長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記
2017-08-01 18:29
らーメンの原価率の秘密・・・⑤
そしてスープの原価・・・225円!
これはなかなかに「本格的」だと、言えますね。
もちろん、ここで言うスープとは、タレとスープを足したもの・・・
すなわち「麺を浸しているもの」の事です。
そして「本格的」とは、「ちゃんと自分でスープを仕込んでいる」
要するに、「インスタントではない」スープであるから、「本格的」だと
言う意味です。
ではまず、まだタレの入っていない「スープ」のみの話です。
「本格的」な「とんこつ」スープとは・・・その原価とは?
なーんて偉そうに言ってますが、本当の意味での原価率では無いかも
しれませんが・・・・ワタシなりに解説しましょう。
当然、濃度の濃いいスープに仕上げるためには、骨の量がいります。
そして、何と言っても光熱費・・・火力が必要なので、ガス代が馬鹿になりません。
そしてガスを使えば使うほど、換気扇の台数が増えます。
そして換気だけで熱を追い出せないので、店内温度が上がります。
その為に空調はかなり使いますし、それに応じて冷蔵庫もより保冷の為に
稼働率が上るので、更に電気代も食います。
と考えると、一概に材料費だけで原価率を出すのは、軽率だと
思いませんか?
だから「とんこつ」ラーメン屋のスープは、それ以外と比べて、
「多分」少ないはずです。
・・・ここで「多分」という言葉を使うのは、ワタシが
「多分」今までの生涯で、「とんこつラーメン」を10杯も
食べていないという事実に、今気づきました!
いや・・・お恥ずかしい。
ラーメン屋の店主なのに・・・もしかすると、日本中のラーメン屋店主
のなかで、「最もラーメンを食べずに開業した」ラーメン屋ランキング
などあれば、第1位かもしれない・・・・。
おっと!話が逸れました。
いや、テレビの画像や写真から判断してしていますが、前記の事は
経営者なら分かっているので、当然スープは少なくなるはずです。
それに応じて、麺量も少なくなるので、「替え玉」と言うシステムに
なりますね。
もちろん提供の速さのためとか、諸説あるのは知っていますが、
原価率の立場から考えると、スープも麺も少なく・・・となるはずです。
そして、無視できない「光熱費」と言う大問題。
余り飲食業界に知り合いはいないのですが、ラーメン屋でないの飲食店の
関係者と話をすると、いつも驚かれるのは、この「光熱費」。
特に「電気代」「ガス代」は、本当にビックリされます。
ワタシも相手の「電気代」「ガス代」を効いて、ホント
いつもウラヤマシイな〜〜〜〜・・・と、思います。
店舗の規模もありますが、半分くらいです・・・ウラヤマシイ。
それくらいで済むなら、もう少し経営も楽になるよな〜・・・
と、いつも思ってしまいますね。
いや〜・・・本当に「多分」「本格的な」ラーメン屋は大変ですね!
おっと。今回はここまで!
(C) まんまる堂 無添加自家製ラーメン 愛知県長久手市