愛知県長久手市 まんまる堂では無添加食材のみ使用! お子様連れでも、妊婦さんでも安心してお食事して頂けます

長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記

2014-07-15 00:18

食べ物と脳の不思議な関係・・・③


《正常な脳機能は、安定した心をもたらしてくれる。》

《正常な脳機能は、食事によってもたらされる》

という事を、これらの本を資料に使いながら書いていきます。


人間の心はどこに宿るか?・・・大昔から考えられていたみたいです。

今から約6千年前頃のエジプトでは、「心は心臓に宿る」と考えられてた

そうです。4千年前のバビロニア王朝時代には「心は肝臓に宿る」

といわれ、ギリシャ時代には「心は脳に宿る」と考えられるようになった

そうです。


そして、近代医学における解剖学の幕開けを迎える18世紀末になり、

「頭が心を支配する。心は頭に宿る」という考え方が定説になって、

今日に至ってるそうです。

「いやいや心とは魂であって、そこには無限の・・・」的な考え方は、

残念ながら今回は見送らせてもらいます。

さあ、ここからですね。

「脳=心」は分かってもらえたとして、「正常な脳機能=正しい食事」

の話に移りたいと思います。


まず、やはり良いも悪いも先に「アメリカ」ですね。

アメリカで知能は正常なのに、集中力がないから成績が悪いと

いうのは、どうも脳に何か障害がおきてるせいだと、言われるように

なりました。

こういう子供たちのことを「注意欠陥症(ADHD)」と言います。

・・・聞いたことありますよね「ADHD 」。

すでに1965年、アメリカの小児科ベン・F・ファインゴールド博士は、

多動や学習障害は食品添加物、特に着色料などが脳に障害を

与えるからだという報告をしています。


アメリカのウェイス博士は、「栄養と心の間には大きな関連があり、

食品中の化学物質は、子供の心をおかしくする」と発表。

そして1977年あの戦慄のレポートが発表されました。

そう、通称「マクバガンレポート」です。

当時(現代もですが)膨大に膨れ上がっていく医療費の増加を

防ぐべく、栄養問題特別委員会にあらゆる分野の専門家を集結させ、

国家的な大調査を行ったのです。

まず、19世紀以降のアメリカの病気の変化とそれに対応する

食生活のへ変化を歴史的に追跡し始めたところ、150年前には

細菌による伝染病で病死する人が多く、ガン、心臓病、脳卒中などの

病気が皆無に近い事がわかりました。


さらにヨーロッパなどの先進国を調査しても150年前は心臓病や

脳卒中、ガンなどはほとんど見当たらなかったそうです。

アフリカやアジア、中近東などの低開発国では過去はもとより

現在(1970年代)もそうした病気が少ないという事実がわかりました。


150年前と現在の違い、現在の欧米諸国と低開発国の違い

そこに共通したのは「食生活の違い」しかなかったのです。

そして、2年かけて1977年にようやく完成したのが

「マクバガンレポート」というレポートでした。


5千ページにもわたる内容の詳細をお伝えは出来ませんが、

その内容の一部を記載します。


 「現在あまりにも多い添加物などの化学物質、脳の栄養バランスを

 崩すような加工食品の急増、また食品の過度な加工によるビタミン、

 ミネラル不足、こういった様々な現代社会に特有の食品環境は、

 子供の頭脳の働きと、心の働きを崩すことが明らかになった。」


 「現代の社会では、まちがった食事によって、子供たちの心まで

 蝕んでいる。しかし、食事の内容の改善は、子供の心を健康に

 導くことができるし、その方法も明らかとなっている。」


いまから約37年前に、こんな事がすでに言われていたんです。

まるで今のようですよね!ズーと続いているのです。この問題。


もうその頃から実験は行われていて、先出のファインゴールド博士は、

添加物を完全に除いた食品を与えたら、多動児の50~75%が

改善したそうです。


マクバガンレポート作成に携わったブラウン博士は、

「イライラして落ち着きがなく、すぐカッとして、異常行動を起こす子供は、

食品添加物の摂取が多く、そのうえビタミン、ミネラルの不足あり。」

「これを改善することによって、子供たちは、わずか2~3ヶ月で、

信じられないほどの正常さを取り戻した。」と、報告しています。


どうですか?少しずつ「正常な脳機能=正しい食事」に近づいてきて

ますよね?この話まだまだ続きます。