まんまる堂の冬の定番、「ほかほかつけ麺」なんですが、
歴史は意外と古く、豊橋時代から続いてる定番メニューです。
私の記憶が確かなら、2002年の冬から始めたんだと、思います。
今と違ってその当時、愛知県でつけ麺を提供してるお店は極端に
少なかったと、記憶しています。
その当時、『名古屋麺喰い天国』というホームページを運営していた<げそ天>さんに、
「せっかくの自家製麺なんですから、つけ麺をやられたらいかがですか。」
と、進言してもらったのがきっかけで、つけ麺のメニュー化を考えるようになりました。
その当時正直、つけ麺なるメニューが存在することは知っていましたが、
その全貌を理解してると言うには程遠く、一度食べてみる必要がありました。
「これは一度、つけ麺の本場である、東京に行って食べてみるしかないな。」
と、考えていたのですが、残念ながら豊橋のお店はすでに火の車。
東京までの、交通費、宿泊費、食費等々×2名に費やす出費を考えると
お店の経営に、致命傷になりかねない程のダメージを喰らうことが判明。
「これは、一か八かの大勝負になってしまうかも・・・。」
と、悲壮な思いを胸に、東京行きを決断したのでありました。
しかし調べてみると東海地方でも、東京の系列のつけ麺を食べることの出来る
お店があることを、発見。
東京に行く前に、まず体験しておこう。と、期待を胸に、そのお店に行ったのでした。
そこではじめてつけ麺には、麺が冷やされた通常のタイプと、麺があつあつで出てくる
『あつもり』があることを、知りました。
4人で行ったので、通常の冷たい麺が2人、『あつもり』を2人で注文。
ワタクシは『あつもり』を、頂くことになりました。
「結構、酸味がきついなー。」と、思いながら食べ進んで行ったのですが、
途中から、麺同士がくっ付いて来るじゃ、あーりませんか。
「ん?」と思っていると、どんどんくっ付いて、ダマになって食べにくいのなんのって。
「なんじゃこりゃ!食べにくいなー。」という思いと共に、
『あつもり』に対して、悪い印象しか残らなかったのです。
さて、なんだかんだで、豊橋のお店でつけ麺は始めたものの、冬の到来が間近になって来ました。
今とは違って、つけ麺は世間の認知度は低かったものの、
たまに、「あつもりで、お願いします。」なんて言うマニアックなお客さんも、居たのです。
10年も前のことなので、記憶は曖昧ですが、たぶん言われれば出してたんだと思います。
でも『あつもり』に対して、悪い印象しか持ってなかったので、釈然としないまま、
その要求に答えていました。
「こんな、麺と麺がくっついてダマになるような、『あつもり』は出したくないなー。」
と注文がある度に、考えていました。
なにか解決策は無いものか・・・。
いやー、サラリとほかほかつけ麺のことを書こうとしたら、こんなに長くなってしまった!
ので、この続きは次回に・・・(2部構成になるとは・・・トホホ・・・)