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『栄養学』のウソ?ホント?⑥

カテゴリ : 栄養学のウソ?ホント?

前回は必須アミノ酸の観点から、『主食』としての小麦とお米を

『栄養学』的に比較してみました。

 


このように積年の研究により、食べ物にはどのような栄養素が

含まれているのかが、かなり解明されてきたみたいです。

 

 

しかし、かなり解明されてきたというのも事実らしいのですが、

本当はまだ解明されていない事が沢山ある・・・とも言えるのです。

 

 


そんなに簡単に、この複雑極まりない我々の身体のシステムの中で、

その栄養素が身体の中で、正確にどのような働きをしているかなんて、

解明されていると思いますか?

身体のシステム自体もすべてが解明されてないのに、栄養素の働き

だけが全部分かっているなんて話・・・ちょっと無理がありますね。

 

 


でも、「コノ食べ物に含まれている、この成分がアレにキク!」

みたいなフレーズ・・・まるですべてが分かっているかのようですよね。

もちろんそのような側面も最新の研究で解明されたのでしょう。

 

 


でもそんな単純に語れる話ではないみたいなんです。

もっと複雑に色んな栄養素が絡み合って「この成分がアレにキク!」

という状態になるそうです。

実はその詳しい仕組みは、専門家にもよくわかってないのが現状だそうです。

 

 

例えばビタミンC。

風邪の予防になるだとか、美肌効果、抗酸化作用があるだとか・・・。

その効用は多岐にわたる、もっともポピュラーな栄養素でしょう。

 


昔ワタクシなんかはビタミンCを含む食べ物やサプリメントを摂ると、

身体中にビタミンCが行き渡り、そのビタミンCの効用で

免疫力もアップしどんどん元気になっていくイメージでした。

 

 

しかし実際にはビタミンは一人では何にも出来ない甘ったれです。

ミネラルの助けを借りなければ、何も出来ない半人前です。

 

 

ビタミンとミネラル、これら2つの栄養素はお互いに補い合って働く

という性質があるそうです。

ビタミンCというビタミンを活用するためにはミネラルの銅が必要ですし、

鉄というミネラルはビタミンCの働きによって吸収が促進されます。

 

 

ビタミンとミネラルは相互にその働きを補いあっているそうです。

ビタミンは私達の体になくてはならないものですが、ミネラルの

助けを借りなくては、その効果を発揮できないんだそうです。

ミネラルの立場からすればその真逆ですね。

ビタミンの助けを借りてはじめて仕事になる。。

 

 

したがって、どんなに多くのビタミンを摂取しても、ミネラルが

体の中に不足していると意味がないということになります。

 

 

そしてそして食物の主要な栄養素である炭水化物、タンパク質、

脂質はそのままではエネルギーにならないそうです。

これらの栄養素をエネルギーに変換するためには酵素とよばれる

物質が必要で、その酵素とこれら栄養素との間で潤滑油的な役割を

果たすのが、ビタミンとミネラルなのだそうです。

 

 

どうです?複雑でしょ?

すべての栄養素はそれ単体で効果を発揮するのではなく、色々な

栄養素同士で化学反応を起こしながら、仕事をしているらしいです。

そして現状で、栄養素同士で化学反応のすべてが、

正確にわかっている訳ではないのです。

 

 

と言う事は、「コノ食べ物に含まれている、この成分がアレにキク!」

なんて、参考程度に「へ~」と聞き流す程度でいいんじゃないですか?

トマトの回でも書きましたが、トマトがダイエットにイイとか情報が

流れると、トマトを買い漁る・・・なんて意味が無いでしょ?

だってまだ本当の意味で何も分かってないんですから・・・。

 

 

ちょっとトマトの話で脇に逸れてしまいました。

続きは次回に・・・。


 

2013-01-21 23:47:51