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長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記

2012-07-23 22:57

秘儀de奥義の麺作り④


さてさてこれからドースル???

って事なんですけど・・・問題が山積でして・・・麺など後回し・・・

という訳にもいかず、混乱に混乱を重ねて迷走して行くのでした。

ただなんとなく旭川ラーメンに影響を受けて始めた、低加水の麺。

確固たる信念を持って始めた訳ではない、中途半端な麺。

「よし!品川製麺さんに言われた通り、加水は高めでやろう!」

と、あっさりと趣旨を変えちゃいます。

いきなり水分量10%UP!!!

オープンから約2週間位で、仕様の大幅な変更を余儀なくされました。

今となっては伝説の『水分量30%の低加水・太麺』の物語でした。

(勝手に伝説にするな!って言うか誰も知らないですよね・・・)

いきなり水分量10%UP・・・なんて書くのは簡単ですけれど、

これまた同じ麺を作るという作業をしていても、仕事の難易度が違う。

かんすいも添加物も使っていない特殊な麺なので、一般に流通してる麺とは

同じ土俵では比べられないので、あくまでもうちの主観なのですが・・・。

どちらかと言うと、加水が高い方が仕事が難しいと思います。

加水の低い麺は、乾燥にさえ気を付けてれば麺帯は扱いやすいのですが、

加水の高い麺は、麺帯が柔らかく湿気に弱いのでくっ付きやすく・・・・

・・・・まあこんな事書いてもヨクワカラナイですよね・・・スミマセン。

なんせオープンして間もない時期に、大幅な仕様の変更なので

技術的にも追いつかず、再び新しい試練が始まってしまいました。

いままで生きてきた中で、これだけ大きな試練や絶望が一度に大量に

なだれ込んできた経験は初めてだったので・・・いやもう大変でタイヘンデ・・・。

おっと!昔の事を思い返していくうちに、だんだん辛くなってきて話が逸れました・・・

麺の話でしたね。そうそう加水が高くなったんですよ。

でも麺の扱いは難しくなったものの、クオリティーに関してはよく判らなかった、

というのが本音でした。

そして何回も書いていますが、閑古鳥がピヨピヨと泣くんです・・・もとい!鳴くんです。

すると当然のことながら麺も余るんです。毎日毎日・・ピヨピヨ。

そしてそれを毎日毎日食べるんです・・・あ!今も食べてるか!

と言うか、当初は作って一晩寝かせて翌日に出し切る計画でした。

でも閑古鳥がピヨピヨと泣くもんですから、どんどん麺が古くなっていくんです。

その当時の感覚としては、

「お客さんに出せない古くなった麺を、我々が腐る前に食べなければ。」

みたいな気分でした・・・残飯処理ではないですが・・・ロスにしない為に

自分達が犠牲になって古い麺を食べる・・・後ろ向きな気持ちでした。

しかし結果としてこの閑古鳥がピヨピヨのおかげで、偶然にも発見してしまうんです。

美味しい麺と美味しくない麺を!!!・・・エヘヘ

勿体ぶりまして、この続きは次週に持越しです・・・ピヨピヨ。