長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記
2017-07-04 00:00
ラーメンの原価率の秘密・・・②
・・・この原価40%には恐ろしい裏の仕掛けがあったのです!!!!
って、思わせぶりなんですが・・・。
たとえば豊橋で誰にも頼まれていないのに、かってに無添加でラーメン屋を
やろうと思ったノータリンは、原価をかけなければ美味しいラーメンが
出来ない・・・と思い込んでしまいました。
もちろん、ある意味これは本質的には正しいのですが、現象的には正しくないのです。
たとえば有名な「麺屋武蔵」・・・これまた有名な「サンマの煮干し」は
希少な特注品になるので、当然値が張ります。
麺もスープに合わせた特注麺です。
そう・・・ここがポイントなんです・・・店を始めた頃はココが理解できていなかった。
前回出したとんこつラーメンの原価表・・・麺一玉、52円でした。
この麺もとんこつラーメンに合うように、特注麺だそうです。
そして豊橋でノータリンが始めたラーメン屋・・・その当時はまだ小麦粉も今よりは
値段も安かったですが・・・その当時から値も上りに上がり、今のまんまる堂の
麺の原価もたぶん50円超えていると思います。
「それなら原価、変わらないじゃん!」っと思うでしょ?
違うんです、違うんです、違うんです!!!・・・全然、違うんです!
麺を自家製で・・・というのは、とてもとても時間と労力が掛かるのです。
割りと重労働だし(全自動でまんが作れる機械は別ですが)、加水、室温、塩分濃度
熟成期間・・・・等々、あらゆる管理にも、気を配らなければいけません。
(もちろん薬品を使えば、苦労は減ります)
そして冷蔵庫・・・約一週間前後低温で熟成させる、ノータリンのお店の麺・・・・。
常に在庫を抱えている状態なので、冷蔵庫のスペースは取るし、電気代は馬鹿にならないし・・・。
この麺、冷やしていないとすぐに痛むので、営業中も常に冷蔵庫から出し入れしなければならないんです。
一方、腐らない麺を使用している所は、麺は真夏でも冷蔵庫に入れなくてもいいんです。
常温保存が利く、「魔法」が掛かった麺なのです。
冷蔵庫を置くスペースもいりませんし、冷蔵庫も買わなくていいし、電気代も掛かりません。
さて、これでも「それなら原価、変わらないじゃん!」と、言えますか?
いや・・・コレをほんとうに分かっていなかったのは・・・まんまる堂のノータリンだったのです。
・・・続く。
(C) まんまる堂 無添加自家製ラーメン 愛知県長久手市