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長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記

2017-02-07 22:59

「終わらない人」は何故終わらないのか?・・・①


ワタシにとって定休日とは「休み」ではないです。
「仕込み」であり、「仕入れ」でもあり「掃除」でもあり、「勉強」でも
あり・・・なかなか「仕事から離れて完全休養」などという「おとぎ話」は
遠〜〜〜〜〜い昔の出来事になってしまいました。


そしてこの「休み」の「仕込み」中に「流し見」していたドキュメンタリー
「終わらない人 宮﨑駿」をみて、色々と感心したので少し書きたいと
思います。
観ていない人もいるでしょうから、軽くあらすじを・・・。


何度目かの「引退宣言」をした宮﨑駿さんが、結局「カムバック宣言する」・・・
という、タイトルどうりのお話です。

デジタルでアニメを作る流れは止められない⇒手書きのアニメの時代
(自分の時代)は終わった⇒でも自らデジタルに挑戦⇒デジタルだからといって
万能ではないと体感する⇒手書きで再び長編アニメーションを!
・・・という流れですね。


最初にスタッフのいないガラーンとした、スタジオ・ジブリが写ります。
むかし人々で賑わっていたスタジオにあるのは、人のいない机と椅子等・・・。


「結局オレが若い才能を食っちゃうんだよ」みたいな台詞を仰ってました。
一人の天才が、その偉大な才能で素晴らしいアニメを作ってきたのですが、
天才すぎて、独善すぎて後継者が育たなかった・・・。


ジブリは、アニメーターの殆どを社員として抱えている状態を維持できない
・・・だからスタジオ・ジブリは宮﨑駿が引退すれば自動的に
「解散」せざる負えないんですよね・・・給料払えないもんね。



まあそれが皮肉にも今の「君の名は」や「この世界の片隅に」などの
良作なアニメが増えた原因でもあるんですよね。
ジブリに抱えられていた有能なアニメーターが、「解散」によって
世に放たれたことが、今の日本アニメの復活に繋がると言う皮肉。



そしてデジタルを試していくうちに、どうやらデジタルという技術が
「万能の箱」ではないな・・・とこの天才的で独善的な唯一無二の
アニメーターは悟り、「これは手間も時間もかかるんです。」
などと文句を言いながら嬉しそうに、紙にペンで絵を書いていました。


そしてプロヂューサーの鈴木敏夫さんに「長編アニメつくります。」
などと高らかに宣言。


鈴木敏夫さんは困った顔をしていましたね。
内心では「あんたが引退するって言ったから、皆に辞めてもらったのに」
「また再び集めろってか!ふざけんなよ」・・・」と思ってたのでは
ないかと、あの複雑な表情を見ていると、勝手に想像してしまいますね。


まあ、ただの我儘なじいさんの様にも見えますが、それは唯一無二の
至宝な天才アニメーター!・・・復活は嬉しいですね。


撮影されたのは少し前なので、このように気持ちが変化していった
宮﨑駿さんが、8割手書きで作られた「この世界の片隅に」が
色んな映画の賞を取りまくっている現状をどう見ているのでしょう?


しかも片淵監督は宮崎門下生です。
丁寧な手書きでしか出来ない表現で、しかもジブリみたいに
宣伝費もかけられない、低予算のアニメが高い評価を受けている
この現実をどう見ているのかな?・・・と思うのはワタシだけでしょうか?



なーんて!この「飲食業界の超片隅に」いるお前が映画をしたり顔で
語ってるねん!・・・・とお叱りを受けるかもしれませんが!
ここからが、本題です・・・それはまた次週に!