長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記
2022-04-18 21:51
何故エスニックなのか・・・番外編
さて、バリ島で・・・と、続きを書こうと思ったのですが、
オーストラリアでのワーホリ時代の思い出が湧いてきたので
、少し摘んで書いてみたいと思います。
1988年(昭和63年)10月に渡豪したんです。
・・・今から34年前のお話ですね。(古る!)
その頃の豪州と日本の関係は、今の中国と日本の関係に
やや似ているようにも、思えます。
やや経済的に落ち目の日本と、爆買金持ち中国人観光客
・・・といった図式が何となく似ているような・・・。
日本はバブル景気の真っ最中でした。
成金日本人観光客が大挙して豪州に押し寄せ、
ブランド物を買い漁たりしていたので、かなり
嫌われていました。
筒井康隆さんの「農協月へ行く」みたいな感じですね。
その当時「日豪プレス」という冊子があり、ワーホリ組は
現地の情報など、その冊子から仕入れてたのです。
そこに「ニューイヤー(新年)のイベントには参加しない
ように」と、警告文が掲載されていました。
その理由が「日本人狩り」が行われる可能性があるから
危険である・・・という衝撃的な内容だったのです。
「日本人狩り」ですよ?・・・なかなかの嫌われっぷり
だったという過去の現状が、伺えますよね。
ワタシはニューイヤの夜、仕事帰りに暴動に巻き込まれ・・・
という「すべらない話」を持ってるのですが、長くなる
ので、またの機会に・・・。
その当時、波乗りしていて、毎日ビーチに行ってた
のですが、その海岸のコンクリートの防波堤には
大きな文字でこう書かれていました。
「I think Fuck’n JAP go back Aisia!」とね。
今でも覚えています・・・忘れないもんですね。
毎日その文字を横目に、海入ってましたから・・・。
有色人種の移民を妨げた政策、「白豪主義」的な思想の
残滓が、まだ色濃く残っていた時代だったからでしょう。
その当時の豪州は日本と比べて、貧しかったのも
その要因の一つでしょう・・・黄色人種の成金野郎が!
・・・ってね。
確かゴールドコーストだったと記憶しているのですが、
メインストリートに「ルイヴィトン」のお店が
あったんです。
そこに日本人が観光バスで乗り付けて、爆買して
いたんです・・・日本人もこの当時この程度の
国際感覚だったんです・・・中国のことばかり
悪くも言えないよね〜・・・。
ワタシがたまたまその近くを歩いていると、
バブリーな日本人の貴婦人たちを詰め込んだ
観光バスが、ゆっくり走ってたのです。
それを見たオージー(豪州人)の青年がバスに
向かって「ファッ◯キュー!」と中指を頭上に立て
ながら大声で叫んだのでした。
「あ!ヤバい・・・同じ日本人と思われると・・・」
と、顔を伏せてやり過ごそうとした時、恐ろしい事が
起きたんです!!!!
多分この貴婦人たち、中指の意味を知らなかった
のでしょう。
なんとなく好意に手を振っていると勘違いしたのか、
数人が窓を開いて・・・
「こんにちわ~!」
「外人さんが手え〜振ってはる〜こんにちわ~」
とニコニコと笑顔で手を振り返すというコント
のようなベタ返しをしてはりましたwww
余りにも的はずれな返しに、オージーの青年も
高々と挙げていた中指の手が、胸のあたりまで自然に
下がっていき、口が半開きで目をむいた状態で茫然自失
・・・100店満点なオチで笑ってしまいました!
ワタシも関西人ですが、時空を超えた関西の貴婦人たち
の最強伝説をを目の当たりにし、世界は狭いなと、
妙に感心したことが、思い出されます。
この逸話は世界中に流布、蔓延している伝説である、
「関西のおばちゃん世界最強説」を立証するエピソード
の一つに過ぎません。
今週はここまで!・・・終わらんな〜・・・。
(C) まんまる堂 無添加自家製ラーメン 愛知県長久手市