長久手町にある無添加ラーメン屋さんの日記
2018-06-26 23:17
「冷しつけ麺」のその歴史など・・・・。
この梅雨時になりますと、ラーメンは売れなくなります。
この6月という時期は、ラーメン業界は売上があまり良くないのでは
ないかと・・・勝手に経験上、想像しています。
もちろん、「まんまる堂」も6月はご多分に漏れず、売上は
良くないです・・・あと2月も良くないですね・・・当然ですが。
これも経験則なんですが、気温の上下動が激しいと客足は伸びないです。
よく行く仕入先のスーパーの従業員の人も、同じこと言ってました。
それにましてこの梅雨時の前後は、湿度の上下動も激しいので、
さらに伸び悩むのではないかと、勝手に推測しています。
だから大手のチェーン店は、5月のゴールデンウィークあたりから、
「冷たいメニュー」を始めています。
いつもその表記を見て、「早や!」・・・と、呟いています
・・・車の中で。
その対策として豊橋時代に生まれたのが、「冷しつけ麺」です。
奇跡的に潰れることを回避し続けてきた我が「まんまる堂」の、
期間限定メニューの歴史の始まりであり、今なお続いている
ロングランの限定メニューなんです。
最初はラーメンで使っている麺を、冷して締めて出していました。
これはこれでなかなかに美味しかったのです・・・・が。
まだその当時、今ほどラーメンに関する情報が少ない中、
中華料理の本に「翡翠麺」という、ほうれん草を使った麺が
紹介されてたのを見て「この清涼感溢れる見た目はいいな。」
と、インスパイアされたのを記憶しています。
そしてその「ほうれん草」は夏場無農薬の物が手に入らないので、
夏場に無農薬の物がてえに入りやすい「モロヘイヤ」で翡翠麺ぽく作ったのでした。
この麺は当時、ワタシが作っていたのではないのですが、
今思い返すと、とてつもなく手間暇掛かってたと思います。
無農薬のモロヘイヤを買ってきて、枝から葉を選別し、茹でて、ミキシングし
それを練り込んで麺にしていたのですから・・・。
まあ、とてもとても暇なお店でしたので、時間はありましたから・・・。
豊橋時代はこのモロヘイヤの麺で、押し通したんだと記憶しています。
モロヘイヤも粉末を使えば簡単なんでしょうが、ほら・・・なにせ
・・・本当に本当に本当に・・・潰れかけでしたから・・・シャレに
ならないぐらい・・・粉末は高いんです・・・使えない。
もう当時のことを覚えている人も少ないでしょうが、今でも
覚えている一日の最低記録・・・。
昼三人、夜三人・・・・売上7千円・・・・・・・・・・・・。
これ・・・・未だに覚えているもんな〜〜〜・・・・・・・・・。
当時のことを思い出すと、今でも胃がキリキリと痛みますね。
・・・・・・・・おおっと!こんな話をしてたのでは、なかったですね。
ん・・・こんなに長くなるとは・・・続きは次週に!
(C) まんまる堂 無添加自家製ラーメン 愛知県長久手市