長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記
2025-04-18 10:22
まんまる堂閉店までの軌跡・・・③
忙しさも残り3週間位から拍車がかかってきました。
お店ラスト1週間から、手土産や手紙、お見舞金など
をお客さんから頂くことが多くなってきたのです。
小さな子供がが絵を描いてくれたり手紙を書いてく
れたのは、とても嬉しい出来事でしたし、今までの
仕事が報われた気持ちになりました。
未来ある子供達の為に、安心できる食事を提供し続け
た事だけが、ちっぽけな矜持でしたから…。
更に私の病気に対し、ご厚意で頂いた見舞金の総金額
が12万にも達し、恐縮至極でした。
すべてのお心遣いに対し、本当に心からお礼を申し上
げたいです。
ありがとうございました!!!!m(_ _)m
嬉しさの反面、これだけのご好意を貰える程の仕事を
してきたのだろうか?…と疑念が生じるのです。
確かにこの17年、ほとんどの時間をまんまる堂のお店
の内で過ごして、いや生活していたと言っても過言で
は無いでしょう。
家にいる時間の何倍もその空間で精進した、ワタシの
修行場でもありました。
もちろんそれは家族が生活できる資金を得るために、
綺麗事ではなく体を張って、地を這うような地道な
毎日でした。
お店を潰さない為に商才のないワタシは、自らの身体
を使って人よりも働かないと、お店を維持する事は
出来ない事を誰よりも認識してました。
休みの日も体を使って働き、料理を勉強し、限定メニ
ューの試作をしたり…今から考えても、頑張ってまし
た、ワタシ。
でも店を潰したくなければ、これぐらい努力(働いて)
当然なんです…凡人である以上。
でも、ここまでお客さんに感謝される程の仕事、出来
ていたのかな?…と言う疑問は今も持ち続けてます。
そして迎えた、いよいよ3月16日最終日…この日も
大勢のお客様に来ていただき、お店として有終の美を
飾ることができました!
まるで繁盛店のような最後を迎えられて、まんまる堂
も幸せ者です。
もうワタシがまんまる堂のラーメンを作る事は、今後
無いでしょう。
寂しい思いはありましたが、まだ明日から店の片付け
が始まるので、感傷に浸っている暇はありません。
左膝は完全に限界を迎え腫れ痛みも酷く、抗がん剤の
副作用に身体は苛まれ、ボロボロでした。
明日からようやく少しは左足を休ませてあげれる、
身体も少しは休ましてあげれる、と楽観視していた
のですが…。
(C) まんまる堂 無添加自家製ラーメン 愛知県長久手市