長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記
2017-01-16 23:39
この飲食業界の片隅の・・・①
いやー・・・寒い寒い!
皆様、寒さにやられないように、お過ごしですか?
ワタシはと言いますと、本日仕込みが終わってからイオンに行って、
再び「この世界の片隅に」を観てまいりました。
最初に観た時の、この不思議な感情の揺れの正体を、少しでも
解析したくて、少し予習をしてから行きました。
こうの史代さんの原作漫画を読み、劇場アニメ公式ガイドブックも
買って読み、この映画の批評している番組もチェックしました。
そして監督の片淵須直さんという人物を全く存じ上げなかったので、
ユーチューブなどの動画サイトで、インタビューなども拝聴しました。
やはりこの監督ありきの映画ですね・・・「名は体を表す」と言う格言通り、
須直・・・すなお・・・の響きのままの人物なんだな、と感じました。
「ああ、この人柄の監督が丁寧に作り上げた映画だな。」と思いました。
6年まえから映画製作の準備に取り掛かったそうです。
映画のスポンサーが決まらない中、自身の貯金を切り崩しながら、
取材を繰り返し、地道に一つ一つのその時代に存在した建物や人物も
含めた史実を、丁寧に追いかけたそうです。
その結果、4人家族の一食の食費が100円しかない状況だったそうです。
映画さながら、野草をつんで食べたとか・・・。
そして広島や呉の取材のため、東京から夜行バスで向かいその日の夜行バス
でまた帰ってくる・・・なんてことを何十回も繰り返しているんですよね。
「水曜どうでしょう」をご覧になった方はもちろんご存知、地獄の深夜バスの旅。
所要時間約10時間30分ですよ・・・辛いですよね〜・・・よほどの使命感が
なければこの苦行、耐えれないと思います・・・しかも日帰りですから・・・。
ただお金儲けがしたいとか、映画監督としての名声がほしいという動機だけで
スポンサーがつかない状況下、映画が作れるかどうかさえも不明あんんです。
その状況下、貯金を切り崩してもこの映画を作りたい・・・という
情熱なんですかね・・・言葉にならぬ何か伝わってくるもの・・・なのかな?
そして後映像なんですが、ワタシのような昔のアニメで育ってきた者にとっては、
今の「凄すぎる映像の美しさ」は、少し眩しすぎるんですね。
「スゴイな〜」と感心はするのですが、凄すぎて少し違和感があります。
最近のアニメから観始めた人には違和感ないのでしょうが、なにせ古い人間
ですから・・・どうもデジタル的な凄さ、美しさに慣れてないんですかね?
そこいら辺は主観的な感覚なので、人それぞれなんでしょうから
なんとも言えないんですが・・・「この世界の片隅に」では。8割手書きで、
2割がデジタルだそうです・・・最終的な処理はデジタルで行ってるそうですが。
こじつけかもしれませんが、これもワタシにとっては心に映像が素直に
違和感なく入ってきた要因の1つではないか・・・と、勝手に思っています。
そして手書きなのに、かなりの枚数を使って人物の所作を細部まで丁寧に動かして、キャラクターに魂を吹き込んでいるのでしょう。
これはつまりアニメーターの労力が、ハンパねぇ!・・・んですね。
つまり、いい作品を作るための労力を惜しまずに尽力している・・・のかな?・・・と。
ゲ!ゲゲゲ!・・・映画の話だけでもうこんな時間だ・・・・。
明日の仕事のために寝ないと・・・。
次回に続きます、この話・・・まだ続きが・・・。
(C) まんまる堂 無添加自家製ラーメン 愛知県長久手市