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長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記

2013-01-29 20:30

『栄養学』のウソ?ホント?⑦


少し話をまとめてみましょう。

*まず現代の『栄養学』のベースは明治時代ドイツから学んだモノである。

*その『栄養学』は寒冷地で生き抜く為に生まれた、

  『主食』という概念の無い学問である。  

*その『栄養学』で、すべての栄養素の複雑な働きのシステムが、

  解明されている訳ではない。


・・・・・という感じでしょうか。

今われわれの周りに溢れている食べ物にまつわる情報の数々・・・。

それらの情報元は上記のような、かなり「きな臭い」学問から発信されている

情報が沢山あります。

要するに「コレはアレに効果がアル」と言うのは、ある側面から見ると

正しい情報なのでしょう。


でも本当は「コレ」だけが「アレ」に効果があるのか、それとも「コレ」に

別の「ナニ」が作用して効果があるのか、それともまだ知られていない

身体のシステムの作用で効果があるのか、それともまだ知られていない

栄養素が関わっているのか・・・。

そして「コレ」を取りすぎた時に生じる身体へのマイナスの作用も含めて、

本当の所は誰にも「わからない」のです。


だからよく一つの栄養素だけを取り上げて「コレはアレに効果がアル」的な

情報を目にしたら、100%鵜吞みにするのではなく

「なるほどそんな効果もあるんだなー。」

「でもすべてが解っている訳ではないからなー。話半分に聞いておこう。」

位でいいんじゃないでしょうか?


「まだ本当の所は誰にも解っていない」・・・事さえ頭に入れておけば

たとえダイエットに効果があるという情報を得たからと言って、真冬に

農薬まみれのトマトを買漁るような「?」な行動をとらないと思います。


そして、現代の『栄養学』は「お米を主食にしてきた」我々日本人には

本当は身体に合わない・・・という事を頭に入れておきましょう。

「高たんぱく質」神話・・・「肉」を食べれば元気モリモリ!!!

なんて世間では根強く信じられてませんか?

元気が出ない時は「肉」食わないと!・・・的な事が常識になってませんか。

実は「肉」を食べれば元気モリモリではないんです。

逆に疲れるんです。

蛋白質の消化には多量のエネルギーを要します。

そのため、筋肉を作ったり、筋肉の高い活動量を長時間維持したり、

怪我から身を守る集中力を保ったりするのに必要なエネルギーが、

大部分消化のほうに回されているのです。

だから食後、活動に必要なエネルギーが足りなくて動けない・・・。

「食べ疲れ」ってやつですか・・・。

ワタクシにも経験があります。

家族で旅行や実家に帰ったりすると・・・。

上げ膳据え膳で、普段食べていないご馳走を食べ続けます。

特に子供たちは普段家の食卓には出ない量の肉や魅力的な既製品、

家では滅多にお目にかかれないお菓子類三昧でご満悦です。

ここぞとばかりに元気一杯食べまくります。

そして何日かして無事家に帰ってきます。

そして「さあ、この後のご飯何食べる?」と聞くと、

子供たち「ん~あんまり食欲が無いなー。」

「じあ、しばらく身体をリセットする食事にするか。」

と、ご飯と味噌汁と野菜だけの食事を胃の調子が良くなるまで

続けます・・・というかそれ以外受け付けません。

毎回、家の食事から何日か離れると必ずこの結末になります。


最初は普段食べなれていない物に囲まれてご満悦ですが、

悲しいかな・・・何日も続けられません。

胃が受け付けなくなってくるんですね。

そして特に子供たちは顔に吹き出物など出てきたりします。

必ず便秘で苦しみますしね。口内炎なども出来てきたりもます。

そしてリセット用のご飯と味噌汁と野菜だけの食事にしても、

量はあまり食べれません。

やはり疲れてしまっているんでしょうね・・・消化器官が。

ワタクシも含め家族の体調が上がってくるのは2~3日後。

やはり味噌汁を飲むとなんとなく「胃」が「ホッ」とため息をついている

ように思えますね・・・毎回。

そう、本来身体の活動に使われるはずだったエネルギーが、消化器官を

働かす為に使われてしまっているので、体調が優れないのでしょう。


本来の日本の伝統食がいかに我々の身体にマッチしているのか、

消化器官に優しいのかを毎回痛感します・・・反省。

・・・続きは次回に・・・。