愛知県長久手市 まんまる堂では無添加食材のみ使用! お子様連れでも、妊婦さんでも安心してお食事して頂けます

長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記

2023-02-20 20:29

「スシロー」事件について思うこと・・・③


さて、少し食べ物の話に戻しまして・・・。

「米を粗末にすると目が潰れる」とか、「一粒のお米
には七人の神様がいる」というお小言を言われないで
育った人が、多くなってきてるような気がします。


「食べ物を粗末にしない」という人の道を、家庭で教え
る事はとても重要だと思います。


食事の時間はある意味「しつけ」の時間であるべきだと
、考えます。


食べ物を残さない、口を開けて食べない、犬食いをしない、
お箸をきちんと持つ、背筋を伸ばして食べる、食卓に肘を
つかない・・・等々。


まず人として、他人の前ではどう振る舞うのが正しいのか
という、所作の勘所が詰まっていますよね。


食事の作法の原理原則身につけば、他の躾全般に応用が
効くので、食事の場できちんと躾をするというのが、
とても重要だと思っています。


食べ物を残さない・・・というのは物を粗末にしてはいけな
いと言う道徳心を育むでしょう。


食べ物を平気で残す人は、ゴミのポイ捨も「良心の呵責」無
く出来てしまう人だと思います。



この「良心の呵責」を子供に植え付けるのが、「食べ物を
残すな」「もったいない!」「お米や野菜を作ってくれた
お百姓さんに申し訳ないだろう」なんです。



食べ物を残す行為=(神様に)罰当たりな行為である・・・
という思考回路を幼いうちに植え付けておく事が、重要
だと思います。


「お天道様が見てる」というのも、「良心の呵責」と言う
思考回路を作っていく為の概念ですよね。



・・・何を高卒のラーメン屋ごときが偉そうに語ってん
ねん!・・・スミマセン!・・分かります分かります。


「スシロー」にかまかけて付け焼き刃で、偉そうに教育など
語るんじゃないよ!・・と・・・そうなんですそうなんです。


実はこの事はかなり昔から考え続けているワタシの関心事
でして、そうなったキッカケを少し書きたいと思います。


ラーメン屋の前の仕事が、ホテルの宴会やレストランで
働く、派遣される人材でした・・・もちろん非正規で。


今から25年前ぐらいにホテルの新規オープンが続いてた
時期がありまして・・・ワタシはオープンするホテルの
宴会場部門の立ち上げに、何度か関わってきました。


宴会場ですから・・・披露宴や立食パーティー、ディナー
ショウみたいな人が多く集まる場所です。

もちろんホテルのオープニング・レセプションは宴会場で
華々しく行われるのです。


新規オープンですから、そこで働くスタッフは宴会場の
規模にもよりますが、百人から数百人単位でフタッフを
、求人誌などで応募します。



ワタシはバイトリーダみたいな立場だったので、新規で
入ってきた人材を使って、料理やドリンクを滞りなく
サービスできるように、指導する立場です。


しかし募集をかけて集まってくるのは、95%以上が
全くトレイ(お盆)を持ったことがない人達です。


要するにサービス業未経験ばかり集まるのです。

しかも90%以上が大学生・・・ほとんどが人生で
初めてのアルバイトという、社会経験ゼロの若人
ばかり・・・。


その人材を1ヶ月という短い時間で教育して、ホテル
のオープニングまでに客前に出てサービス出来るレベ
ルに仕上げると言う、高難度な仕事をしてました。

・・・続く。