愛知県長久手市 まんまる堂では無添加食材のみ使用! お子様連れでも、妊婦さんでも安心してお食事して頂けます

長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記

2023-08-29 15:26

今更、味の素ってどうよ?・・・③


さて、堀江氏の発言である、

「自然界由来と工場由来の違いこそあれ、味の素も昆布
も同じグルタミン酸である。」

・・・が果たして、本当の意味で同じなのか?・・・

高卒のワタシが、多角的に深掘りたいと思います。

味の素は、正確にはグルタミン酸+ナトリウム・・・・
グルタミン酸ナトリウムです・・・グルタミン酸ソーダと
も言います。


グルタミン酸は自体は水に溶けにくいので、ナトリウムを
プラスして乾燥さしたものが、グルタミン酸ナトリウムで
す・・・あの顆粒状の白いヤツですね。


結果、水に溶けやすくなり保存も効き、調味料として使い安
くなったんですね。


原材料は「サトウキビ」と言い張ってますが、正確には「廃
糖蜜」です。


この「廃糖蜜」とは、サトウキビや甜菜糖から砂糖を精製し
た後に残る、コールタール状の物体です。


ちなみにサトウキビにはグルタミン酸は含まれていません
・・・当然「廃糖蜜」にも含まれていません。


「廃糖蜜」と「化学合成したアンモニア」を、グルタミン酸
を生産する「菌」の「エサ」として与え、発酵させます。


(そこに使われる菌は、「遺伝子組換えのコリネ型細菌」と
言う「遺伝子組換え」の菌を、味の素は使用しています。)


それにNaOH水酸化ナトリウムを化学反応させ、出来た物が
グルタミン酸ナトリウム・・・すなわち「味の素」です。


ややこしいですか???

簡単に言うと、グルタミン酸を作ることのできる菌(遺伝子
組み換え)のエサとして、「廃糖蜜」と「化学合成したアン
モニア」を使用。


それをエサとして発酵して出来たアミノ酸の混合物に、「水
酸化ナトリウム」を化学反応させて出来た「グルタミン酸ナ
トリウム」が、味の素です。

・・・簡単に言えてるかな〜・・・?

  
これが堀江氏の言う、「工場由来」のグルタミン酸の正体です。


ワタシは潰れかけのラーメン屋店主であり、化学者ではないの
で、これが身体に良い悪いの判断は控えさせて貰います。


皆さんが個々で判断してください。


一方、自然由来の昆布はどうでしょう?


ヨウ素をはじめ、カルシウムや鉄、カリウムなどのミネラル類
、アルギン酸やフコイダンなどの食物繊維、アミノ酸であるラ
ミニンなどが豊富に含まれています。


グルタミン酸としてのタンパク質は、全体の7%程度の含有量

です。

これは誰が見ても、身体に良さそうですよね。


昆布のグルタミン酸は全体の7%程度の含有量に対し、味の素
はグルタミン酸ナトリウムが97.5%の含有量です。


まあ当然、グルタミン酸ナトリウムに特化した商品なので、
栄養云々を言っても、意味はないのですが・・・。




さて・・・この角度から考えて「味の素も昆布も同じグルタ
ミン酸」という括りで良いのでしょうか?



東大卒の堀江氏と、高卒のラーメン屋店主では頭の良さでは比
べ物にならないでしょうが、アホのワタシにはどうしても「同
じグルタミン酸やん!」・・・とは言いにくいな〜・・・と。



もう少しこの「味の素」論争・・・多角的に深掘りしたいと思います。