引き続きラーメンの話題をば・・・。
化学調味料を使ってない、と謳ってるのラーメンを食べる機会がありました。
自分のお店以外のラーメンを食べるのは久々なので(不勉強ですね)、
期待でワクワクしながら、お店に入りました。
スープを一口二口・・・。麺をすすりながら「魚ダシはそんなに利いてないなー。」
とか、「細い麺が皆好きなんやなー。」とか考えながら食べていると、
口の中が「ん?」・・・オカシイナ・・・たしか『無化調』のはず・・・・。
明らかにお馴染みのあの違和感が・・・。しかもかなり強烈な・・・。
「????・・・。」頭の中にたくさんの疑問符が・・・・????。
確かに、過去にも『無化調』を名乗るラーメンを食べた後にも、
若干の違和感が残るケースもあるので、少々のダメージを喰らうのは想定内で
驚かないのですが、これは明らかに少々のレベルではないぞ・・・・。
あれ?たしか『無化調』と謳ってたよな・・・。
食べ終わり店を出た後、口の中がもう大変!
『無化調』と謳っていないラーメンを食べに行く時には、ある程度のダメージを
喰らう事が前提でガードを固めているので、喰らってもダウンする事は
無いのですが、今回は不意打ちのの「クロスカウンター」・・・・・・・・・・
ノックダウンですわ。
豊橋時代に福岡のラーメン屋さんから教えてもらった業界用語。
化学調味料の入れる単位。
「耳かき一杯。小さじ一杯。大さじ一杯。レンゲ一杯。」
このダメージ具合は明らかに「レンゲ一杯」クラス。
たぶんこのお店は、化学調味料を使っては無いと思います。
でも『無化調』なのに、化学調味料で喰らうのと同じダメージ。
さてその秘密は・・・・。
秘密の正体は、『たんぱく加水分解物』と『酵母エキス』じゃないかな、と。
特に『酵母エキス』は、『味○素』と同じような顆粒のタイプもあるので、
『無化調』なのに「レンゲ一杯」なんて手品が出来ちゃいますしね。
この『たんぱく加水分解物』と『酵母エキス』、精製が不十分な為に
化学調味料と表示しなくてもいいのですが、その内情は限りなく
化学調味料に近い危険な物質です。
その精製の不十分さにより、さらなる危険性も指摘されている、いわく付き。
化学調味料と同じで、正しい味覚を破壊する影の立役者。
こいつ等を使えば、『天然の素材だけで・・・・』とか、『化学調味料不使用』
とか、名乗る事が出来ちゃうんですよね。
だからワタクシが食べたこのラーメンは、確かに『無化調』なんですよ。
このような手品が、簡単に出来てしまうこのご時勢に、『無化調』なんて
ラーメンのジャンル要ります?
一昔前、『無化調』を名乗るラーメン屋は、【出来る限りインチキしないで、
手作りで作るラーメン】という位置づけだったように、思えるのですが・・・。
このような手品が簡単に使えるとなると、『無化調』なんて
『グルタミン酸ナトリュウム』を使用してない事を、言ってるだけですよね。
もう、ラーメン店主が出来る限りインチキ無しで、己の腕だけをたよりに
《ガチンコ》で作るラーメン、の旗印ではすでに無いんだなーと実感しました。
だいたいラーメンフリークは、『無化調』のラーメンだからと言って、
特別に有難がらないと思うんですけどもねー。
それでも手品を使ってまでも『無化調』の冠、欲しいかなー?
まあでも確かに、手品を使えば【『無化調』なのにこくがある。】
的なことは出来ますわな~。
この話終わらないなー。引き続き次回に持ち越しです。