長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記
2017-05-08 22:35
カレーについてのエトセトラ・・・②
このカレールウで作る、我々日本人が想像するカレーのルーツはインド料理ではなく、西洋料理なのでしょう。もともとインドを植民地支配していた、イギリスから伝わったものです。イギリス人が、インドで使われている多種多様のスパイスを本国で「カレー粉」としてまとめ、それにシチューなどで使う料理法・・・小麦粉と油脂などでとろみをつけ、それに「カレー粉」を使ったのが我々日本人のカレーのルーツでありましょう。日本で初めてのカレーのレシピは1873年(明治5年)に発売された「西洋料理通」と「西洋料理指南」の2冊の本に記載されているそうです。この両書の共通の特徴は、カレー粉で味付けし、小麦粉でとろみを出すことと、野菜はネギのみを使用し、定番のタマネギ、ニンジン、ジャガイモ等は使われてません・・・まだ当時の日本ではあまり栽培されていなかったこともあり、カレーの具としては用いられてはいなかったようです。 カレー粉と小麦粉が使われていることから、カレーがインド料理としてではなく、西洋料理として日本に伝わったことが分かりますね。現在の我々がよく知る固形のカレールウなる物は1950年台に作られ、1960年台即席カレーは固形タイプが一般的になったそうです。家庭でも、カレー粉と小麦粉から作るより、固形ルウを使って作ることが
多くなる・・・今と同じですね。さてこのカレールウで作られたカレー・・・ワタシ若かりし頃は世界最強だと、思っていましたが・・・年を重ねるごとに胃もたれが・・・激しくて・・・。昼に食べても夜まで平然と胃の中に残って気持ち悪いし、夜食べたら朝ごはんは受け付けない程の胃もたれが・・・・。ネットで見つけたものですが、コピペします。
いや・・・スゴイスゴイ・・・日本のカレーはエキセントリックですね。なんせ原材料名の一番最初が、食用油脂(牛脂豚油混合油、パーム油)なんですから!一番最初に書かれているということは、その商品に最も多く使われている材料ということです・・・なんと油脂類だけでカレルウの全体の三分の一を占めているんですって・・・そりゃ胃もたれするワ!!!!そしてこの牛脂豚油混合油・・・当然ながら産地不明瞭で粗悪な低価格な物が使われているのは・・・説明するまでもないですね。そしてこの食用油脂のパーム油は、ショートニングやマーガリンを作る原料であり、石鹸・洗剤や化粧品、バイオ石油に使われているそうです。
パーム油は一般的なスーパーとかであまり販売されていません。
要するに、業務用、工業用・・・なんです。それだけでなく、石油由来系の添加物がカレー・ルーには多く含まれて
います・・・すべてが胃もたれの原因ですね。これが我々が世界に誇る、日本のインスタントカレーの現状です。こんなものが学校給食に使われたりしているのか・・・と思ってしまいます。本来我々大人は、子供たちに健全で健康的な未来を歩いていく手助けをするものだと思っていましたが・・・・。
(C) まんまる堂 無添加自家製ラーメン 愛知県長久手市