)・・・かんすいを使わない

新しい中華麺の時代です。

ラーメンのスープもかなり進化している状況の中、

戦後経済的に厳しい時代に生まれた中華麺はその時代のまま・・・。

麺もスープと同じように進化して行くべきではないかと・・・。

って考えると・・・どうですか・・・まんまる堂の麺は新しい時代の麺ですよね?

偶然から出来た麺とはいえ、少し誇ってもいいんじゃないですか?

エヘヘ・・・調子に乗るな!と怒られそうなので・・・今回はここまでです。