前回のこの話題。
・・・・ある研究での実験結果です。
(葬られた「第二のマクガバン報告書」より)
「低タンパク食」のネズミは、ほかのネズミと比べて長生きだし、
身体をよく動かしていて、実に健康的だった。
そして100週目の時も、スリムな体つきで毛並みも健康的なものだった。
その一方で「高たんぱく食」のネズミは、全部死んでいた。
・・・・という結果です。
をもう少し掘り下げていきましょう。
アフラトキシンという「ガン性の種」を与えられたネズミを、たんぱく質20%
の「高タンパク食」群と、5%の「低タンパク食」群に分けて「腫瘍の成長」に
タンパク質が与える影響を調べた実験です。
ネズミは一般的に2年ほど生きるので、研究期間は100週です。
「ガン性の種」が投与された後、20%の高タンパク食を与えられたネズミは、
100週の時点ですべてのネズミが肝腫瘍で死んだか、肝臓ガンの為に
死にかけていたそうです。
5%の低タンパク食で育てられたネズミは、すべて100週後の時点でも
毛並みには光沢があり、活発に動き回り元気に生きていたそうです。
それだけではありません。
檻の中の車輪を、ネズミがどれくらい回転させたかを記録させて、
ネズミの運度量を比較したら、低タンパク食ののネズミは他のネズミ
に比べ、およそ2倍の運動量をこなしていたそうです。
あれ?タンパク質が少ない食事の方が、元気なの?と思いませんか。
元気の源は肉だ!タンパク質だ!よく聞く、今や食の常識ですが、
この実験の結果が信用できるなら、雲行きが怪しくなってきましたね。
「低タンパク食」のネズミは、「高タンパク食」より多くのカロリーを
摂取しているらしいのですが、より多くのカロリーも消費しているそうです。
要するに「低タンパク食」のネズミの方が、カロリーを燃焼するのに必要な
酵素をより多く消費しているらしいです。
カロリーを燃焼するのに、必要な酵素をより多く消費していると言う事は、
「体重を増やすためのカロリー」を体に少ししか残さないそうです。
そしてそれは、「腫瘍の成長に使われるカロリー」も、体に少ししか残さない
とも考えられるそうなのです。
、
だから「低タンパク食」のネズミは肝腫瘍や、肝臓ガンを免れたと・・・。
それは、「低タンパクの食事は、強力な発がん物質(アフラトキシン)の
ガン誘発効果を抑える事ができる。」、の証明です。
それは我々が独自に、ガンをコントロールすることが出来てしまう・・・。
という、かなり安心できるお話ではないですか。
すなわち栄養摂取による操作で、ガンの進行を「オン」にしたり
「オフ」にしたりすることが可能だと言う事です。
そう、普段のなにげない食生活で、我々自身でガンをコントロール
できるなら、まず安上がりだし、目に見えぬガンという恐怖に怯えなくても
すむので、心穏やかに生活を送れますよね。
じゃあ植物性のタンパク質ならどないですか?となりますよね。
小麦タンパクのグルテンでは、同量の20%を与えても「動物性タンパク」
と同じ結果を引き起こす事は、なかったそうです。
すなわち植物性タンパク質では、たとえ高レベルの量を摂取したとしても、
ガンの増殖を促進するような事は無かったそうです。
さあ、なーんとなく「肉を食べると元気モリモリ」は怪しいな、と思うように
なってきましたか?しかも参考にしている本の作者はアメリカ人です。
肉食で身体を作りあげてきた、西洋人でさえこの結果なのに、穀物で
身体を築き上げてきた日本人に、「肉をモリモリ」は、いい訳ないですよね。
・・・と言う話はまだまだ続きます。